
あらすじ紹介
禁忌を犯し、竜を従属させよ。
魔王に殺され、その息子である第七魔王子・ジルバギアスに転生した勇者。
残虐な魔王子を演じ、どうにか囚われのハイエルフ・リリアナの救出に成功するも、彼女は自我を喪失し自らを『犬』だと思い込んでしまう……。
そんな折、ジルバギアスは軍事演習として廃墟に巣食うゴブリンの殲滅を命じられる。
しかし、廃墟で遭遇したのは、前世の戦友であるホワイトドラゴンの長・ファラヴギだった。
魔王子として敵対するか、あるいは彼を仲間に引き込むため――部下を皆殺しにするか。
ジルバギアスは苦渋の決断を迫られる――。
『竜』の因果に翻弄される、偽りの魔王子による国崩し、第2幕。
みんなのデータ
-
0
評価する -
2
読みたい
みんなからのレビュー
-
わたー
21★★★★★基本はダークでたまにびっくりするほどのエグみが効いているのに、唐突に感度3000倍とか出してくるのは反則だろ。まあ、あの作品と違って痛覚だったけど。ハイエルフをペットにした主人公ジルバギアス。初陣の前に実戦経験を積ませようとした母親の計らいで、ゴブリンの脱走兵狩りにきた彼を待っていたのは、かつて自分と共に魔王場へ特攻をかけた白竜の長であった…ことから始まる2巻。なんの因果か、またもや前世で縁のあった奴との、考えうる限り最悪なタイミングでの再会、そして死闘。現世の忠実な部下か志を同じくする同士か。 続きを読む…
ネタバレあり
-
alleine05
8前巻がエルフ関連の話だったのに対し今回はドラゴン関連の話といった感じ。それと武装強化。ドラゴンの鱗製の鎧に前世の愛剣を手に入れ、剣槍という自分に合った戦い方を身につけ、兄王子が今までにない動きを見せ初めてということで、いよいよ人間と魔族の戦いの実戦に飛び込むときが近づいてきたのかなと。魔王本人はもちろん兄や姉など、始末すべき仇は何人もいるので、そろそろ本格的な復讐劇を始めてほしいところ。そしてそれとはべつに死霊術を学ぶ過程で出会った彼女との因縁がどうなるのかも気になる。 続きを読む…
ネタバレあり
-
リク
6禁忌を犯すほどに強くなり、面白くなっていく。聖属性の象徴たる元勇者が(実際は違うみたいだけどイメージ的に)闇属性の象徴たる死霊術に手を出すというだけでも踏み込んでるのに、そこからこう繋げてくるのは業が深い…。時を超えるってロマンティックなだけじゃないんだな…。勇者であった頃の人格がベースにありながら、魔王子としての常識がジワジワと侵食している感じも不気味。そもそも死霊術を使うなんて勇者でしかなかった頃なら可能であっても忌避していたろうし。一方周りには聖属性の人物が増え、相反する要素がどう影響していくのか。 続きを読む…
ネタバレあり
-
あさい
3Web版既読。勇者が魔王の王子になって国を内部から打ち崩して行く物語の第2巻。禁忌を踏みにじることで強くなっていく主人公ジルバギアスは、魔王城急襲作戦で同胞だった白竜を手にかけたり、その白竜の娘の身柄を預かることになるという事態になってしまう。ドラゴン族の能力人化の能力を得たり、死霊術の能力を得たりしているが、前世の幼馴染との再会がジルくん同様にメンタルに来ますね。人化してアルコールに溺れるアンテとソフィアの所はジェットコースターですが貴重なコメディ部分で清涼剤でした。書き下ろしSSは笑わせて貰いました。 続きを読む…
ネタバレあり
-
なぎ
2白龍を倒したり、死霊術を学んだりと5歳とは思えぬ程の力を身に着け着実に強くなっていくジルバギアス、そんな彼を周囲も注目するようになる。最終的には打倒魔王国が目標、しかし自分を信頼してくれる部下や母の存在にジルバキアスが葛藤している描写がすごく主人公っぽくて好きです。彼の秘密を知ることになった新ヒロイン・レイラとの関係性も要注目です。誇り高き竜・ファラヴギの最期にはウルッとしてしまいました、怒り狂ってるだけではなくて愛情深い父としての最期で良かった。 続きを読む…
ネタバレあり
製品情報
-
レーベル
-
発売日2023/01/25
-
定価825円(本体750円+税)
-
ISBN9784824003898