造られた彼女たちのヒミツを俺だけが知っている
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造られた彼女たちのヒミツを俺だけが知っている

妹、実は人造人間(アンドロイド)でした。
番棚葵 (著者) / イトハナ (イラスト)
シリーズ:造られた彼女たちのヒミツを俺だけが知っている(MF文庫J)

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あらすじ紹介

ヒトと見た目がそっくりな人造人間〈フェシット〉。
その研究機関が運営する高校に入学させられた志賀見流人は、同じクラスに何故か義理の妹『りお』がいる事を発見する。
「なんでお前がここに!?」「あたし、〈フェシット〉だよ?」
なんと10年一緒にいた彼女は人造人間で、実験のため飛び級してきたらしい。
嘘だろ!? お前人工物なのに体は成長してないか!?
しかも「このリモコンであたしのカラダ、メンテナンスして?」って倫理的にヤバい!
血も繋がらず人間でもない妹はやけに距離を詰めてくるし、高校生活どうなるの!?

慌てる俺はその時知らなかった。この世界で〈フェシット〉がどういう存在なのかを――

パートナーのおすすめレビュー(宣伝)

  • 義理の妹はロボットだった!? 思わせぶりな彼女の言動にドキドキ…♡

    華恋
    華恋
    見た目は人間とそっくりのロボット〈フェシット〉が普及し始めた世界。人間とフェシットが一緒に学ぶ特殊な学校に入学した流人くんは、そこで義理の妹・りおちゃんが、実はフェシットだったという驚愕の事実を知ってしまうんですっ!

    フェシットにはリモコンがついていて、それを使って定期的にメンテナンスする必要があるんですよ。リモコンを渡された流人くんは、お世話係としてりおちゃんのメンテナンスを任されるんですが……そ、それって、りおちゃんの体の中を、流人くんがいじるってことですよねっ! なんだかとっても刺激的です~///

    自分がフェシットだとわかった後も、家族の一員として優しく接してくれるお兄ちゃんが大好きなりおちゃん。思わせぶりな態度をとっては、流人くんの反応を伺います♪ 流人くんのお膝の上に座ってみたり、メンテナンスと言って自分の胸を触らせてみたり! ちょ、大胆すぎやしませんか⁉ りおちゃんったら、いたずらっ子すぎます~っ!

    でも肝心の流人くんはりおちゃんの想いにも気づかずに妹扱いばっかり。流人くんってば、鈍感さんですね~。「振り向いてよお兄ちゃん!」って、こっちまでヤキモキしちゃいますっ!
  • 「家族とは何か」、〈フェシット〉もみんな悩んでいるみたい

    綾乃
    綾乃
    フェシットは、感情を持った特殊なロボットなの。とても高価だけど、人間と同じように会話したり体を動かしたりできるから、家族として家庭に迎え入れる人も多いの。でも、思ったような性格にならなかったフェシットを廃棄しちゃう家庭もあるみたいで……フェシットだって心があるのに、ひどいよ!

    学園に通っているフェシットたちも、伸び伸び楽しそうに生活しているように見えるけど、みんな家族との関わり方で悩んでるの…。このままじゃいけないと思った流人くんが、そこで始めたのが『疑似家族計画』。放課後にみんなで集まっては、それぞれが割り振られた家族の役割を演じて、家族の在り方について学ぶ活動だよ。

    クールな生徒会長・ルイちゃんもフェシットのひとり。感情を出すのが苦手で、家族との関係に悩んでて…。それで、りおちゃんと流人くんの仲のいい兄妹関係に嫉妬しちゃうんだよね。そんなルイちゃんが流人くんの助けを借りて、変わっていくのを見ると、とっても応援したくなるんだ!

    家族って、人間かフェシットかどうかは関係なくて「その人を本当に思いやっているかどうか」が大事なんじゃないかな。読んでいたら、自分の家族のこともつい思い出しちゃった!

みんなのデータ

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みんなからのレビュー

  • よっち

    人造人間フェシットが人と一緒に暮らす世界。その研究機関が運営する高校に入学させられた志賀見流人が、自らがフェシットとあっけらかんと告白する義理の妹りおと一緒に高校生活を始める近未来小説。両親がフェシットの研究者で、義妹が実は人造人間だったことを知らず、実験のため飛び級してきたことに驚く流人。そんな彼が高校で様々なフェシットのあり方に出会い、家族との関係が上手くいかないと悩む彼女たちに疑似家族計画を提案する展開で、求められる姿とのズレはあってもフェシットたちの家族を大切に思う姿がとても印象的な物語でしたね。 続きを読む…

    ネタバレあり
  • のれん

    アンドロイドが社会に溶け込んだ世界。アトムの理想みたいな世界観から、疑似家族による役割を演じだして、個人的には全員≪作られた≫ディストピアか!?と勝手に妄想してたが、そんなことは全然なかったわw むしろ設計思想に忠実なアンドロイドたちの悲哀、基本設計と矛盾した命令をこなそうとする健気さに心打たれる作風だった。 温かい結末は置いといて、途中までとてつもなくディストピア路線の伏線っぽかったので、なんでSFじゃないんだと嘆いてしまった(笑)。っぱ家族愛って一番強いジャンルなのかもしれない。 続きを読む…

    ネタバレあり
  • 碧海いお

    コミックアライブの新刊の告知。あらすじを読んで妹が人間そっくりの人造人間<フェシット>という設定を読んで気になって読んでみました。 ラブコメだと思って読んだのですが、人造人間と学校生活・疑似家族と送るというテーマであってまるでSF小説を読んでいる気持ちになりました。ハーレムだと思って読んだら、拍子抜け。いい意味で騙されました。続きが出て欲しい終わり方でした。 続きを読む…

    ネタバレあり
  • 真白優樹

    人と見た目が変わらぬ人造人間、「フェシット」が浸透した世界でフェシットの研究機関の設立した学校に入学した少年が、義妹がフェシットであると知り始まる物語。―――本物と偽物の狭間、その思いは本物か。 只のラブコメではなく、人造人間を取り巻く環境を丁寧に描き、彼等を縛る問題を知り少年が自分らしく動き出すのを描く、SFジュブナイルな面白さが目新しくて面白い、中々に心に刺さるかもしれぬ物語である。始まったばかりの家族計画。一つ成果を重ね、今度はどんな問題に立ち向かうのか。社会の行方とは。 次巻も勿論楽しみである。 続きを読む…

    ネタバレあり
  • 凜音

    読了 人と見分けがつかない人造人間「フェシット」。 フェシットの開発・研究機関が運営し、実母が理事長を務める私立FDG高等学校に入学した主人公︰志賀見流人。自分のクラスに入るとそこには中学3年生の筈の義妹︰りおが居た。そして、告げられるまさかの私、フェシット宣言。ずっと家族として接してきた義妹から私人造人間ですよ?と告げられて始まる人造人間と人の関係を考えさせられる物語。 こういう人造人間をテーマに据えると毎回気になってくる倫理観や人権の問題。そういった点も主人公自身が思い悩み行動しながら物語が進んでいく 続きを読む…

    ネタバレあり
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関連情報

MF文庫J『造られた彼女たちのヒミツを俺だけが知っている』キミラノ試し読み

製品情報

  • レーベル
  • 発売日
    2023/04/25
  • 定価
    704円(本体640円+税)
  • ISBN
    9784046824035

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