
あらすじ紹介
『この世界は、私のために回っている――』
謎の万能感とともに永い眠りから醒めた少女ミツバ。
しかし、継母はミツバの覚醒を快く思っていなかった。継母の策略で、ミツバは貴族名を取り上げられたあげく、士官学校に入学することになってしまう。
ところがミツバには、ぼんやりとした異世界の記憶と、無自覚に発動する呪いの力が宿っていた……。
これは、周りの人々に畏れられながらも異能の力でわが道を突き進む少女の生き様を描く、異色の異世界蹂躙譚。
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みんなからのレビュー
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よっち
39謎の万能感とともに永い眠りから醒めた少女ミツバ。しかし父を毒殺した継母の策略で、貴族名を取り上げられた挙句、士官学校に入学することになってしまう異世界蹂躙譚。彼女にはぼんやりとした異世界の記憶と、無自覚に発動する呪いの力が宿っていて、幽閉場所や、わずか11歳で入学することになった士官学校、軍事研修として送り込まれた先でも、どこかぶっ飛んだ思考でやりたい放題に蹂躙して、行く先々で周囲を恐れさせてゆくミツバ。士官学校で出会ったクローネとサンドラたちと進む道は異なりそうですけど、これからどうなるのか続巻に期待。 続きを読む…
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アウル
18なんとしても我が子を救いたい父親とマッドサイエンティストな魔術師が手を組み治療?していたミツバがある日突然目を覚ます。継母は乗っ取る為にミツバが邪魔で仕方がなく策略を用いて貴族ではなくし士官学校へと入学させるのだが...な話。めっちゃポンポン人死んでくな。周りに畏れられながらも我が道をマイペースに進むミツバの胆力が凄いわ。クローネとサンドラの同室のメンバーもキャラが濃いし面白いな。なんやかんやと謎が多いのでここからどう明かされていくのかミツバがどういった道を歩んでいくのか楽しみだわ。 続きを読む…
ネタバレあり
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alleine05
9『死神を食べた少女』『勇者、或いは化け物と呼ばれた少女』『火輪を抱いた少女』の作者の新作。なかなか新作が出なかったけど、こうして読めて嬉しい。いつも通りの頭がヤバい少女が軍人になる話だけど、今回は銃や大砲を使うのが今までとの違いか。まだ1巻だけあって暴れ方とその被害はまだおとなしめな印象。士官学校卒業後が楽しみ。同期のクローネやサンドラはどちらも出世して、将来的には敵対することになりそうな気がするのだけど、どうなるだろう。 続きを読む…
ネタバレあり
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凜音
8読了 植物状態から謎の万能感を持って覚醒した少女:ミツバ。 謀略の末、唯一の味方であった父が他界し、継母には貴族名を取り上げられて士官学校へと入学する事に…呪いを振りまくミツバという少女の歩む道は如何様な結末を迎えるのか。得体の知れぬナニカが目覚めて始まる異世界蹂躙譚。みつばものがたりを読んだのですが、面白かったを言葉にするのが難しい。まず1つ言えるのは思っていた以上に読みやすかったです。暗い内容に加えて、ミツバの不気味さもあるから文が密密の多少読みにくさがあるのかなと思っていてのですが杞憂でした。 続きを読む…
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TERU
7永い眠りから醒めた少女・ミツバ。 しかし、継母はミツバの覚醒を快く思っていなかった。 唯一の味方であった父は、継母の謀略により他界。残されたミツバは、貴族としての名を取り上げられ士官学校へ入学させられる。そんなミツバには、ぼんやりと残っていた記憶と、無自覚に発動する呪いの力が宿っていた…… 人間の皮を被った化け物の少女・ミツバが愉快に呪いを振り撒いていくダークファンタジー。 作者・七沢またり先生の作品が軒並み好きなので完全に作者買いだったのですが面白かったです。 続きを読む…
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製品情報
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レーベル
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発売日2022/11/25
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定価1430円(本体1300円+税)
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ISBN9784046818379
パートナーのおすすめレビュー
背徳感も含めて楽しめる、異色のファンタジー作品です!
さらに目覚めて間もなく、彼女はいきなり貴族の権力争いに巻き込まれてしまうんです。家を乗っ取ろうとする継母の画策により、塔に幽閉された彼女のことを、人々は呪い人形呼ばわり。しかし当の本人はいたって気にせず、魔術のまねごとをして思いつくままに時間を潰しているのですが……。すると彼女に悪意を向けた人々が次々と、不審な死を遂げていくんです! ミツバさんによる呪いが本物なら、なんて恐ろしい力を持ったヒロインなんでしょうか……!
やがて呪いの力を恐れた継母は、ミツバさんを陸軍の士官学校に放り込んでしまうんですよ。しかし、いつでもどこでも無自覚に呪いを発動させてしまうミツバさん。彼女が引き起こすビックリ事件の数々に、周囲も読者も、心が休まることはありません! 終始ハラハラしちゃう小説です。
サイコパスなミツバが腐った社会で暴れる痛快さに、スカッとするッス!
ミツバがワクワクしながら迎えた初の銃の訓練授業でのこと。教えられたとおりにミツバが銃に魔力を込めると……紫のモヤモヤが出てきてなんだか禍々しい感じになったッス! 教官の制止も聞かずにぶっ放した結果、的の案山子を貫通して、後ろにあったイジワル貴族御用達の建屋が大炎上! これには教官も大慌てッス! なのにミツバはアハハだなんて、笑ってる場合じゃないッスよ!? ミツバの呪いの力が発動しては、周囲がてんやわんや。それなのにミツバは「なんかやっちゃった?」なんて顔でケロッとしてる。その温度差が可笑しいんス!
ミツバが育った国、ローゼリアは各々の思想がぶつかり合う激動の時代真っ只中ッス。麻薬密売や自爆テロを行うカルト集団「緑化教」なんかも現れて命がいくつあっても足りないッスよ。そんな情勢にも動じずに、自由奔放でやりたい放題なミツバの生き様が癖になる作品ッスね!