あらすじ紹介
はるか昔、空から落ちてきた異形の生物――星屑獣によって人類は地上を奪われ、生活の場は空に浮かぶ星浮島へと移った。
星屑獣と戦うには、彼らの核から作られた星輝剣と同調することが不可欠だった。しかし、地上を取り戻すと息巻く少年リュートにはその才能がなく、能力のない者を支持する人もいなかった。それでも、足掻き続けるリュートの前に一人の少女――カリナが降ってくる。
「星屑獣を倒して、星になる。どの星にも負けないくらい輝きたいの」
数少ない星輝剣の使い手だが、世間知らずな女の子のカリナ。二人の出会いを境に世界の運命が動き出す。彼女の本当の願いとは……?
星と魂の輝きが織りなすボーイミーツガール、開幕!
みんなからのレビュー
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海猫
54人類は空に浮かぶ星浮島で暮らしており、星屑獣と呼ばれる異形の生物と戦っている。そんな世界を救おうと英雄を目指す少年・リュートが少女カリナと出会い始まる物語。王道のボーイミーツガールな話で、セカイ系な味わいもある。特色はリュートの性格。大口を叩く、大人には突っかかる、理屈っぽく最悪の事態が起きれば責任転嫁するなど、かなりキツい。ここら辺は不快ですらあった。しかし、エピローグまで読み切ると印象は爽やかである。リュートの変化や熱さに惹かれるせいか?救うべきは世界だけじゃない、という着地点もある程度の納得感あり。 続きを読む…
ネタバレあり -
よっち
36空から落ちてきた異形の生物「星屑獣」によって人類は地上を奪われ、空に浮かぶ星浮島へと移った世界。姉のような英雄を志しながら武器となる星輝剣と同調できない少年リュートが、空から降ってきた少女カリナと出会うボーイミーツガール。意気込みが空回り気味だったリュートの転機となったカリナとの出会い。彼女の導きによって因縁の部隊に何とか加入した彼が直面する試練。力を得たものの現実はまだまだ力量不足で、現実を突きつけられ凹む自意識過剰っぷりは際立っていましたが、好きな子のために突き抜ける王道展開はなかなか良かったですね。 続きを読む…
ネタバレあり -
のれん
21帯にある通り、王道構成のみで作られた作品。 個人的に敢えて古く言うと『未来少年コナン』と『ガンダム』の要素が色濃く出てた。 大義を掲げた弱き少年が人の死を通じて自尊心を喪失、その弱さを抱え、恋心で再び立ち上がる。 敵の力を利用したヒロイン、ワードのリフレイン、失敗した主人公の道を歩く先輩、と必要な要素をバランスよく取り揃えている。 ただ文章があまりハマらなかった。始点と終点しかないというか、心情描写から結果がすぐ書かれて溜めや、盛り上げが薄かった。文章さえ除けば、逆に珍しい真っ当さが光っている作品。 続きを読む…
ネタバレあり -
アウル
18はるか昔に空から落ちてきた異形の生物『星屑獣』によって人類は地上を奪われ空に浮かぶ星浮島へと移る事になった世界で主人公のリュートは星屑獣達から地上を取り戻すと理想は高く掲げていたが才能がなくどうにもならないでいたが、とある日空から少女が降ってきて...なボーイミーツガールもの。う~ん、これは主人公が好きになるかどうかで評価が分かれそうな感じ。個人的にはちょいと掘り下げが少なく、まだまだ子供の戯言みたいな感じに映ってしまってたかな。そこさえ無かったらもっと良かったと思う。 続きを読む…
ネタバレあり -
緋莢
15「あの空にあるどの星にも負けないくらい、一番輝きたいの。それでみんなを笑顔にできたらいいな」星屑獣と名付けられた、空から落ちてくる異形の怪物によって地上を追われ、空に浮かぶ星浮島(ノア)で人間が暮らす時代。星屑獣と戦うための武器、星輝剣(スターライト)と同調できず 苦悩する少年、リュートはある日、空から落ちてきた少女・カリナを助けて…ガガガ文庫で『ピンポンラバー』を出していた著者の新作(続く 続きを読む…
ネタバレあり
製品情報
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レーベル
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発売日2023/05/10
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定価748円(本体680円+税)
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ISBN9784049148152