あらすじ紹介
明日香、紗季、ひな。三人の彼女と「三股」をかけていることが学校中に知れ渡ってしまった俺・真田勇紀。そんな居心地の悪い空気の中始まったのは訓練合宿。クラスの団結力を高めるって、こんな空気で一体どうやって!? そのうえ、記憶を失う前の俺と今の俺の違いが、どんどん気になり始めて──
「前のあんたを思い出してよ」
「今の方が優しいなって……」
「確かめたいなら、キスしてみればいいんじゃない?」
少しずつすれ違う中、ついに明日香との過去の記憶が蘇る──!?
記憶喪失サスペンスラブコメ、第二弾。
みんなからのレビュー
-
よっち
35明日香、紗季、ひな。三人の彼女と「三股」をかけていることが学校中に知れ渡ってしまった真田勇紀。そんな居心地の悪い空気の中、訓練合宿が始まる第二弾。最悪な空気の中でクラスで合唱に参加することになり、伴奏を担当する紗季とともに指揮者となった勇紀。一方、彼自身も記憶を失う前と今の違いがどんどん気になり始めて、過去の記憶へのこだわりに対してヒロインそれぞれのスタンスが鮮明になっていって、今回は近い距離にいることが多かった紗季の思うところもいろいろ明らかになりましたけど、均衡が崩れてまた物語が動きそうで続刊に期待。 続きを読む…
ネタバレあり -
のれん
15話を動かすのは幼馴染彼女とミステリアスな新米彼女の二人。過去を求める姿と今の姿から染め直していく姿は対照的で、二人の関係を考えると納得でもある。 過去の自分との対立路線は、思春期の葛藤にも絡めてあり、案外二つの人格が合わさる感じになるのかもしれない。 医者との会話も意味深だし布石になりそうな予感。彼の高校時代の過去。中学時代までなら今の彼にも近しい雰囲気があるのだが、おそらく高校時代の数か月で彼は3股するような「経験」を得たのかもしれない。どういう変化があったのか。次巻での爆発を期待する。 続きを読む…
ネタバレあり -
ひろンゴ
12記憶喪失って設定が単なる都合が良いリセットにならないのが素晴らしい。何を持って人たりえるかと考えた時、パーソナルの確立は自己と他人の認識、即ち記憶なんだなと実感。中盤、その記憶のギャップからくる葛藤で明日香に対して思いを吐露するシーンは中々に胸にくる。その後、記憶喪失後の自身を保ったまま、記憶が復元されることで希望が見出せてなにより。そしてラストの有栖川のセリフと主治医の厄介な患者がリンクするのであれば、次も一波乱ありそうだなぁと楽しみでしかない。 続きを読む…
ネタバレあり -
椎名
11今の彼を肯定する彼女二人と、あくまで記憶を取り戻して欲しいと願う一人。幼馴染みという関係性からも最も過去や思い出があることはよくわかり、だからこそその大切な宝物を共有していたいということは伝わってくるのだが、今の自分を否定される、消えることを願っているように感じられてしまう主人公の言い分も理解できてしまう。三股していたというのは事実にしろ、二人の彼女との関係性がどんなものだったのか、そして医者の同じくらい難しい患者を担当したことがあるという発言とこのオチから様々想像が膨らむ。面白かった。 続きを読む…
ネタバレあり -
AKF-ZERO
9一巻でも感じましたが、軽薄っぽいタイトルからは程遠い、割とシリアス路線な展開で継続するようです。記憶喪失以前からの三股を継続中の勇紀。クラスメイトからほぼ総スカンの厳しい環境の中、自分と三人の彼女達の立ち位置を探っていくメンタルはかなりの強さ。以前の勇紀に戻って欲しい幼なじみ担当の明日香に、今の勇紀を見てるクラスメイト担当の有栖川。案外ここからキーとなるのは勇紀にこっぴどくフられた夢咲かもしれません。後輩担当のひなは、まだ若干蚊帳の外。 続きを読む…
ネタバレあり
製品情報
-
レーベル
-
発売日2023/07/25
-
定価748円(本体680円+税)
-
ISBN9784046826657