生贄姫の幸福 孤独な贄の少女は、魔物の王の花嫁となる 1
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生贄姫の幸福 孤独な贄の少女は、魔物の王の花嫁となる 1

不遇な生贄の少女が、本当の愛を知る珠玉のシンデレラストーリー。
雨咲 はな (著者) / 榊空也 (イラスト)
シリーズ:「生贄姫の幸福」シリーズ(オーバーラップノベルスf)

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あらすじ紹介

贄となって食べられるはずが、花嫁として魔物の王に優しく愛されて――!?

幼い頃から、生贄として魔物の王に身を捧げて死ぬことこそが“幸福”だと教えられてきた王国の第二王女・リーディア。
国王や王妃たちから見向きもされず、離れに一人ぼっちで閉じ込められながらも願うのは、せめて課せられた役目をまっとうすること。
ついに迎えた運命の日。
魔物の王・ルイの来訪に人々が怯えるなか、彼から告げられたのは……!?
「やっと見つけた、俺の――花嫁さん」
生贄としてルイにおいしく食べてもらうため、張り切って自らを差し出すリーディア。
だがルイは彼女を花嫁として扱い、一向に食べようとしない。
さらには、人としての生き方を知らないリーディアに料理を教えたり、外の世界に連れ出したりしてくれる。
初めての温もりに戸惑いつつも、ルイに手を引かれながら優しい日々を重ねていくリーディア。
沢山の温かな感情を得ていくなか、やがて彼女は本当の“幸福”を知る――。

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みんなからのレビュー

  • ラナンキュラス

    魔物の王の生贄になるために育てられてきた王女ヒロイン。遂に訪れた約束の日にやって来たのは、彼女を花嫁として迎えに来たと言う青年で。web版既読。面白かったです。純粋培養でヒーローに美味しく食べて貰いたい一心のヒロインの言動がコミカル。だが今までこの異常な状況に何の疑問もなく育ってきた彼女が哀れでもあった。ヒーローと出会ったことで生きたいという気持ちが芽生えて本当に良かった。ヒロインを大切にする一方で、彼女を平気で犠牲にしてきた王族を見捨てる黒さのあるヒーローもよき。続きもあるようで楽しみ。イラストも素敵。 続きを読む…

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  • よっち

    五十年前の誓約により、幼い頃から生贄として魔物の王に身を捧げて死ぬために生きてきた王国の第二王女リーディア。ついに迎えた運命の日、魔物の王ルイが来訪して彼女に本当の幸福を教えてゆくファンタジー。花嫁を迎えに来たつもりだったのに、美味しく食べてもらえるよう日々精進してきたリーディアとの認識のズレがあまりにも大きいことから、滞在の期間を延長して彼女に様々なことを経験させて、明らかにしてゆく五十年前の真実。不安を募らせてゆく国王たちは浅はかだな…と思ってしまう結末でしたけど、彼女は幸せを見出せて良かったですね。 続きを読む…

    ネタバレあり
  • ころころ

    五十年前の悪魔との契約により生まれた時から生贄として育てられてきた王女ヒロイン。その存在はごく一部にしか知らされておらず離れで隔離されている。そして十七歳になった今年がその五十年に当たる年。いよいよその日を迎え召喚陣から「影の王」が現れるが…。面白かった!生贄として育てられていたヒロインとのことで、悲壮感しかないのかと思ったけど何か違う?ヒーローの軽い登場で更に違和感増大。でも誰とも繋がりを持たず、全てをシャットアウトされた状態で生贄=皆のためになると言い聞かされ続けたらそういう思考になるのも当然か。 続きを読む…

    ネタバレあり
  • nishiyan

    五十年前に結ばれた魔物の王との契約のために幼い頃から生贄として育てられた第二王女リーディア。そして運命の日に魔物の王ルイが来訪したことから始まるファンタジー。生贄であることが自身の拠り所だったリーディアを若干の下心を持ちつつ、彼女に様々なことを経験させながら、温かく包み込むルイの関係性は実に心地よい。それに対して人間性を失っていく国王ら有様は残酷でありながら、彼女が新しい世界へ飛び込むためには彼らの醜悪さは決別のためにも必要だったといえる。ルイの国へ渡ってからの仲の良さは糖度満点で…(笑)。次巻が楽しみ。 続きを読む…

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  • アマノサカホコ

    東大阪市図書館。生贄少女の情操教育1巻。魔物討伐の対価に娘を差し出すと約束して...生まれた瞬間から生贄として育てられ最高の生贄になりますと前向きな王女リーディアとソワソワと契約を楽しみにしていた感情が尻尾に現れる魔物ルイとの漫才ラブコメ。生贄とお嫁さん2人の齟齬が面白いし、主役2人の時間がたっぷりと描かれてリーディアの心が育つのが良い。ルイが何者なのかの謎も散りばめてあり終始楽しんだ。ルイがリーディアを気に入った描写がないのが残念。会うのを楽しみにしていたルイ視点でもあればよかった★★★★続きおかわり 続きを読む…

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