あらすじ紹介
精霊の力でこの国を牛耳る貴族、八家のひとつに生まれた晶。だが、晶にはなぜか精霊が宿っていなかった――。
生家を追放された晶は、別の州へと出奔し、化生退治の部隊に所属する。強力な呪符が作れ、瘴気を跳ね返すなど、徐徐に明らかになる特異体質は、呪符使いの組合や有力貴族の女子剣士の度肝を抜いていく。さらに昇格のため渋々受けた儀式で、晶を”本当に加護しているモノ”が覚醒。だが同時に、都を呑み込む巨大な怪異が目覚めようとしていた……!
みんなのデータ
-
6評価する
-
13読みたい
みんなからのレビュー
-
Liuche
33【KU】序盤がめちゃくちゃ鬱展開。主人公の絶望が美味しい作品かな。読めば読むほど生家のやらかしが取り返しのつかない愚行で、どんでん返しが期待できる。選ばれないバケモノと言われていた主人公が、実は選ばれる必要の無いくらい完成された器で奇跡と分かってきて。まじで生家の独断がひどい分ざまあが楽しみ。そして主人公はちゃんと強いし優秀。 続きを読む…
ネタバレあり -
わたー
19★★★★☆明治時代っぽい異世界を舞台にした和風ファンタジー×追放モノ。生まれると同時に精霊による加護が与えられ、その精霊の位階によって能力に絶対的な差がある世界で、精霊の加護を得られなかったことで最底辺の扱いを受けてきた主人公。家族の中で唯一、自分を庇護してくれた祖母が亡くなったことをきっかけに生家を追放された彼が、新天地でその資質を見出されるという物語。序盤は語り口にとっつきにくさを感じたものの、慣れ始めた中盤以降、とある儀式が行われるところから面白くなり始めた。 続きを読む…
ネタバレあり -
ひぬ
18【読み放題】精霊の力で優位を保っている貴族の八家に生まれるも、精霊が宿らず、生家を追放された少年・晶。別の州へと向かった彼は「防人」になるべく鍛錬をしながら呪符を作ったりして生計を立てますが、ようやく掴んだ氏子の儀式で彼の特異体質が明らかになり…和風ファンタジー。想定していた以上に硬派な文体でしたが、作品の雰囲気と上手く融合していました。やや難解なところはありますが、世界観も作りこまれていて引き込まれました。雨月との確執もどうなるか気になるところです。本編とは全く関係ないですが、タイトルがすごいおしゃれ。 続きを読む…
ネタバレあり -
霧月
7読了!書店のお勧めコーナーにあって和風な感じだし読んだ人の感想も悪くないので気になって購入。実は物凄く貴重な力を持っている華族の主人公が、その情報を知らない親に追放されて始まる物語。一巻は主人公が力に目覚めるとこまでの序章という感じ。期待通り好みだったので二巻もすぐ読みたい! 続きを読む…
ネタバレあり -
ラノベ大好き
4KindleUnliimited。すごく面白かった。世界観は明治時代の日本くらいで精霊とか陰陽師とか神とか色々。ジャンルとしては一応追放ものだけど、教科書よりも大分アレンジしてるなー。まず癖が凄い。情報量が多い。専門用語多すぎ。難しい漢字が多すぎ。設定盛りすぎ。でも面白い。あんまり話理解できないけど何となく理解した気になるやつ。好き。なんとなく禁書読んでるときの感覚に近いかも。ヒロイン候補はいっぱいいるけどどの子もかなり個性的で可愛い。最強ロリBBAたちによる主人公争奪戦が熱い。↓ 続きを読む…
ネタバレあり
製品情報
-
レーベル
-
発売日2023/02/10
-
定価1430円(本体1300円+税)
-
ISBN9784040748535
パートナーのおすすめレビュー(宣伝)
主人公成り上がりの爽快感が、病みつきになるッス!
そこで穢レという魔物に対処する練兵になった彼は、三年間みっちり鍛錬を積むんス。元々文武両道、精霊関連以外の能力は高かったスからね。死亡率が高い練兵隊の中でも生き延びて、班長を任されるくらいになったんスよ! 山狩りでも的確な指示を出して、穢レの群れを集団でいなしてしまうんス! 家で冷遇されてた時より、生き生きしていて良かったッスね~!
様々な功績が認められて、防人である隊長の後ろ盾も得た晶。でも、防人になるには中位以上の精霊を持ってることが必要不可欠らしいんスよね…。
でも、捨てる神あれば拾う神あり! 精霊よりも上位の女神様が、晶に手を差し伸べてくれるんス! 女神の寵愛を受けた彼は最強ッスよ! 数十年に一度の穢レの暴走、百鬼夜行を相手取って、縦横無尽に戦場を駆け回り、巨大な鬼にだって立ち向かっていくんス!
次々と苦難を打ち破っていく主人公の成り上がりの爽快感に、病みつきになれるッス!
国を守る防人たちが繰り広げる熱いバトルに興奮がおさまらないよ!
咲が精霊力を注ぎ込んだ薙刀は強力で、斬撃からさらに斬撃を重ねる緋襲(ひがさね)のコンボ技に、地割れを起こして敵を一気に飲みこんでしまう止め技の石割鳶(いしわりとんび)。次々と繰り出される技は爽快なんだ! 菫色の燐光の中、豪快に薙刀を振るう彼女の姿には凛としたかっこよさがあるんだよ!
でも晶だって、ただ指をくわえているだけじゃない。咲がピンチに陥ったときには、身を挺して彼女をかばいにいくんだ! そして符を媒介にした術を使って、とっさに防御結界を展開。猪の巨体だって押し戻す! そもそも符を使える人が少ないなかで、これほどまで力のある結界を張るなんて前代未聞なんだってさ。加えて瞬時の機転のよさ。それが彼にしかできない戦法を生み出してるんだ!
次々と現れる強敵に立ち向かっていく、咲ら防人たち。そして防人候補の晶の熱い戦いっぷりに興奮がおさまらないよ!