
さあっ候補生さま、“王霊討伐”の時間です
守るは全人類八十億人、討つは悪霊の王・王霊!
著者:
藤木わしろ
(著者)
/
にの子
(イラスト)
シリーズ:さあっ候補生さま、”王霊討伐”の時間です(MF文庫J)
あらすじ紹介
「うんうんっ! ボクが選んだ人は──あっ!」
死者が蘇るようになった現代。異形の姿となり被害を齎す死者は『悪霊』と呼ばれるようになった。一方『善霊』と呼ばれ生前偉大な功績を残した死者もおり、特別な能力を生者に与えた。かつて悪霊による世界的な集団失踪事件『異界事変』で母を失った穂羽天理は、善霊から赤光を纏う長剣型の霊器を授けられ、この世界を壊してしまった悪霊の王――『王霊』を討伐するための候補生となる。
そんな彼女の前に善霊リシアと殺し屋を名乗る浅江遥斗が現れる。周囲と馴れ合わず、防衛省、自衛隊の指示に遥斗が従わない中、天理の最初の悪霊討伐――異界攻略作戦が開始される。
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よっち
35異形の死者『悪霊』が蘇るようになった現代。特別な能力を生者に与える『善霊』から霊器を授けられた穂羽天理が、『王霊』を討伐するための候補生に志願するファンタジー。悪霊による世界的な集団失踪事件で母を失った天理が出会った善霊リシアと殺し屋を名乗るハルト。曲者揃いの候補生たちと初めて異界攻略作戦に挑む展開で、誰が味方で敵なのか疑心暗鬼になる候補生たちの中で、関係者としての知識と卓越した洞察力で信頼を得る天理はいい感じに存在感を見せていましたけど、傍若無人な王霊にこれからどう対峙してゆくのか今後の展開に期待です。 続きを読む…
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真白優樹
11死者が蘇るようになった世界で、力を与える霊に選ばれた少女が、死者の殺し屋の少年と出会い始まる物語。―――悪意は巡り牙を剥く、それは気紛れな王の手の中で。 重く殺伐とした世界観の中、頭脳戦と異能バトルが繰り広げられる物語であり、骨太で王道であるからこそ、読み応えがあって面白い物語である。絶対的な力を持つ黒幕はすぐ近くに。求められるのは、全てを解き明かし殺す事。大きなものを託された少女は、黒幕を利用しながらもその機嫌を損ねず、世界を救うことは出来るのか。続く戦いの行方とは。 次巻も勿論楽しみである。 続きを読む…
ネタバレあり
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凜音
8読了 死者が蘇る様になった現代、人に害なす死者「悪霊」と功績を残した英霊・偉人の死者であり生者に力を与える「善霊」そして、世界の壊れた原因である「王霊」。 善霊に選ばれた候補生達が王霊討伐の為異界攻略に乗り出す。設定が深く面白い。今巻だけで名前ある善霊(偉人)は8人でその能力をかつての功績からどの様な設定にするのか作者なりの解釈がなされて面白い。 又、異界攻略に関してバチバチ戦闘するだけでなく悪霊に知能がある点から頭脳戦の様にどんな異界なのか能力なのかを考察し、攻略法を探る思考の描写もたのしめました。 続きを読む…
ネタバレあり
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八岐
6★★★★☆ おおっ、これは面白い! 最後の最後までワクワクハラハラさせられてしまった。予想外の連続でここぞという時に急展開が差し込まれて、ゾクゾクとなりましたよ。いや全く勘違いしていた。天理はメインヒロインじゃなくてこれ完全に主人公ですね。最初は自分で戦えないし消極的なのかと思ったら、人類唯一のサヴァイバーであり軍師であり名探偵じゃないですか。間違いなく物語を強烈に牽引し続けたのは彼女である。ラストで「解体」を始めた時はそのタイミングでいきなりやるのかと度肝を抜かれたが、いやはや凄え女だ、この娘。 続きを読む…
ネタバレあり
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リク
6偉人をテーマにした作品。気になったことを調べるというのはとても大事なことだと思う。誰でも知ってる有名人から、あまり聞いた事のないような名前まで含まれていたのは狙い通りになっていたのでは。本当に調べるかは知らんけど。本編はタイトルから想像していたよりもかなり重くて殺伐としていた。直接的戦闘だけでなく頭脳戦な部分も目立っていたので、天理の存在感がかなりあったのがよかった。王霊の何でもあり感がすごいけど、ここから打開策は見つけられるのか。 続きを読む…
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製品情報
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レーベル
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発売日2023/01/25
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定価726円(本体660円+税)
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ISBN9784046821072