
あらすじ紹介
王国最強の暗殺魔術師・カイルは、覚えのない殺人容疑で辺境に左遷されてしまう。
村の教会で温かく迎えてくれたのは、シスターの少女・ロゼリアだった。
日常魔術も使えない落ちこぼれ――そう自嘲する彼女だったが、実は世界を変えうる“魔力消失”の力を秘めていた!
「聖女に、なりたくないですか?」
自分を受け入れてくれた少女への《恩返し》として、彼女を名実ともに“聖女”に仕立て上げる。
新たな生きる道を見つけたカイルは、魔術を基礎から教え込み、その暗躍スキルで少女が存分に活躍できる舞台を整えていき――
「大丈夫。もう本気を出してもいいんだよ」
小さき聖女とその導き手の物語が始まる!
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よっち
35覚えのない隣国の皇帝殺人容疑で辺境に左遷された王国最強の執行人カイル。飛ばされた村の教会でシスターの少女ロゼと運命の出会いを果たすファンタジー。日常魔術も使えないポンコツの落ちこぼれと自嘲する彼女が、密かに持っていた世界を変えうる大きな力。自分を受け入れてくれた恩返しとして、名実ともに「聖女」に仕立て上げることを決意するカイル。魔術を基礎から教え込んだことにより、ロゼもまた大きな野心に巻き込まれてゆく展開でしたけど、苦悩する彼女を救うため危険も顧みず大胆な手段で解決してみせたその結末はとても印象的でした。 続きを読む…
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サキイカスルメ
13自分は真っ黒だと思っていた男の子が、純真な女の子によって絆されて優しくなっちゃうみたいなの大好きなんですよね。2人の関係性がツボにハマりました。利用しようと心の中で嘯きつつ、絆されちゃうの良き。初めて手に入れた心休まる時間と楽しい日々、彼にとってロゼリアという存在が大切だからこそ一番の弱点になった描写もすごく好き。そこからの急展開は、びっくりはしましたが、カイルがロゼリアのため必死になのは伝わってきました。イラストもよくて、特にカラーイラストのふんわりした塗りとロゼリアの可愛らしさが好き。 続きを読む…
ネタバレあり
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碧海いお
11暗殺魔術師・カイルは、覚えのない殺人容疑で辺境に左遷されてしまう。村の教会で温かく迎えてくれたのは、シスターの少女・ロゼリアだった。 ファンタジー+ミステリー。キャラクターはよかったですが、内容が今一つだと感じました。カイルとロザリアの関係がよかった。 あとがきを読む限りでは1巻で完結みたいですね。 続きを読む…
ネタバレあり
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真白優樹
11法で捌けぬ悪を狩る教会の暗殺者の青年が、辺境で未知なる魔法を秘めたシスターと出会い始まる物語。―――お互いがお互いの先導者、だから掴める光がある。 引っ張っていくだけではなく、引っ張られていく。純粋なシスターとの交流の中で青年が少しずつ変わっていく物語であり、血生臭さのあるバトルの中で並び立つという温かさのある物語である。一つの戦争を終わらせ、少女は救世主となり。その先に願っていた人がいる。 きっと二人で並び立つのならば、何処までいっても大丈夫であるはずだ。 うん、とても面白かった。 続きを読む…
ネタバレあり
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凜音
11読了 王国最強の執行人:カイルは身に覚えのない容疑で辺境の村に飛ばされる。村でカイルを迎えたのは日常魔術も使えない落ちこぼれの修道女:ロゼリア。そんな、彼女は「魔力消失」の力を有しており、帝国 王国間の宗教争いに巻き込まれていく物語。 正直な感想として、育成という点にピンと来なかったです。育成者というよりは先回りしながら道を敷くタイトル通りの先導者というより暗躍者?。物語としては152〜153ページのロゼとカイルそれぞれの愛や偽善の考え方というのが印象に残っています。 カイルの考え方は現実主義的でその覚悟 続きを読む…
ネタバレあり
製品情報
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レーベル
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発売日2023/04/28
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定価726円(本体660円+税)
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ISBN9784041136454