あらすじ紹介
俺はアルバス・アーキントン。冷酷無情な男である。
エルフの奴隷少女を助けたのも「売れば金になる」からだ。
断じて優しさから助けたのではない。
彼女を幸せに、じゃなくて商品価値を高めるためなら何でもしよう。
俺にはその力がある。
だって俺は、最強にして最後の魔法使い族に転生したのだから。そのはずなのだから――。
唯一最強の魔法と悪人ムーブでしれっと人助け!
転生魔法使いとエルフの数奇な運命がいま、動き出す!
第4回ドラゴンノベルス小説コンテスト大賞受賞作、
魔法ファンタジー×シリアスコメディの新シリーズ開幕です!
みんなのデータ
-
0評価する
-
2読みたい
みんなからのレビュー
-
Liuche
27【KU】殺人鬼ばりの凶悪面した主人公がツンツンしながらも優しさを振りまくのを眺める作品?記憶にないけど伝説上の人物でもあり種族でもあって剣の達人という詰め込みパック。主人公最強感も味わえるね。 続きを読む…
ネタバレあり -
菊地
3ひねくれた評判の悪い主人公が、悪役ぶりながら奴隷甘やかすタイプの話。 この系統の話として特別な面白味がある訳でもなく、「魔法使い族」という設定も魅力や面白さに繋がっている訳でもないので雑な設定にしかなっていない。 特別悪いところがある訳でもないから「何でもいいからこの系統の作品が読みたい」という人にはいいかもしれないけど、そこ止まりの凡作という印象。 続きを読む…
ネタバレあり -
ラノベ大好き
2KindleUnlimited。そこそこ面白かった。ズタボロで可哀想な奴隷の子を拾って優しくしてデレさせる王道展開。この手の話は好き。主人公は悪く振舞ってるつもりのただのツンデレ。お風呂に入れてあげるのを「傷口に無理やりお湯を沁みさせて苦痛を与えてやる」だとか、温かい食事を与えるのを「無理やり口に食べ物を詰め込んで腹を一杯にさせてやる」とかみたいな感じ。でも悪人に対しては容赦なく殺す性格。アルウちゃんが可愛いかったのはよかった。ただ、それ以外に特筆して魅力を感じるところがなくて個人的にはちょっと物足りない 続きを読む…
ネタバレあり -
ききぞう
2大変面白かったです。 ストーリーは月並みですが、それを補ってあまりある会話のテンポの良さと、文章のセンスが秀逸です。 続きを読む…
ネタバレあり
製品情報
-
レーベル
-
発売日2023/08/04
-
定価1430円(本体1300円+税)
-
ISBN9784040750828
パートナーのおすすめレビュー(宣伝)
自称悪人アルバスの魅力と可愛らしさに心をグッと掴まれるッス!
そのために彼は悪の道を歩むことになるッス! そこで貴族の玩具にされていたエルフの奴隷アルウに目を付け、売人から彼女を奪い取り、自分の所有物にしようとするんスよ……。弱り切った彼女に、これ以上どんな酷い事をするつもりなんスか~!?
すると彼はまず綺麗なお湯でアルウの身体を拭き、温かい食事をゆっくり食べさせて、傷だらけの身体を魔法の力で癒しちゃうッス! ああ、なんて恐ろし……アレッ!? 全然ひどくないッスね!?
アルバスは心の中で自分は優しくないと言い聞かせながらも、行動に優しさを隠せていないんスよ! だから彼がいくら悪ぶっても、アルウから見れば自分を助けてくれた優しい救世主なんスよね。それで彼女から懐かれるとアルバスは物凄く困惑してしまうんス! その様子がなんとも微笑ましいんスよね~! 自称悪人アルバスの生き方、在り方には心をグッと掴まれるコト間違いなしッス!
戦略パズルのような戦い方に手に汗握るよ!
だけど魔法は使い続ければ、世界を歪め過ぎた者と認識され、消滅させられるかもしれない危険な力なんだ。強い力には、リスクが伴うというわけだね。そんなアルバスに与えられた「歪みの時計」と言う道具は、彼が歪めた世界の法則を、時間として表現してくれる物なんだよ。この時計が12時を回る時、アルバスもまた破滅してしまうんだ……!
時計の針は1日経てば1時間針が戻る仕掛けで、アルバスはこの時計を確認しながら、考えて魔法を使い戦う事になるんだ。敵の強さを把握して、この程度の相手ならば怪力の魔法を10分使う…といった感じにね。
時計の針を見ながら魔法の力を管理していく戦い方は、まるで戦略パズルのようで手に汗握ってしまうんだ。こんなに魔法を使って残り時間は大丈夫かな…なんて、読んでる方もハラハラさ。ただチート能力を奮うだけではない、スリリングな頭脳戦も醍醐味な一冊だよ!