破壊神様の再征服 世界征服をしたら救世主として崇められるんだけど
かつて世界征服を企てた最強の神「破壊神バイラヴァ」。封印され千年の時を経て復活するが、すでに世界は精霊に支配されていて…!?
溝上良
(著者)
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さなだケイスイ
(イラスト)
シリーズ:破壊神様の再征服 ~世界征服をしたら救世主として崇められるんだけど~(ダッシュエックス文庫DIGITAL)
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あらすじ紹介
かつて、誰しもが最悪と恐れた最強の神「破壊神バイラヴァ」は、たった一人で世界征服を企てるも、世界中の人々と神々の抵抗により封印されてしまった…。
未来永劫解かれないはずの封印だったが、千年の時を経てバイラヴァは復活!
再び世界を暗黒と混沌の渦に陥れようと世界征服を目論むのだが、なんと既に世界は精霊に支配されていた…!
手近な村を征服し直すために敵を倒せば村人から救世主扱いされ、
さらには過去に何かとバイラヴァを気にかけていた、行方知れずの女神を捜索する羽目になったりもして…!?
最強最悪の破壊神が世界を混沌に陥れ、時に崇め奉られてしまう征服譚が開幕!!
みんなのデータ
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みんなからのレビュー
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真白優樹
7世界征服を目指すも神々に封印され千年後に復活した破壊神が、精霊に支配された世界に覇を唱える物語。―――立ち塞がるなら破壊する、一撃必殺、例外なし。 一撃でぶっ飛ばしていく爽快感と、癖のあり過ぎる者達に振り回され胃を痛めるコミカルさが同居している物語であり、軽く楽しめる爽快感が楽しめる物語である。破壊神はまだ知らぬ、女神が歪んだ愛を彼に向け、頭痛の種であった者達が生きている事なんて。果たして精霊どもをぶっ飛ばしに向かう先、其処に待っている戦いとは。破壊神を困らす敵はいるのか。 次巻も勿論楽しみである。 続きを読む…
ネタバレあり -
リク@ぼっち党員
51000年後の世界に復活を遂げた破壊神が、かつては存在しなかった精霊に変えられた世界に裁きを下す。何がなんでも滅ぼすわけではなく、邪魔するなら容赦ないタイプ。破壊神という肩書きの割に抜けてるところが多々あって、シリアスになりすぎないのがよかった。家畜のような生活に比べたらお調子者の破壊神が好き勝手する陰に隠れている方が平穏。かつて狂信者が生まれた経緯が容易に浮かぶな…。精霊側のやってる事がエグいので、ぶっ飛ばしてくれて爽快感があった。1000年という神をも変える長い時を経て、世界征服の夢を叶えられるのか。 続きを読む…
ネタバレあり -
史
3ポストアポカリプス&ディストピアか。一番の悪であったはずの破壊神が蘇って、また世界一悪い男を目指す話。敵がモヒカンっぽいのご多いのはご愛嬌。悪くない。 続きを読む…
ネタバレあり -
菊地
1主人公が強大な力を発揮するのはいいと思うんだけど、その強大な主人公を封印する要因となった神々の小物ムーブが酷過ぎるせいで、「この小物たちに封印されたのか……」って気分になってしまうところはあった。ただ女神様の堕ち描写は好きでしたね。 続きを読む…
ネタバレあり
製品情報
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レーベル
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発売日2023/04/25
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定価770円(本体700円+税)
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ISBN9784086315043
パートナーのおすすめレビュー(宣伝)
眠りから目覚めて再びの世界征服!! なのに崇められている!? 最強最悪の神が困惑する様子が面白おかしいッス!
バイラヴァはたった1人で世界を征服できちゃう最強最悪の破壊神なんス。彼に抵抗した世界中の人々と神々によって封印されてたんスけど、千年の時を経て復活! まずは手近な村から再征服を……って、なぜか村人が武装した人間に襲われてるッスよ!? 聞けば、この世界は精霊によって既に支配されているとか。ならば我が再征服してやる! な〜んて、自信満々で宣言するバイラヴァ、超痺れるッス~!
村人を痛めつけていた精霊の手先である尖兵を軽く捻り潰し、千年ぶりの破壊の手応えに浸っていると……。村人たちはバイラヴァのことを、精霊から救ってくれた救世主だって崇め始めるんス! 「我、破壊神ぞ?」なんて困惑する破壊神の顔、想像すると笑っちゃうッスね〜!
それでもバイラヴァは世界を混沌に陥れるべく破壊の限りを尽くし、悪しき精霊の手から被害者を解放! だから思いがけず崇められちゃうこともあるッスけど、そのギャップのコメディ感が面白おかしいんス。彼にはぜひ、最後までカッコよくあって欲しいッスね。ニシシ!
破壊神様を取り巻く女性たち。恋愛とは違う、その絶妙な距離感が心地よいのです
まず相棒とも言えるのが、小さな妖精・ヴィルさん。彼女は、バイラヴァさんが戦っている最中でもお酒をねだり、グビグビと飲んでいるマイペースな女性なんです。しかしバイラヴァさんが封印される際には、逃げずにずっと一緒にいたんですよ。バイラヴァさんの側にいるのが大好きなんだということが伺えてほっこりしちゃいました。
世界の敵である破壊神バイラヴァさんのことをただ1人気にかけていたのが、豊穣と慈愛の女神・ヴィクトリアさんでした。彼女はバイラヴァさんが封印された後、誰も近づこうとしない封印場所に通って祈りを捧げるなど、民はもちろん破壊神にさえ慈愛の心を持った優しい女神なんです。そんな風に善意をまっすぐに向けられては、嫌な顔はできないですよね。
他にもヴィクトリアさんの使徒であるレナさんなど、たくさんの女性たちとバイラヴァさんが、仲間としての絆で結ばれていくのが心地よいのです。彼女たちの美麗なシーンを存分に描くさなだケイスイ先生のイラストにも注目してくださいね!