あらすじ紹介
いつか、あの人みたいな正義の騎士に!!
星間国家アルグランド帝国――その辺境であるバンフィールド伯爵家で、騎士としての第一歩を踏み出した少女エマ。
幼い頃に見た領主様に憧れて騎士を志した彼女だったが、初の実戦で失敗し、さらなる辺境惑星エーリアスに左遷されてしまう。
やる気の無いお荷物部隊の隊長を押し付けられたエマだけど――
「この程度で諦めるもんか。あたしは正義の騎士になるんだ!」
真っ直ぐに頑張る彼女に、少しずつ感化される者も出始める。
そんな中、エーリアスに海賊の拠点があることが判明。
本星から精鋭部隊が送り込まれるが……!?
落ちこぼれの少女騎士が成り上がる新たな「星間国家」英雄譚、開幕!!
みんなからのレビュー
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しまふくろう
22星間国家の悪徳領主の外伝という事でなんとなく買い。絵は本編と同じで可愛らしい。 物語はリアムに憧れた女の子が騎士を目指す話。妙な才能のせいで、やたら尖った性能の機動騎士では強いけれど普通の機体だとからっきし、という捻り方が面白い。 ただちょっと他の人の感想にもあったけれど、これ本編からアンジャッシュ要素を抜いたごく普通のファンタジーSF物ではなかろうか。 最後までつまらなくはないけれど物足りない感じがした。 続きを読む…
ネタバレあり -
こも 零細企業営業
21リアムより歳下の女騎士が主人公。平民出身でバンフィールド家の領地の住民だったが。急速に拡大したせいで、騎士不足が問題となっていた。それを解消するために門戸が広げて騎士学校を開設され、学校に入って騎士になれたが、、騎士の必須技能、機動騎士の操縦がド下手だと評価されていた。研修での実戦で操縦下手と教官が用意した海賊を殺せなかった結果。普通ならCで卒業して現場に配属されるのだが、彼女は落ちこぼれのD判定を受け。元海賊貴族バークリー家の領地だった辺境へと配属されるが、メンバーは全くやる気の無い連中ばかりだった。 続きを読む…
ネタバレあり -
真白優樹
15リアムの物語の裏、辺境惑星に左遷された新米落ちこぼれ騎士の少女が成り上がる物語。―――稲妻となりて駆けろ、あの日憧れた背中を追いかけて。 機動騎士の戦いという面白さを抜き出した外伝であり、主人公が未熟であるからこそ泥臭く、だがそれでもひたむきに頑張っていくからこそ、また違った熱さが見所である物語である。踏み出した一歩は、欠陥機と共に。確かに一つ成り上がりを刻んで次は何処へと飛び立っていくのか。いつか少女は憧れた背中と並び立つことはあるのだろうか。 次巻も須らく期待であるべし。 続きを読む…
ネタバレあり -
蛇の婿
13『俺は星間国家の悪徳領主!』の外伝的作品。とりあえずイラストが嬉しい。本編ではほぼお笑い要員のクリスティアナが本来の持つ有能さを発揮していたり、ブライアンがきちんとその『いろいろ経験してきた』だけある底知れなさを発揮していたり、視点を変えた本編登場人物の見せる魅力もなかなか。 続きを読む…
ネタバレあり -
アウル
12悪徳領主の外伝話。幼い頃にリアムに憧れたエマが正義の騎士となるべく第一歩を踏み出す物語。う~ん、個人的には本編のあのノリが好きなんでこっちの外伝話は普通な感じがしたな。コメディー色が強いわけでもないし隠された才能が発覚し成り上がっていく系の話。パイルバンカーで撃破するシーンは結構好みだったわ~。この感じだと次巻が出たとしても追いかけるのは本編の方だけでいいかな。 続きを読む…
ネタバレあり
製品情報
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レーベル
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発売日2022/12/25
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定価649円(本体590円+税)
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ISBN9784824003584
パートナーのおすすめレビュー(宣伝)
落ちこぼれの騎士候補生・エマの爽快な逆転劇がたまらないッス!!
エマは成績優秀な騎士候補生だったんスけど、どういうわけか肝心の機動騎士の操縦がダメダメ。出来損ないの烙印を押され、辺境惑星に左遷させられてしまうんス。やる気のない上司や言う事を聞かない部下達の目を覚ますこともままならず、もがき続ける日々。心がきゅっとなっちゃうッスね…。
しかし、原作ファンならニヤリとできる「ある人物」の介入により転機が訪れるッス。エマの特性を見出したその人物によって、特機「アタランテ」を託されたエマ。そこから今までの鬱憤を晴らすように、エマの無双の始まりッスよ~!
「アタランテ」はエース級のパイロットすら、扱うのが困難とされる機体ッス。にもかかわらず、エマは数百の敵に対して単騎突撃! 颯爽と機体を乗りこなし、かつて出来損ないの烙印を押した上官が認めるほどの、大戦果をあげちゃうんスよ! 出来損ないでありながらも、前向きに頑張っていたエマが報われるその瞬間は、爽快感が凄かったッスね~!
その他、本編にも登場するゲストキャラがさらっと登場したりと、原作ファンならもっと嬉しい一冊ッスよ!
カッコよさは正義! いわく付きの武器でのバトルは迫力満点!!
なんせ、ロマンあふれる武器やロボットがたくさん登場するからね。この作品は機動騎士と呼ばれる人型ロボットが、宇宙規模で戦いを繰り広げる壮大な物語なんだけど、その主役は旧型のモーヘイヴや新型機のネヴァン、敵に配備されているゾークと言った、量産機たちなんだ。量産機が搭乗する人によってカスタムされて、それぞれの個性が出るなんて、ロボット好きにはたまらないはずさ!
機動騎士が使用する武器も様々で、実体剣やマシンガン、レーザー……そして極めつけは、パイルバンカー! これはエマが巨大兵器ビックボアに立ち向かう時に持ち出した武器なんだけど、作中でも前時代的だとか、使い物にならない武器扱いされている、いわく付きの物だったんだ。でも、そんな評価は関係ないよね。だって、カッコよさは正義だから!
パイルバンカーを使ったエマのバトルは、迫力満点。まさにロマンの集大成だから、ぜひキミも楽しみに読んで欲しいな。