あらすじ紹介
「私は元、ヴァンパイアハンターだ」
「……マジ?」
どこにでもいるギャルの女子高生、琉花のクラスにヤベー奴が現れた。
銀髪銀眼、十字架のアクセサリーに黒の革手袋をした美少女・銀華。
その正体は、悪しき吸血鬼を追う狩人だった。
銀華の隠された秘密を琉花は偶然知ってしまうのだがーー
「まさか、あんた……すっぴん!?」
「そうだが……?」
琉花の関心は銀華の美貌の方で!?
コスメにプリにカラオケに、時に眷属とバトったり。
最強JKには日常も非日常も関係ない。
だってーーあたしらダチだから!
光のギャルと闇の狩人が織り成す、デコボコ学園(非)日常コメディ!
みんなのデータ
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11評価する
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21読みたい
みんなからのレビュー
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芳樹
38とにかく明るいギャル女子高生・琉花と、元ヴァンパイアハンターの銀華との交流を描く学園青春コメディ作品。「○○に優しいギャル」というオタク男子にとって理想的ヒロインを、「”ヴァンハ”女子」に適用するという新機軸で、とても楽しく読ませて頂きました。女の子どうしですが”百合”ではなく、純粋な”友情”物語というのが実に刺さりますね。本作品はこの一巻で綺麗にまとまっていますが、琉花&銀華、そしてそのギャル友達とのその後の日常も見てみたい。続編があれば嬉しい限りです。 続きを読む…
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よっち
32気のいいギャル女子高生・琉花のクラスに復学生として現れた美少女・銀華。気になる彼女の秘密を偶然知って仲良くなる光のギャルと闇の狩人が織り成すデコボコ学園(非)日常コメディ。銀髪銀眼、十字架アクセサリーに黒革手袋をしたヤベー奴と思っていた銀華が、実は吸血鬼を討伐していた狩人だと偶然知ってしまう琉花。女子高生らしさを知らない彼女にコスメやプリ、親友と一緒にカラオケする楽しさを教える琉花が、眷属に襲われ陰謀に巻き込まれてもJKならではの創意工夫で銀華に協力して、一緒に乗り越えてしまう優しい友情の青春小説でした。 続きを読む…
ネタバレあり -
わたー
27★★★★★クッソ面白かった。このギャル、最強すぎるのでは?ギャルの琉花のクラスに復学したのは銀髪銀眼に大量のアクセサリーと黒川手袋をつけたヤベーヤツ銀華。彼女が実は元ヴァンパイアハンターだったことから始まる(非)日常コメディ。オタクに優しいギャルというファンタジーを更に昇華した、ヴァンハにも優しいギャルである主人公琉花の徳がとにかく高く、その「陽」のパワーで心が洗われるようだった。そんな彼女の命を救ったことで懐かれ、イマドキJKの洗礼を受ける銀華というある種の異文化交流的な掛け合いが微笑ましくてグッド。 続きを読む…
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のれん
19タイトル通り非日常に暮らす少女との交流を積極的に交わす少女が話を動かしていく。 ギャルっていうのが一昔前と思わせるが、プリクラの機能を駆使している(あとがきによると作者は取材の上でオリジナルポージングを作ってるようだ)のが返ってガチ感がある。 プリクラは地方のゲーセンでは未だに女子高生が群がってるのは見るので、SNSしたりメイクしたりで自由度の高さの描写は良かった。 ただハンター少女も容量良いし、常識も配慮も兼ね備えているのであんまり障害がなかったのも事実。 ギャルだけでなく味方すべてが優しいお話だった。 続きを読む…
ネタバレあり -
まっさん
18★★★ GA文庫大賞銀賞受賞作品。 パッケージから日常物をベースに少しファンタジー要素を付け足した百合作品を想像していましたが、実際は殆ど全く百合要素は含まれておらず、代わりにしっかりとファンタジー要素を交えた日常物という印象を受けました。 全体的に顔が良い女性キャラクターしか登場せず、美少女達が過ごす学園生活と人を襲う化け物であるヴァンパイアとの闘いを摂取出来る、一粒で二度美味しい良作でした。ただ、その分どちらの要素も深く掘り下げられておらず、特に学園生活描写がかなり控え目になっていた所には物足り→ 続きを読む…
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製品情報
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レーベル
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発売日2023/01/16
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定価726円(本体660円+税)
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ISBN9784815618643
パートナーのおすすめレビュー(宣伝)
ギャルとヴァンパイアハンター。立場も性格の違う二人のやり取りが微笑ましい!
だけど銀華ちゃんは、話しかけてくれた女の子に素っ気ない態度で接しちゃうような不器用な子なんだ。でもそれには訳があって……実は、銀華ちゃんはずっと戦いに身を置いていたヴァンパイアハンターだったの!
そんな銀華ちゃんは、人と気軽に接することができる琉花ちゃんに興味を示したみたい。琉花ちゃんも謎めいた彼女のことが気になる様子……だけど、秘密を探ろうとはしないんだ。むやみに相手の心に踏み込まないというのも、人付き合いが上手な証拠だよね!
だからこそ銀華ちゃんは信用して、琉花ちゃんにはヴァンパイアハンターであることを明かしたの。でも衝撃的な告白をしたはずが、さすがはギャル! 琉花ちゃんはあっさり受け入れちゃうんだよ。それには銀華ちゃんの方がびっくりしていて、可笑しくなっちゃった!
同じ秘密を持つことで距離がぐんと縮まった琉花ちゃんと銀華ちゃん。立場も性格の違う二人のやり取りは微笑ましくって、ずっと見ていたくなっちゃうの!
正反対なふたりだけど…案外ナイスコンビかも!?
一人でヴァンパイアに立ち向かう銀華を見ていた琉花は、命の恩人の力に少しでもなりたいと考えるんだ。そこで琉花も祓気を使って一緒に戦いたいって申し出るんだけど、銀華は首を横に振る。祓気を習得するには膨大な時間と厳しい修行が必要なうえ、ヴァンパイアハンターの戒律にも従う必要がある。その戒律はメディア露出やSNS禁止だから、ギャルの琉花にはちょっと厳しいかもね。
だけど琉花は、護身用に渡された祓気のこもった銀の粉を見て、ネイルに塗ることを思いつくんだよ! 銀の爪になれば、ヴァンパイアにダメージを与えることも可能ってわけなんだけど……。まさかそんな使い方、思いつきもしなかったよ。ギャルの彼女らしいユニークで柔軟な発想には、いつも驚かされてばかりさ!
実力派ヴァンパイアハンターの銀華と、ギャルの発想力を活かした琉花というコンビが、どういう化学反応を起こすのか。楽しみだね!