友達の後ろで君とこっそり手を繋ぐ。誰にも言えない恋をする。 3
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友達の後ろで君とこっそり手を繋ぐ。誰にも言えない恋をする。 3

恋愛も友情も、その純粋さがすべてを壊していった。秘密の恋の物語、完結。
真代屋秀晃 (著者) / みすみ (イラスト)
シリーズ:友達の後ろで君とこっそり手を繋ぐ。誰にも言えない恋をする。(電撃文庫)

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あらすじ紹介

 バカばっかりやってきた、最高の親友。買い物、映画、カラオケ、ファミレス、ゲーセン……エトセトラ、エトセトラ。夏には山を越えてホタルを見に行き、秋には駅前でストリートライブもやった。――叶うことなら今と変わらない五人組のままでいたいと願っていた。それぞれが濁った感情を内に秘めたまま。輝かしい青春に浸るふりをしながら。
 純也と秘密の恋愛関係を結んでしまった夜瑠。何も知らずに夜瑠に恋を伝えようとする新太郎。新太郎に協力するふりをしながら己の恋の成就をたくらむ火乃子。不穏な空気に孤独感を深める青嵐。そしてすべてが破局に向かおうとする中、ただ一人純也だけは元の関係に戻るために抗おうとしていた。
 秘密の恋の物語、完結編。

みんなのデータ

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みんなからのレビュー

  • よっち

    今と変わらない五人組のままでいたいと願っていた。それぞれが濁った感情を内に秘めたまま。しかしそれぞれの想いが恋愛も友情も、全てを壊してゆく秘密の恋の物語の第三弾。関係を秘めたままでいようとする純也と夜瑠。何も知らず夜瑠に恋を伝えようとする新太郎。彼に協力するふりをしながら恋の成就を企む火乃子。不穏な空気に孤独感を深める青嵐。そこからの行き着くところまで止まらない激動の展開、何とか取り戻そうとする彼女の奔走もありましたけど、もう一度ぶつかりあえた彼らだからこそ、いつかまたみんなで笑い合える日を迎えて欲しい。 続きを読む…

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  • 芳樹

    恋と友情の間で葛藤する高校生男女の姿を描いた青春物語の完結編。誰もが悪く、誰も悪くない。それぞれが思い描く恋愛と友情の形があり、純粋に各々の気持ちに従って行動した彼らが至った先に待つのは、誰もが傷つくという結末でした。でも、それで良いのです。本シリーズにおいて折に触れ言及される「歪んだ形でまっすぐ大人になる子ども達」の姿がそのように描かれたということなのです。思春期の少年少女は純粋ゆえに痛みを知り、傷つくことを繰り返して大人になるのは真理。友情と愛情のどちらの意味でも純粋な想いを描いた作品でした。傑作。 続きを読む…

    ネタバレあり
  • オセロ

    【祝・完結】 親友達との友情を大切にしながらも、その心地良い関係を壊さない為に皆には隠れて付き合う純也と夜瑠。その裏で火乃子、新太郎、青嵐達の思惑と恋心が渦巻く中で友情を取るか恋心を取るか選択を迫られる…。 それぞれがそれぞれのことを大切に思っているからこそ秘密が増えていくことでグループが崩壊していく様子は何とも言えませんでしたが、それでも捨てきれない友情への思いがあって。願いを叶える為にそれぞれが足掻いたからこその結末と、その裏で実る歪んだ純愛が印象的でした。 続きを読む…

    ネタバレあり
  • わたー

    ★★★★★完結。決して長くはないシリーズだったが、大きな爪痕を残した作品だったなあと。実際、序盤から崩壊に向かってのカウントダウンが着々と進んでいるのをひしひしと感じて、ページをめくる手がなかなか進まなかったし、ちょっと咀嚼する時間がほしい。グループ内の恋愛事情を知りながらも、黙って付き合うことを選択した二人。自身の恋を成就させるために協力することになった新太郎と火乃子。そして…それを薄々感づきながらも、あくまでグループの維持に努める青嵐。それぞれの思惑が交錯し、どうしようもない歪みとして現れてしまう。 続きを読む…

    ネタバレあり
  • のれん

    5人の友人全員が本音を吐けるドラマ性はよく進めたな、と感心。 不純なものを排除する病的な決意はメチャクチャ怖いし、男性キャラが全員怖がってるのに、女性を攻めざるをえなくなっているのが面白い。 今作のフィクション性は全員が自分は不当な存在であると自覚していること。これがラストに繋がったんじゃないだろうか。 あの時バカやったよなと進路で話し合いできる関係。それを学生中でやった意義はエピローグにて明かされる。最後まで青春ラブコメであることを貫いた不純愛作品。恋は友情を倒すが、繋いだ友情は愛を導くのだ。 続きを読む…

    ネタバレあり
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製品情報

  • レーベル
  • 発売日
    2023/03/10
  • 定価
    880円(本体800円+税)
  • ISBN
    9784049148220

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