
あらすじ紹介
「モブ」に徹したいのに、なんでみんな僕に構うんだ!?
銀河大帝国――人類が生息可能な惑星のある宙域の7割を国土としている大国でジョン・ウーゾスは、傭兵を生業としていた。
「オタク」「モブ」を自認している彼は「分不相応・役者不足・身の程を弁える」をモットーにし、日々を穏やかに過ごそうとしていた。
ゆえに、イベントが起こりそうなフラグはいつでも全力回避!
すると、いつも「なぜか」続々と自滅していく周囲の主人公キャラたち……!
どんな依頼に際してもウーゾスは、変わらずモブを貫こうとするのだが――。
「簡潔に申し上げます。私に乗り換えませんか?」
「私のチームにスタッフとして来てくれないか?」
モブに徹してきたことで培われた、迅速かつ的確な判断力と、些細なことに動じない精神力。
ある者からは畏怖を込め「土埃」と称される能鷹隠爪な彼を、虎視眈々と狙う者が現れはじめ……?
実は超有能なモブ傭兵による、無自覚爽快スペースファンタジー。
ここに開幕!
みんなのデータ
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3
評価する -
2
読みたい
みんなからのレビュー
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尚侍
6とっても面白かった。この手のジャンルはモブと言いつつも実は俺tueeeeじゃないかと思わされる作品が多いのですが、本作はそうした要素は物語が成立する範囲で残しつつも、基本的にはタイトル通り身の程をわきまえているので、物語の展開とタイトルとの間に乖離がないのが実にいいですね。難点があるとすればこの路線を突き詰めていった先にどのような展開が待っているのか?といったところになりますが、この主人公であれば様々な誘惑に負けずうまくやっていくと思うので、そのあたりも気にしながら読んでいきたいですね。 続きを読む…
ネタバレあり
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菊地
2個人的な好みで言うと、活躍に見合った評価はされてほしいと思うし、過小評価されて周りから見下されるような展開は歯がゆく感じてしまうので、周りから評価が正当じゃなくても気にせず、処世術の範疇とは言え貴族と平民の格差による理不尽な扱いに抗わず、随所で卑屈な態度を示す本作はやや好みから外れる。 ただ、能力一つで活躍するスペオペ自体は好きなので、正直作品自体は割と面白かった。 今後どうなるかは分からないけど、主人公が表舞台に立つ日を期待しながら続きも読みたいとは思います。 続きを読む…
ネタバレあり
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KOU
0タイトル買い。「主人公属性の連中」のルビに「いやなやつら」と振ってあるところがいいね(笑)。面白かったので、Web版で続きも読んできた。 続きを読む…
ネタバレあり
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あさい
0原作既読。オーバーラップ大賞の銀賞受賞後改稿がされたのかかなり読みやすくなってる印象で面白かった。父がリストラにあったり高校の同級生が教師の私欲によりほぼ9割以上が殺されてしまったという過去を持つ。しかし宇宙で傭兵家業に自分なりの流儀で慎重に準備しつつ、堅実に生きていた。実は堅実なお陰で上級の実力を持っているが貴族などのしがらみや面倒を嫌って今の地位に甘んじる。それを気に入らなかったり…というお話。生き残りの同級生どっちも主人公評価してる。ヒロインは挿絵で魅力が増したという感。続刊が楽しみ。 続きを読む…
ネタバレあり
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Junta
0★★★★★ 小太りの傭兵が、身につけた処世術で、貴族と平民の格差の厳しい世の中を渡っていく話。短編形式で読みやすい。卑屈に見えるところもあるが、そこまで注意しないと被害を受けたのだろう。Web版も含めてとても好み。続きが楽しみである。 続きを読む…
ネタバレあり
製品情報
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レーベル
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発売日2023/07/25
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定価1430円(本体1300円+税)
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ISBN9784824005571