あらすじ紹介
突如として人類の敵である怪人が出現してから約一年。迷い込んだ研究施設から戦闘スーツを盗み出した穂村克己は、“黒騎士”として暗躍していた。自身を襲ってくる怪人を倒したり、時には怪人に襲われている人を助けたり。しかし所詮は盗んだ戦闘スーツで自由を謳歌し、怪人との戦闘で街を破壊する犯罪者。『正義の味方“ジャスティスクルセイダー”に敗れ、死を迎える』それが克己の思い描く黒騎士の最期。だったのだが……なぜかジャスティスクルセイダーに勧誘されることに!? 実は世間では黒騎士はダークヒーローとして人気者だった上に、衝撃の事実が明らかに!? 果たして黒騎士の運命は――。自身をワルモノだと思い込む勘違い系ダークヒーローと、その熱狂的ファンによるドタバタコメディ、開幕!
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みんなからのレビュー
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こも 零細企業営業
20作家さんの名前と2巻が発売するので読む。初っ端からクライマックスで悪の親玉を討伐。その後に、協力していた3人と決着をつけようと戦ったら敗北。自爆しようとしたら爆弾を解体されて囚われの身となったが、、彼の評判は正義側の扱いになっていた。ただ、彼は自身が正義側の人間ではないと云うが、それには彼の過去が関わっているようで彼の内心はかなり壊れているもよう。だから触れられたら笑いが止まらなくなる怪人に触られても笑えなかったと云うエピソードが不気味に思えてくる。だからプロトタイプのスーツに適合出来たのか? 続きを読む…
ネタバレあり -
サケ太
8黒騎士による、世論的にも性格的にも無理だと思われる抵抗。彼のスタンス的には、ヒーローとかけ離れていると思っている様子だが……。シリアスとギャグが同居する様な感じながら、ヒーローもの的な熱さも持っている。良い作品。 続きを読む…
ネタバレあり -
真白優樹
8突如として怪人と呼ばれる存在が発生するようになった世界で、偶々持ち出した試作スーツで戦っていた少年が、正義の味方に保護され始まる物語。―――不格好なワルモノが正義を振るい、無敵の力がその身に宿る。 ワルモノかと思えば世間的には絶対無敵のヒーロー、そんなちぐはぐさとドタバタの中に、一抹のシリアスの気配とヒーローものの熱いバトルがある巻であり、まっすぐに胸を打つ面白さがある物語である。一つの戦いの中、強者に認められその身は傷つき。果たして不器用なワルモノは本物のヒーローになれるのか。 次巻も勿論楽しみである。 続きを読む…
ネタバレあり -
久利大也
3盗んだスーツで勝手に怪人と戦ってた黒騎士くん、世間からはふつーにヒーロー扱いされてた! ぐいぐいくる3人娘をどうにも無碍に出来ない黒騎士くんの善人っぷりと、ドタバタしながらちょっとずつ気持ちが変わっていくのよかったです。 怪人が割とガチで卑劣なので、真正面から殴り飛ばしてくれるの気持ち良かったですね。変身ボイスでめっちゃテンション上がりました 続きを読む…
ネタバレあり -
史
2特撮モノ。終わったと思ったら始まりだった、そんな締め方。日常系と思いきや、やっぱりひーろーものである。一方で掲示板が挟まれるのはちょっとハテナではある。ニュース記事やワイドショーや有識者のインタビューなんかも挟んだ方がね(色々と面倒くさいだろうが)。まあでも良い感じの雰囲気であることには違いなく。悪くない。 続きを読む…
ネタバレあり
製品情報
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レーベル
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発売日2023/06/30
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定価1430円(本体1300円+税)
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ISBN9784047374959
パートナーのおすすめレビュー(宣伝)
盗んだスーツで怪人をタコ殴り!! 自分のことは「ワルモノ」だと思っていたけれど…?
使っているのも盗んだヒーロースーツ。怪人相手とは言え、倒れるまでひたすらタコ殴りにするという凶暴すぎる戦闘スタイル。確かに悪役っぽく見えるし、本人も自分をヒーローだとは思ってない。でも、周囲の評価は違うみたいで…?
なんと彼は、本人の知らないうちに大人気のダークヒーローになっていたんだ! 「自分のためだけに戦っている」とうそぶく彼だけど、傍から見れば誰よりも勇敢に怪人に立ち向かってるんだよ。だから、ヒーローの少女達もか弱き市民も彼を絶賛。実際、人類を救ったんだからもっと自信を持っていいのにね。
そんな彼は、過去に重いトラウマがあるんだ…。そのせいで自分は誰からも必要とされないって思い込んでるみたい。彼の深い悲しみを知れば、その自信の無さにも寄り添いたくなるはずだよ。そんな二面性を併せ持つダークヒーロー・黒騎士の生き様に、シビれちゃう作品さ!
仲良くなりたい3人と鈍感な黒騎士くん。コントのような掛け合いに思わず笑っちゃいます♪
元気っ娘で素直なレッド、インテリでクーデレなブルー、素朴で優しいイエロー。三者三様の美少女たちが、「仲間になって!」と言って毎日部屋に押しかけるだなんて、どんな天国なんですか~!
今までひとりで生きてきた黒騎士くん。うっとうしそうに突っぱねてるくせに、なんだかんだまんざらじゃないみたいですね〜。ヒロイン三人と当たり前の日常を過ごしたり、命がけで共闘したりを積み重ねるうち、彼女たちを仲間として認めるようになるんですよ。孤独だった男の子が、ヒロインたちに出会ってだんだん心を開いていく様が、ほんっとうに愛おしいんですっ!
彼女達のみえみえの好意にも黒騎士くんが全く気付かないところがまたじれったいんですよね~。なんとかして黒騎士くんと仲良くなりたいヒロインたちと、それをなんとか追い払おうとする彼とのコントのような掛け合いに、くすっと笑っちゃうんです!