あらすじ紹介
心の欲望が異能として発現する街に、そこで横行する異能犯罪を取り締まる異能者組織――通称、悪役対策局があった。
普通の日常を愛するにも拘らず、図らずもその一員となったエイスケは、バディを組んだ先輩ハルの規格外ぶりに驚く。
彼が持つのは異能無効化の異能。その力で、街を裏で操る巨大マフィアのボスに喧嘩を売り、返す刀で放火殺人犯の根城に強襲!?
最強の相棒に振り回される日々だが、エイスケも自身の目的のため凶悪事件と対峙していくことに……!
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みんなからのレビュー
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わたー
19★★★☆☆この作品でやりたいことはわかるのだが、技術が追い付いていない感じが否めない。自らの願望を他者を害する異能「悪望能力」として発現させた「悪役(ヴィラン)」たちが蔓延る街を舞台に、悪役でありながら彼らを取り締まる「悪役対策局」の活躍を描く作品。いい題材だとは思うのだが、読んでみると普通の異能バトルものに落ち着いてしまっているのは残念でならない。外連味が足りないのか、思い切りが足りないのか、類似作と比べるとどうしても見劣りしてしまうなと。 続きを読む…
ネタバレあり -
有無(ari-nashi)
2他者を蹂躙する形で願いを叶える異能力を持つため「悪役(ヴィラン)」と呼ばれる異能力者と、悪役によって構成された対悪役組織の異能力バトル。主人公たちバディが形に成ってくる中盤までは普通としか感想が無かったのですが、敵が本格的に動き出したあたりから面白くなってきた。「暴力」の形をした愛vs剣の形をした「正義」の戦いとか、想像を絶する主従のすれ違いとか、隠された目的とか、何でもありなシャークとか、面白いポイントが後半に固まっている感じがする。続きが出るなら読む。 続きを読む…
ネタバレあり -
溝口
0ちょっとずつ読もうと思ったら、後半一気に読み終えてしまった。バディもの好きだー! 続きを読む…
ネタバレあり
製品情報
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レーベル
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発売日2023/03/10
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定価1430円(本体1300円+税)
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ISBN9784040748887
パートナーのおすすめレビュー(宣伝)
細かな謎が散りばめられている世界観にも注目ッス!
凄腕揃いの悪役対策局の面々において、ハルもまた、鋼鉄の自律機械を剣で容易く一刀両断しちゃう強さの持ち主ッス! ただ、彼は対策局ではとびきりの異端なんス。なんせ、ただ一人「正義」の「悪役」を名乗る変わり者ッスからね。人は殺さない、悪は絶対に許さないという信念を掲げ、罪のない人達を守ろうとする。自分本位な「悪役」ばかりのこの街で、何がハルのあり方をそうさせるのか、非常に気になるところッスね!
そして、ハルは自分の正義を揺るがされる局面でもブレないッス。標的を殺さなければお前たちを殺すみたいに脅されても、ハルは自分の命惜しさに正義を捨てる事はしないんス! 己の望む事を実現する「悪役」の能力を、たとえどんな事情があっても曲げずに正義の立場で見せつける! ハルが見せるまっすぐな正義の格好良さに、胸が熱くなること間違いなしッスよ!
相棒を信じている想いが言葉に表れてて、すごく熱い気分になれちゃったな!
暇があれば言い合いばかりしてる二人だったけど、やがてハルは「エイスケなら、もっと僕のこと分かってくれると思った」って拗ねながら言うようになるんだよ。期待の裏返しにも見て取れる発言に思わず、グッときちゃったな! そんなハルの少年らしい部分と、エイスケの大人びた部分が、不思議なバディ関係として調和していき、しっくり馴染んでいくんだ。
言い合いはやがて悪友同士の悪態に。戦闘連携の拙さも互いに邪魔しあわないような戦い方へと変わっていく! それはバディとして色んな任務をこなしたことで、徐々に深まってきた相手への理解があってこそ。ハルを雑魚だと笑う敵に対して、エイスケが「ハルを甘く見るな」って啖呵を切る所とか、最初の不和が嘘みたいだったね。相棒を信じている想いが言葉に表れていて、すごく熱い気分になれちゃったよ! 悪態をつきながらも、背中をあわせあう関係ってなんだかいいよね!