
あらすじ紹介
焼き払え、弱き者のために――。
地獄の戦記譚は新たなステージへ!
ハイセルク帝国の滅亡――。
戦友も、故郷も、祖国である帝国すらも失った転生者・ウォルムは失意に沈んでいた。
夜となく昼となく酒場に入り浸り、ただただ酒気と紫煙に溺れる日々。
無為な時を過ごす一方で、大鬼王(オーガロード)の魔眼を移植した拒否反応により
ウォルムの身体は着実に蝕まれていた。闘争の末に濁った瞳は遠くない未来に光を失う。
当座の治療費を獲得するためウォルムは、忌み嫌う戦争に傭兵として参加することを決意する。
そこで隣国の争いに再起を図る帝国の残滓も参戦するという噂を掴む。
ウォルムは出陣前の軍事演習を経て、ふたりの少年兵と行動を共にしていく。
彼らにかつての分隊員の影を重ね、時に振り回されながら感情を取り戻す。
どうしようもない郷愁と後悔を抱えながら。
そして、訪れる開戦の時――。
若き戦友たちと故国の同胞の危機を前に、
ウォルムは焼け付く眼の痛みに耐えながら、
封印していた《鬼火》の力を解放する。
亡国の転生者の物語、いま新たな展開へ――。
「小説になろう」が誇る戦記譚、第3集。
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みんなからのレビュー
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アウル
8全てを失い失意にくれ、昼夜問わず酒浸りになっていたウォルムだったが移植した魔眼の拒否反応が今更になって現れ、近い未来に光を失う事を知った彼は傭兵として再び闘いの日々に身を投じるのだった...な第三巻。2人の少年兵と出会い不穏な感じがしたが無事に乗り切って何よりだったわ。そしてまさかの登場人物たちが出てきたしその面々とウォルムが再開するのが楽しみだわ。ウォルムは金策が間に合うのかどうかも気になる所だわ。 続きを読む…
ネタバレあり
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nas
4面白かった。どう続けるのかと思ってたけどこの帰還の話は燃えるな。ずっと戦闘が楽しいシリーズだけどそれを上手く使った話作りでいいな 続きを読む…
ネタバレあり
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帝
4ヒロインがいないせいで絵師が少年を卑猥な感じに書きだしたじゃないか。生きてるなら治癒術師をヒロイン枠で出しておけば…。 続きを読む…
ネタバレあり
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ひろンゴ
3危惧していた敗戦後の自棄シーンはあっさり目。眼の治療のために傭兵として立ち上がるが、鉄火場ではブランクを感じさせない暴れっぷりと蒼炎纏っての復活はハドロ連隊長並にテンション上がる。しかしこうしたヒロイックなシーンだけではなく敵兵の数え方とか行軍の仕方や陣地形成など、地味だけど戦争の匂いがリアルなのが本作の魅力。今まで失い続けた主人公が旅をしながら思い出と人脈が残せることに希望が見いだせる。デュエイ、ホゼ、ウィラートの3名との再開も気になるが、次巻の迷宮都市での冒険者活動も楽しみである。 続きを読む…
ネタバレあり
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KUU
0場所は変わったがまた兵士生活と思ったら――。今巻のヒロインは美味しそうなショタ二人だが、早々にお別れ。 一冊の間に船旅まで済ませるとはナカナカのペース。 しかし、代名詞にして切り札に大幅な制限つけられたのは……。まぁ使えたら強すぎるのはそうだけども 続きを読む…
ネタバレあり
製品情報
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レーベル
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発売日2023/06/02
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定価1540円(本体1400円+税)
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ISBN9784065324202