あらすじ紹介
不眠症に悩む高校二年生・半崎獏也はある日、深夜の公園でカップ焼きそばをおいしそうに食べる後輩少女・小比類巻君鳥と出会う。獏也がぐっすり眠れるよう手伝いをすると言う彼女は、自分の家に来てほしいといきなり提案してきて!?
「女子の部屋に入って、いきなりクンクンと匂いを嗅ぐなんて流石先輩ですね」「……せーんぱい。おっぱい見過ぎです」と、隙あらば獏也をおちょくる君鳥ちゃんから耳元でエッチな言葉を囁かれたり添い寝したりと長い夜を過ごすことになり――! 第35回ファンタジア大賞〈金賞〉受賞、小悪魔な後輩ちゃんと二人だけで過ごす、甘い夜ふかしラブコメ!
みんなからのレビュー
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よっち
39不眠症に悩む高校生・半崎獏也が、深夜の公園でカップ焼きそばを食べる後輩少女・小比類巻君鳥と出会ってぐっすり眠れるよう手伝いをしてもらう、後輩ちゃんと二人きりの夜ふかしラブコメ。自分の家に来てほしいといきなり提案してきて、隙あらば獏也をおちょくる君鳥ちゃん。そんな彼女と不眠症解消に向けてドキドキの試行錯誤を続ける中で、明らかになってゆく獏也が不眠症になった原因。ガラリと構図が変わる後半で彼女が協力してくれた理由も明らかになりましたが、今度は彼女の苦悩を何とかしたいと獏也が頑張る関係がなかなか良かったですね。 続きを読む…
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まっさん
25★★ ファンタジア文庫大賞金賞受賞作品。 うーん…決してつまらない訳ではなかったけど、これといって惹き込まれるものは感じなかったなというのが読了後よ率直な気持ちでした。今作では「不眠症」を題材にするという珍しい設定が取られていましたが、正直その物珍しさを超えるインパクトを覚えるイベントが最後までなかったかなと。結局主人公が抱える不眠症の結末や、ヒロインが抱えるとある問題への決着までの流れが流石に安直すぎるというか、ストーリーの上辺だけを見れば全然楽しめましたが、金賞受賞作品という肩書きから期待していた→ 続きを読む…
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翡翠
22半年ほど不眠症に悩んでいると公園で後輩に睡眠のお手伝いと生じてからかわれるラブコメ。後輩の家で色々とチャレンジしているはずなのに何故かイチャイチャよりずっと卑猥です…。中盤からまさかの展開でより面白くなる。何より二人の掛け合いが面白くてとても好き。 続きを読む…
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凜音
17読了 不眠症の主人公:半崎獏也が深夜の公園でカップ焼きそば(大盛り)を美味しそうに啜る小比類巻君鳥と出会い君鳥にぐっすり眠れるようにお手伝いしてもらう事に。小悪魔系ウザかわ後輩におちょくられながら不眠解消の為に様々な手を打っていくのですが、この2人の掛け合いのテンポ感が心地よくてついついにやけてしまう。ここまで下心も見えてる主人公なのに嫌悪感を抱くことも無く寧ろおちょくられて後輩の手玉に取られてる姿は笑えてしまう。不眠症の原因に解決方法もかなり遊び心が有り笑いました。君鳥が何故獏也の不眠症解消に協力体勢を 続きを読む…
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真白優樹
15不眠症に悩む少年が夜の公園で、ミステリアスな後輩の少女に出会い始まる物語。―――眠れぬ夜の睦事、二人で過ごす秘密の時間。 隙あらば後輩におちょくられながらも不眠症の原因に向き合う先、今度は後輩の病気に向き合っていく物語であり、同じ苦しさを知るからこそ手を繋げる二人の、ちょっぴりドタバタめな恋路が一種の尊さを持っている物語である。解決の為に必要なのは腹をくくって付き合う事。二人でいれば眠れる、その先にはどんな恋路があるのか。結実までどうか、見られる事を願いたい。 期待を込め次巻も楽しみである。 続きを読む…
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製品情報
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レーベル
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発売日2023/03/17
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定価726円(本体660円+税)
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ISBN9784040748412
関連サイト
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公式サイト
パートナーのおすすめレビュー(宣伝)
ちょっぴり生意気で小悪魔な後輩ちゃんの振る舞いにドキドキしちゃいます♡
実は君鳥ちゃん、獏也くんをおちょくるのも結構、楽しんじゃってるんです♪ 安眠のためASMR作品を聴く彼を音フェチ扱いしたり、スキあらばからかってくるちょっぴりSな一面もあるみたいですよ。負けじと君鳥ちゃんに冴えたツッコミを返す獏也くんですが、どうにも振り回されちゃってますね〜。だけどからかい方に愛を感じるので、その生意気さもかわいく見えちゃうんですっ!
だけど、寝る前には頭を空っぽにするようアドバイスしたり、君鳥ちゃんはもちろん本気で獏也くんの悩みを考えてくれてるんです。小悪魔でちょっぴり大胆なヒロインが見せる優しさがたまりません〜! 獏也くんと君鳥ちゃんが軽口を叩きあいつつお互いを知って、だんだん距離を縮めていくのがとってもエモくて最高なんです♪
二人が一緒に過ごすのは夜の時間。主人公が不眠症になった理由は…?
ですが突飛な行動だけでなく、眠れないと焦る獏也くんに「無理に眠る必要はない」と寄り添う言葉をかけてくれたり、安眠のためハーブティーを振舞ったりと、君鳥さんは細かい気遣いもできるんです。
安眠のため時には真夜中のお散歩に出かける、なんてこともあります。無人のショッピングモールを回って君鳥さんにお気に入りの店を教えてもらったり、獏也さんも子供の頃のキャンプの思い出を話したりと、そんなふたりはとっても楽しそうなんですよ。誰もいない場所でのちょっとした冒険のようで、こちらまでなんだかワクワクしちゃいました!
そうして夜ごとに一緒の時間を過ごすうちに、彼女の存在がだんだん獏也さんにとって大きなものになるんですよ。そして彼は君鳥さんに自分が不眠症になったきっかけを話すことを決めるんです……。
ちょっと不思議なヒロインとの交流は軽妙なやり取りに笑ったり、時にしんみりしたりして、物語の行方を見届けたくなりますね。