あらすじ紹介
手紙の送り主と思われる男“ギルバート”を捕まえたアンたち。
ところが男は記憶喪失な上、彼が本当にアンの父なのか知るべく旅立った途端、アンが攫われてしまう!
――連れ去られた先は、人と妖精が共生する美しい楽園。
ここでシャルやミスリルと暮らし、楽園を維持するための砂糖菓子を作って欲しいと頼まれ戸惑うアン。だがシャルは楽園自体を怪しんでいて……?
銀砂糖師の少女と妖精が紡ぐ心に染みるファンタジー!
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みんなからのレビュー
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ころころ
11新章第二巻。ギルバート・ハルフォードからの手紙が届いて三日、朝の散策から戻ると送り主らしき男の姿が。シャルが捕まえるも、彼は記憶を失っているという。手掛かりを得るためアン達は手紙にあった町に男と共に向かうことに。しかし途中の宿場でアンが男に攫われ…。深い話だった。人間王と妖精王との誓約により公式的には対等になった人間と妖精。しかし現実は厳しく、その関係性が真に実現しているのは一部の砂糖菓子工房だけ。そんな現実を知るアン達が連れて行かれたのは人間と妖精が協力し合って穏やかに暮らしている「楽園」。 続きを読む…
ネタバレあり -
まぁ
8生きるためには自分の意思をもって考えなければいけない、というのが最初から通してのこの物語のテーマなのかもしれません。なんというか誰かへの依存は愚かだけど、憎むことでもない、なぜなら当たり前だからっていう考え方が、だからこそ依存しないで自分で考えることが尊いんだという反語のようでした。ギルバートさんは本当に父親なのかと驚き。 続きを読む…
ネタバレあり -
色素薄い系
6前回で謎だった人や妖精は今回でほとんど謎が解けたので次回以降記憶探しでどんな事件に巻き込まれる事になるのか。セラの「人間が妖精を使役するなら妖精が人間を使役してもいいじゃない」という考え方は間違いなく人間がもたらしてしまった考え方なのでまだまだ共存する世界は遠そうです(妖精は隣人の考え方が浸透するにはまだ全然時が経過していないから当たり前なんだけど)。シリアス展開の中でも安定のミスリルの騒がしさが癒やしですね。かつての仲間が再登場するのを楽しみにしたい。 続きを読む…
ネタバレあり -
輝夜
6アンの父親【ギルバート】は本当に生きていた。記憶喪失になっていても、妖精と対等であろうとする姿はやっぱりアンの父親なんだよね。セラとリラの楽園の真実も切なかった。いつか、妖精と人間信じ合い、共存していける世界にどうかなっていけますように。 アンとシャルのいちゃつきが若干少な目だったので、次巻ではぜひもっとお互いを恥ずかしがらせてください!笑 続きを読む…
ネタバレあり -
シュウ
5本当に父親だったのか。とは言え、まだまだ残っている謎もある。未来よりも今をどうすればと思う心は人も妖精も同じなのかも。 続きを読む…
ネタバレあり
製品情報
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レーベル
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発売日2023/08/01
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定価770円(本体700円+税)
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ISBN9784041138502
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公式サイト