あらすじ紹介
父と娘の絆の物語
堂々完結!!
帝都での事件を解決し、仲間とともにトルネラへと
帰郷するアンジェリンとベルグリフ。
陰謀と戦う冒険、父の過去を巡る長い旅は終わりを告げ、
冒険者たちは穏やかな時間を過ごすのだった。
春告祭を終えると、アンジェリン達はオルフェンで冒険者活動を再開し
一方トルネラでは日々の仕事に加え、ダンジョンへの備えや
冒険者ギルドの設立など、にわかに忙しくなっていく。
新鮮な希望に満ちた日常が始まったかのように思われたが、
ある日アンジェリンが見た悪夢をきっかけに、
なにかが起こるような、不穏な空気が近付いていた。
冒険者になりたいと都に出ていった少女が、
父に「ただいま」を言うまでの
ある親子の物語。
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みんなからのレビュー
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ブラフ
11【完結】ついに終わったか~。最後は、ベルの足を食べた魔物orシュバイツとの対決かと思いきや、魔物は魔王アンジェで、実はシュバイツの「魔法使い」としてのソロモンへの探求心が魔王(アンジェ)を作ったり、事象流を使ってまで次元に穴を開けたりといった行動に繋がっていたという事実と、それによって次元の狭間のような場所に揺蕩うソロモンと出会うことができたシュバイツはさらなる次元へと旅立ち、アンジェもベルとの絆も再確認できて無事に元に戻って大団円。最後まで飽きることなくしっかり読み通せる良い作品だった。 続きを読む…
ネタバレあり -
nishiyan
10トルネラのダンジョン計画の余波で準備に追われながらもサティら家族や仲間たちとの穏やかな日常を過ごすベルグリフ。一方、冒険者生活を再開させたアンジェの元にあの男が現われて…という最終巻。随所に差し込まれるベルとアンジェの思い出が親子の絆を印象付け、ラストへと流れ込むのだから面白い。純粋な魔王だった頃のアンジェとベルの因縁も、あの楽しい年月の積み重ねの前では乗り越えられるもの。父性は魔王も娘も包み込むのだから。試練を乗り越えて、東へと旅に出るアンジェとベルの再会がどんなものになるのか。気になる読後感だった。 続きを読む…
ネタバレあり -
サケ太
8完結。ベルグリフという男の安定感に支えられて最終巻まで読めた。 続きを読む…
ネタバレあり -
梅みかん
8アンジェリンがベルグリフの下へ帰るっていう、当初の軸が最後まで貫かれていて、仲間たちは勿論やっぱりこの父娘の関係性が温かくて惹かれる。アンジェリンの中にいる魔王の正体には驚いたが、ベルグリフにとってアンジェリンがかけがえの無い娘であることは、そんなことでは揺らがない。 おまけでやっと岩コケモモを取りに行けて良かったね。 続きを読む…
ネタバレあり -
うめいち
6この巻としては、前半ゆるゆると日常描写が続き、いかにもフラグなまだるっこしさがありました。9巻でいちおうの完結を見た話が、さらにもう一周の大円団。わかるんだけど、作り込みすぎの印象が拭えず、とってつけたような物語になってしまった。とは言え、シリーズ全体としてきっちり描き切っていただき、楽しませてもらいました。もっつ胸アツのストーリーテリングを期待したいところでしたが、ここら辺がこの作者の筆力かな。★★★☆。 続きを読む…
ネタバレあり
製品情報
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レーベル
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発売日2021/11/16
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定価1320円(本体1200円+税)
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ISBN9784803015768