霊能探偵・藤咲藤花は人の惨劇を嗤わない 3
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霊能探偵・藤咲藤花は人の惨劇を嗤わない 3

永瀬の地獄から逃げ出した朔たち。しかし行く先には安寧の地などなく、更なる地獄のしがらみに絡めとられる。死を誘う蝶が二人を導く先では、燦然と繰り広げられ続けてきた醜悪な舞台がその幕を下ろそうとしていた。
綾里けいし (著) / 生川 (イラスト)
シリーズ:霊能探偵・藤咲藤花は人の惨劇を嗤わない(ガガガ文庫)

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あらすじ紹介

相対する白と黒。死をいざなう蝶が導く先は

永瀬の地獄から逃げ出した朔と藤花。
しかし二人の行く先にはもはや安寧の地などなく、さらなる地獄のしがらみが二人を絡めとる。

「神がかりの山査子」に保護されたものの、異能を強めるその特異な眼を狙われる朔。
滅びの力をもつ神をその身に下ろそうとする山査子の男と、それを邪魔せんとする少女の間で繰り広げられる「地獄めぐり」。
その中で、朔は藤花を危険にさらすものを呼び込む己の眼と運命を呪いはじめる。

そして死をいざなう蝶が二人を導く先では、燦然と繰り広げられ続けてきた醜悪な舞台がその幕を下ろそうとしていた。

みんなのデータ

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みんなからのレビュー

  • よっち

    永瀬の地獄から逃げ出した朔と藤花。神がかりの山査子に保護されたものの、朔の異能を強めるその特異な眼を狙われる第三弾。滅びの力をもつ神をその身に下ろそうとする山査子の冬夜、それを邪魔せんとする妹・春日の確執と、朔と藤咲が出会う眼球潰し、死者の手首といった地獄めぐり。死をいざなう蝶が二人を導いてゆく陰惨でシリアスな展開で、それでも隙あらばイチャイチャを繰り広げようとして周囲を呆れさせる藤花と朔のラブラブっぷりは強い!と思いながら読んでいましたが、身を寄せる先が次々と崩壊する彼らに安息の地はあるんでしょうか…。 続きを読む…

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  • しぇん

    この巻の結末は冒頭から明かされていましたが、内容が思い切り続くとは想像していなかったので意外でした。しかし、異常な人しかいないですね 続きを読む…

    ネタバレあり
  • のれん

    世界観が独特すぎて至高。 いきなり出てきた意味深少女と事件現場練り歩くっていう展開がおかしいし、キャラ全員が芝居のようなシームレスな台詞にやはり舞台感を感じる。てか台詞にもあったわ。 それでも映えるのは、対照的な演出と描写造形がしっくり頭に入るからだ。舞台劇は平面構造だから、それだけシンプルに入り込みやすい。 今回の血液描写は臓物も少なく、儚さが中心だったが、その分気味の悪さというのを感じれた。 前情報がないけれど、きっとあの兄妹は憎めるほど愛していたんだろうなぁ。今回も愛は怖いお話でした。 続きを読む…

    ネタバレあり
  • 虚と紅羽

    何時の間にか地獄への片道切符を握らされていた。これはあれだな、だぁれも助からないやつだな?なんて思いながら読了。 似ているからこそ、似すぎているからこそ、憎んで憎んで憎んで、それでも憎む程に愛してた。のかな。憎悪と言う名の愛情。表裏一体の愛憎もまた良き。本物と劣化品ではなく本物同士だったから相性が悪かったのかなとか、前者は前者で別の地獄が完成していたけど。 彼らが堕ちゆく地獄の形。恐ろしいけど楽しみでもある。 続きを読む…

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  • 真白優樹

    永瀬の家から脱出したのも束の間、神様を憑かせて異能を得る山査子の家に囚われ、朔と藤花、それぞれの力を求められる今巻。―――醜い地獄のその先で、触れてはならぬバケモノが生まれる。 美しいの反対、生きるために傷つけ合い食い合う醜い地獄の景色を巡る中で、山査子の兄妹のある意味純粋な愛を見つめる今巻。どんな場でも思い合う二人がやはり救えず、それどころか世界を巻き込み破滅させていく、異能が齎す歪みがこれでもかと描かれる黒さあふれる巻である。さて、目覚めたかみさまは何を齎すのか。 次巻も勿論楽しみである。 続きを読む…

    ネタバレあり
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製品情報

  • レーベル
  • 発売日
    2022/12/20
  • 定価
    660円(本体600円+税)
  • ISBN
    9784094531077

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