彼とカノジョの事業戦略 2 詐欺師は、“嘘”をつかない。
選抜試験を無事突破した成と伊那。強者たちとの戦いを前に、緊張を隠せない二人。そこに現れたダークホース、第6位・唯村阿久麻。そして現経済界の帝王、第1位・九十九弥彦。<世界権競争>本戦が今、幕を開ける。
初鹿野創
(著)
/
夏ハル
(イラスト)
シリーズ:彼とカノジョの事業戦略(ガガガ文庫)
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あらすじ紹介
経営の王たちの戦いが、ついに始まるーー。
育英生選抜試験を無事突破した、成と伊那。ここからは、日本トップクラスの強者達との戦いだ。特に警戒すべきは<BIG・7>と呼ばれる上位7名の時代の寵児たち。緊張をあらわにする二人だが、目の前に突如奇抜な格好の少女が現れる。「いつでもハッピー<アクマちゃん>でーす!」試験を最下位から6位まで押し上げ突破した、ダークホース・唯村阿久麻。さらに立ちはだかるは、自己株『1兆円』の1位通過者、現経済界の<帝王>九十九弥彦。成と九十九には、なにやら因縁があるようで……。<世界権競争>本戦が今、幕を開ける。ビジネス頭脳バトル第二弾!
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みんなからのレビュー
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よっち
31育英生選抜試験を無事突破した真琴成と環伊那。世界権競争本戦に臨む二人の前に、最下位から6位まで押し上げ突破したダークホース的存在で、如奇抜な格好の少女・唯村阿久麻が現れる第二弾。現経済界の<帝王>九十九弥彦と成の因縁、そして課題として出された循環可能型未来都市モデルの提案、九十九に対抗するため奏晶や調布といったライバルたちとの協力を模索する成。今回は因縁の相手を意識し過ぎて焦りから足下を掬われた感がありましたけど、むしろ自分たちの現在地を知るいいきっかけになったのかもしれないですね。ここからの逆襲に期待。 続きを読む…
ネタバレあり -
わたー
19★★★★★育英生選抜試験を無事に突破したのも束の間、選抜試験上位20人による世界権競争本戦が始まるという2巻。本選のルール、暫定トップの人物と主人公との確執、一癖も二癖もある自己株評価額トップ7「BIG7」の面々など、これからの物語の広がりを感じさせる内容で、この巻の立ち位置はまだプロローグといった印象を受けた。とはいえ、1巻で感じたトンデモビジネスバトルという要素はパワーアップしていて面白かった。題材こそビジネスだが、このバトルモノ漫画にいそうなキャラ造詣の経営者たちが私の琴線にバシバシ触れて良かった。 続きを読む…
ネタバレあり -
ツバサ
151巻は個人戦、2巻はグループで競う感じでスタンスが違って興味深い。成がわかりやすく空回りしているが、伊那が目を覚まさせてくれるのはまさにパートナーで良き。ビジネスはそんな上手くいかない。次巻以降の成と伊那の逆襲に期待。ブログにてhttps://wing31.hatenadiary.jp/entry/2023/08/20/204115 続きを読む…
ネタバレあり -
のれん
15元ネタ企業が非常にわかりやすく、日本の大企業間の経済競争をモデルにした感覚。日本も大概、家族親族経営の大粒大企業が列をなして勢力を作っている。固定された企業利益の間でコンサルタントは嘘ではない程度に捻じ曲げた「真実」を口にする。今作は理想主義の社会を論じるための作品なのだと改めて。ただ一つ、作中の都市モデルの選出がおかしい。関東限定は良いとして、なんで一番描写されているのが山梨県なん? しかも一つだけ観光地どころか高速道路の土産まで描かれる。作者の地元? 唐突なダイレクト故郷アピール笑ったわ。 続きを読む…
ネタバレあり -
むらを
12今回もとても刺激的で、今後のストーリー展開への期待が大きく膨らみました。 WBFの世界権競争第一回必須課題として未来型都市開発の提言をすることに。 機密事項であるため、外部との協力は駄目だよという無理ゲーに若き天才たちが挑む。 正直言って今回は前回のようなカタルシスを感じる内容ではありませんでしたが、成と伊那が今後、九十九を初めとした一流経営者たちとどうやって渡り合っていくのか楽しみにさせてくれました。 それにしてもアクマちゃんの思想が伊那ちゃんと対比になっているのがとても印象的ですね。 続きを読む…
ネタバレあり
製品情報
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レーベル
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発売日2023/08/18
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定価858円(本体780円+税)
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ISBN9784094531435