あらすじ紹介
仇敵たる毘比白を神戸から退け、右腕を取り戻した璃々栖。そして、皆無は魔王化を経て、大印章の力に目醒めた。
次なる覇道への一歩、阿栖魔台移動城塞の起動の鍵を求め、十二聖人がひとり神威中将と共に、魔界へと臨む――。
「皆無、征くぞ。予の祖国まで凱旋じゃァ」
物理界と霊界を跨ぎ、旧・阿栖魔台王国へと向かう璃々栖らに、やにわに毘比白の魔の手の影が差す。暗雲立ちこめる出立と時を同じくして、日本國を取り巻く情勢もうねりをあげ――悪魔祓師と大悪魔、二人の旅路は新たなる局面へ。
明治悪魔祓師異譚『腕を失くした璃々栖』、第弐幕。
みんなからのレビュー
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よっち
31皆無は魔王化を経て大印章の力に目醒め、仇敵たる毘比白を神戸から退け、右腕を取り戻した璃々栖。次なる覇道への一歩、阿栖魔台移動城塞の起動の鍵を求め、十二聖人の一人・神威中将と共に魔界へと臨む第二弾。物理界と霊界を跨ぎ、旧・阿栖魔台王国へと向かおうとする璃々栖らに伸びる毘比白の魔の手。時を同じくして厳しくなる日本國を取り巻く情勢。まさかのロボットバトルだったり、思わぬ形で再登場した幼馴染の重い愛も明らかになるカオスな展開でしたけど、絶望的な状況でも最後まで諦めず、愛の力で覆す熱い展開の続きをまた読みたいです。 続きを読む…
ネタバレあり -
のれん
14あれ割と史実とリンクするのか。と思ったらあとがきでおもいっきり「これが元ネタです」と逸話をメチャクチャ語ってた。にしても移動要塞病院とか列車行軍とか、メチャクチャでズレてる神戸弁と音当てた漢字英語とか厨二は懐かしくて嫌いになれない。 その他会議で帝国主義政治出してぇ感はビンビンに伝わる。 ただしそこや1巻からの真理亜の顛末とラストの種明かしは、正直なるへそとしかならないネタ解説だった。過去回想が長い上、作品の展開テンポを殺す勢いだったので、巻ごとに集中するテーマを立てた方が良い気がする。(1/2) 続きを読む…
ネタバレあり -
冬野
11シリーズ第二弾。相変わらず脚本のセオリーとか関係ないぜ!自分が書きたい場面と要素をできるだけ詰めこむぜ!という心意気が伝わってくるようでとても好き。全巻より全体的にきな臭い国際情勢の中の、取って付けたようなリリスのナースコス、良さがある。窮地を脱したかと思えば更なる窮地、脱しないうちに重ねての窮地、これだけ主役を追い込めるのはすごい。魅力的なキャラが惜しげもなく投入されていて、もっと掘り下げた話が欲しい!という気持ちに。いつか続刊を読みたいので好きな物語を書き続けてほしい。応援してます。星:4.5/5 続きを読む…
ネタバレあり -
碧海いお
11偶然にも作者のTwitterを見て、2巻で打ち切りということを知ってしまったんですが、あとがきにも書いてありますね。 けど、趣味としては成り立つけど、仕事としては成り立たないというのが明確に見え、作家は厳しくなっているんだと実感です。 おねショタのコンビものと思って読んでいたんですが、その要素が1巻に比べると薄くなってしまったかのように感じました。相変わらず、当て字ばかりで中二病っぽい。ライトノベルらしさは感じられました。 続きを読む…
ネタバレあり -
凜音
11読了 前巻、毘比白を退け右腕を取り戻した璃々栖。 皆無はその過程で魔王化、大印章の力に目醒めた。 今巻は阿栖魔台移動城塞の起動の鍵を求める、 明治悪魔祓師異譚第二巻。 なんと3巻の発売予定が無しという事でかなり落ち込んでいます。世界観好きだし、璃々栖と皆無の関係性も好きなので凄く残念。今巻も相変わらず世界観からくるクセのある文章は読みずらかったですが面白かった。 前巻感想でも読みずらさ言及していた気がしますが、 今巻は前程読むのに苦心する事は無かったです。 ですが、視点が次々変わるのはすこしだけ苦労した。 続きを読む…
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製品情報
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レーベル
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発売日2023/06/01
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定価792円(本体720円+税)
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ISBN9784041137307