発見する
あらすじ紹介
――光溢れる世界の夢を見る。
家族。学校。友達。電車。バス。映画。本。
『私』は光の世界で成長し……最後に白い部屋の中で、闇に包まれた。
夢から覚めると、魔界と呼ばれる世界で小さな一体の悪魔になっていた。
「――帰りたい――」
『私』の心に広がるのは、夢で見た光の世界への憧れ。
そしてある日、目の前に現れた『召喚門』に飛び込む。
再び『私』が目を覚ますと、人間の赤ん坊として生まれていた。
そこは神聖王国。「帰りたい」と願った世界とは異なる人間の世界。
悪魔でありながら、赤ん坊の力しかない『私』は恐怖する。
自分が悪魔だということは隠し通さなければ――……。
さあ、愛しき人間たちよ。
その絶望を“悪魔《わたし》”に捧げよ。
などと前世で言う厨二病的見得を切って、ベッドで黒歴史に身もだえした私、ユールシアも五歳になります。そうしたら、国王陛下であるお祖父様の一声でなんと誕生日は王城と王宮で行うことに。王位継承権を持つとは言え、私は大公家の娘なのにいいんでしょうか？
でも、そのパーティーでついに会ってしましました。私が美味しく頂いたアルベティーヌ様の娘である“お姉様たち”に。いきなり真っ赤な果実酒を私にぶちまけてくる悪意に、嬉しすぎて顔が引きつりそう。
そして、私に四人の従者が与えられました。まったくやる気の欠片もない怠惰で身勝手で貪欲な人材ばかりです。お父様の人選は素敵ですね。
最後に、『月夜の茶会』を主催する『白銀の姫』。血の匂いがする彼女の招待に応じるのも面白そう。
悪魔である私にとって、五歳の日常はなかなかに楽しいものになりそうですね。
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みんなからのレビュー
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Liuche
25【KU】4ヶ月もあのレベルの従者を放置するのはすごいな。結局、全員殺された後に依代にされて消えちゃったけど。 続きを読む…
ネタバレあり -
アウル
14ユールシアも五歳となり盛大な誕生パーティーが開かれる事となった会場で義姉達と出会い、まだ刈り取るのは早いという事で泳がせつつ、四人の従者が与えられたりと色々と話が進んできた第二巻。吸血鬼たちとの戦いやペットにしていた４匹がユールシアのもとに合流するんだけども中々にエグイ感じがするがユールシアの話し言葉がほんわかした感じなのでなんか怖さを感じない不思議ｗ次巻もまた色々と話が動き出しそうだしどうなっていくのか楽しみだわ。 続きを読む…
ネタバレあり -
nishiyan
12第二次悪魔召喚事件から1年が経ち、王都で5歳の誕生日を盛大に祝われたり、噂の姉たちと遭遇したりと忙しい日々を送るユル。6歳を迎えたある日、貴族の令嬢たちの話題になっていた「月夜の茶会」に招かれる本巻。新たに付けられた訳あり従者たちの言動に頭を悩ませ、人間的な表情を見せる姿は興味深い。茶会の主催者ミレーヌとの邂逅は仲間づくりに利用されただけでなく、彼女の緩さの裏で蠢く陰謀と闘争が描かれた点は面白かった。ユルの違和感に気づいた姉、勇者の存在、同種を名乗るメフィと彼女を取り巻く世界はどうなるのか。次巻が楽しみ。 続きを読む…
ネタバレあり -
ささきち
10今回どんな話かな？と思ったが口絵からもうあの子達が召喚されちゃうのねwとなり、あの子達を呼び出すほどの事態ではなんだろな？と思いながら読んだわけだが…ちょっと無理すぎては？という展開に私は困惑ですよ。前回の騒動で家を潰された子供を引き取りユルに渡すのは有能ならわからんでもないが、ガチの害悪をなんでユルの側付きにしたのか本気で理解できなんだよ。ちょうど4人だしこいつらを使うんだろうな〜というメタ読みはできるんだけどその他が雑すぎて少しイライラ。バカは死んで最高の従者と戦力にオトモダチを手に入れて次は何を 続きを読む…
ネタバレあり -
ユウ@八戸
8４人の従者をつけられたユールシアが『白銀の姫』と出会う『月夜の茶会』編。２巻で、ユルちゃんは６歳になりました。末恐ろしいな。国王の強行による王城での誕生祭で姉たちにあったり、領地の視察で聖女騒動のときにいた子供に出会ったり。道理で、彼だけ名前がついていたわけだ。ユールシア視点はひたすらゆるく、他者の視点だと陰謀というだけあって、視点が変わると伏線がゴロゴロしてて楽しい。３巻で、変貌した４人への周りからの視線も語られるかしら。ユルを溺愛してるのに、４人を従者としてつけたパパの思惑が理解できないんだけど。 続きを読む…
ネタバレあり
製品情報
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レーベル
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発売日2023/02/02
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定価1540円（本体1400円＋税）
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ISBN9784065307342
