あらすじ紹介
「とりあえず最強目指すか」
伝説の陵辱RPGエロゲ【あの深淵(ダンジョン)へと誘(いざな)う声】の世界に転生したハルベルト。
ダンジョンを攻略し報酬を得る冒険者がいるこの世界では「HP0=モンスターに襲われ凄惨な目に遭う。
なのでHPを減らすのは極力避ける」のが常識だった。
しかし、ゲームの知識を持つハルベルトがとった行動は「HPを削っては回復する」という、この世界の人々を驚愕させる常識破りのレベル上げで!?
(端から見れば)狂気的な行動をとるハルベルトは「ぶっちぎりでイカれた奴」だと畏れられ始め――?
エロそっちのけで、ひたすらダンジョンを攻略し「最強」だけを追い求める異世界ファンタジー、開幕!
みんなからのレビュー
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こも 零細企業営業
23エロゲ【あの深淵へと誘う声】、通称【アヘ声】、、なんでこの略称にした!?そんなゲームの世界に転生した主人公、ハルベルトは周りから【黒き狂人】と呼ばれていた。本人はHPをゲーム感覚で管理しているのだが、この世界の常識ではHPを減らす事は死につながる行為なので敬遠されていた。ポーションなどはもしものために持つだけで使用などもっての外。それなのにハルベルトは、結構な頻度でポーションを買う。それ意外にも色々とあるが彼を見て、周りの連中はハルベルトの髪が黒いという事で、彼を【黒き狂人】と呼ぶようになった。 続きを読む…
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まっさん
20★★★☆ 面白かったです。 物語は伝説の陵辱RPGエロゲである「あの深淵へと誘う声」、略してあへ声へと転生してしまった主人公・ハルベルトが、HPが0になる=尊厳を破壊された上で命を散らす世界において原作知識を用いてエロそっちのけでダンジョンを攻略するお話でした。 エロゲーというよりモンスターによる陵辱ゲーという要素が強い世界観で、スライムに生きたまま溶かされ捕食されたり、ノームに土に埋められ腐るまで養分として搾り取られたりと鬱エンド寄りな末路が有り得る世界。そんな世界でHPが少しでも減る事は自身の悲惨→ 続きを読む…
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真白優樹
11伝説のRPG陵辱ものエロゲの世界に転生した男が、エロそっちのけで最強になるため駆ける物語。―――命知らずに突き進む、狂気こそが最強への鍵。 一歩間違えれば陵辱エンド真っ逆さまな道を、笑いながら全てのフラグをへし折り突き進む物語であり、最早どっちが魔物だと言わんばかりの所業に変な笑いが湧く、かもしれない物語である。最強を目指し突き進む、趣味人の酔狂はいつの間にか希望へ。果たして男の爆走は何処まで突き進むのか。そんな彼に魅了されていく人間は、どこまで増えていくのだろうか。 次巻も須らく期待であるべし。 続きを読む…
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尚侍
10ものすごく面白かった。いやーこれはエロゲーマーであれば間違いなく読んで楽しい作品ですね。エロゲの世界でもそっちの要素が薄くイベント攻略要素の方が強い作品はありますが、そこを模した世界に攻略系のオタクが転生すればそりゃこうなるだろうというあたりをうまくなぞっているので、読んでいて非常に楽しかったです。また、その世界観ゆえにエロイベントに対して警戒心が高いのがまた良く、うまいところに目をつけたなと思いました。物語の展開的に三巻で終わりそうな雰囲気ですが、そこまではきっちりと描き出してもらいたいですね。 続きを読む…
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八岐
10★★★★ 渾名が狂人って、こいつアタマおかしい以外の意味がないじゃないですか。実際その通りなのですが。前世持ち故の価値観の違いとかじゃない。ゲームと現実の区別がついた上でゲーム基準を現実に当てはめてしまえるブッチギリにヤバいヤツである。表紙絵だと普通に爽やか青年に見えるけど、基本眼が奈落みたいな黒い虚だからなあ、こいつ。これで普通に社交性とか倫理観があるので、ダンジョンに潜らないとそのヤバさがわからないというのは結構な地雷じゃないだろうか。あと、ノームの子をあそこまで無理やりヒロインにするとは思わんかった 続きを読む…
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製品情報
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レーベル
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発売日2023/06/25
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定価770円(本体700円+税)
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ISBN9784824005236
パートナーのおすすめレビュー(宣伝)
前世の知識で最強な主人公と周囲のすれ違いっぷりが笑えるッス!!
ダンジョン攻略に熱意を燃やすハルベルトッスけど、その思いとは裏腹に異世界の住民は彼を恐れちゃうッス。自身のパーティにギルドの人達を誘っても全力で拒否されたり、仲間を増やそうと奴隷市場に赴いても肉壁を探しにきたと思われてしまったり…。まぁ、冒険者が束になってもかなわない敵を瞬殺する光景を見れば致し方ないッスよねぇ~。
ダンジョンを攻略する度にハルベルトの体は鍛えられ、レアアイテムもどんどん増えてきたッス。その結果、凶悪なモンスターを倒すことで街への被害が減ったり、致命傷だった人をレアな回復アイテムを使って治したりと、気づけば皆のために貢献していたッス~。最初は「狂人の所業」と見ていた人々が「勇者の偉業」と改め始める展開は、変な爽快感があるッスよ!
無自覚な主人公と彼を誤解する周囲の人々とのすれ違いコントは、とにかく笑えるッス!
無表情なルカがハルベルトに甘える姿がとっても可愛いの!!
ルカは最初、反逆しようと考えていたの。でも絶対的な捕食者であるモンスターがハルベルトによって全てを奪われていく光景を見て思い込むの。「ハルベルトの奴隷でいればハルベルト以外の全ての恐怖から解放される」って。
「ハルベルトに捨てられたくない」と考えたルカはあの手この手で特別な存在になろうとするの。そしてついに人間の姿になるの!
一方でハルベルトはそんなルカに警戒心を抱いてしまうの。ハルベルトは確信していた。――ルカが「凶悪な能力」を持っているって! 「とびっきりの美少女モンスター」、それは”ヤバいモンスター”の特徴だったの。だからルカと距離を置こうとするんだけど、ルカは常にハルベルトから離れないの。
いつも無表情のルカだけど、心の中では「ハルベルトに捨てられるかも」って不安になっていたの。それもあってある日体調が悪くなったんだけど、ルカの異変に気付いたハルベルトが優しくルカの背中をさすって落ち着かせるんだよ。そして「ルカが望む限りずっと一緒にいる」と約束するの。そんな彼に安心して、一緒に眠る二人の姿はもう奴隷と主人の関係じゃないよね!
二人の心の距離が近くなっていく度にルカはハルベルトにくっついて離れないの。ルカの甘える姿は可愛くてほっこりしちゃうよー!