あらすじ紹介
世界が終わりを迎えるまで――およそ一年。
英雄の生まれ変わりとして召喚された大咲空は、この終わりゆく世界で過ごす中で、魔法使いの少女ユーリに恋をした。
学園の襲撃やユーリの暴走、数々の困難を乗り越えた空は、ついにユーリへと想いを伝え――。
「……アイ? 言葉の意味は知っていますけど……『好き』とは少し違うものですよね?」
「……うーん。それじゃあ、『好き』と『愛』との違いを一緒に勉強してみようか」
「えっ? ……い、一緒に?」
限られた刻の中で少しずつ距離を縮める二人の前に現れたのは――吸血鬼の少女。
自分と違って積極的に空へ“好き”を伝えるその存在に、ユーリは次第に焦りを募らせ、恋することの意味を知っていくーー。
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みんなからのレビュー
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よっち
27学園の襲撃やユーリの暴走、数々の困難を乗り越えついにユーリへと想いを伝えた空。限られた刻の中で少しずつ距離を縮める二人の前に、吸血鬼の少女クリスが現れる第二弾。積極的に空へ好意を伝えるクリスに、次第に焦りを募らせて恋することの意味を知ってゆくユーリ。クリスが空に執着する理由と、彼らの前に現れたもう一人の少女が抱えている事情。英雄を巡る過去がまた明らかになって、クリスたちが直面している状況もまた複雑で切なくなりましたけど、みんなが誰かを想ってのすれ違いにしっかり向き合って乗り越えることができて良かったです。 続きを読む…
ネタバレあり -
碧海いお
112巻目になりましたが、内容自体は面白いと思いますが。 やっぱり、ゲームだとか1回買っただけで終わられるもので販売すべき作品だったかのように感じます。1巻を買ったのが去年の12月でリアルタイムで読んでいるとテンポがあまりよくない。 続きを読む…
ネタバレあり -
凜音
10読了 もしも明日、世界が終わるとしたら その日その時にその瞬間に後悔無き選択を… 定められた世界の終わりまでおおよそ一年。 犠牲無くして世界を存続させる手段は現状無く、 終わりへとひた走る。 そんな終わりの世界で芽生えた想いが何よりも尊い物語。物語の余韻に浸りすぎて何処か物寂しくてなのに満ち足りている。元々、終末世界でのボーイ・ミーツ・ガールというのが大好きなのでこの作品も大好きなのです。 渇き切った砂上に雨が降り出して段々と染み入ってくるような感じの読み心地がとても好き。 続きを読む…
ネタバレあり -
真白優樹
9恋と愛の違いが分からぬユーリとの関係がいったん落ち着く中、吸血鬼の少女、クリスが現れる今巻。―――恋ではなく愛、それが世界を護る鍵。 クリス、という恋敵が現れた事でユーリの中で焦りが生まれる中、不死者と言う種族の愛の形が描かれる巻であり、一つの事実が明かされ、それでも空とユーリの二人が愛を望む、より切なさの中の愛が深まっていく巻である。 まだその先に希望は見えないけれど、それでもこの世界で生きていく。段々と近づいてくる最後の時、その時に二人が見るのはどんな景色になるのか。 次巻も勿論楽しみである。 続きを読む…
ネタバレあり -
椎名
8新ヒロインがとても良かった……。恋と愛、世界と大切な人、その天秤にハッキリと私はこちらを選ぶと言い切れるキャラクターは善悪、倫理観がどうであれとても魅力的に見える。娘ではないことをわかりながらも、もう一人の娘として一年間幸せに過ごしていた父の気持ちもぐっとくる。ただ好きな人が、大切な人がもう一度笑ってくれたら。それは何よりわかりやすく、純粋な願いだ。 続きを読む…
ネタバレあり
製品情報
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レーベル
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発売日2023/08/01
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定価792円(本体720円+税)
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ISBN9784041132913