あらすじ紹介
「魔法のiらんど大賞2021」小説大賞 大賞受賞作品!
応募総数1,258作品の中から唯一選ばれた、大賞作。中華風の異世界を舞台に繰り広げられる、サクセスストーリー!
▼あらすじ▼
出自を隠すため長い前髪で目を隠し、目立たぬように暮らしていた月英(げつえい)。香りで不調を治す不思議な術を使い細々と生計を立てていたが、突然宮廷に連れ去られ不眠症状を治すよう命を下される。その相手は……国の頂点に立つ皇太子!?
外界との扉を閉ざし自国の文化を守り続けてきた萬華国(ばんかこく)において、新しい医術で宮廷内の人々を癒やしていく月英は異端。しかし下民育ちの根性と、型破りな香りの医術――香療術の腕が、宮廷だけでなく国をも変えてゆくことに!
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みんなからのレビュー
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ぐっち
19西国との交流を禁止された国で、西国の香りの術と西国の目をもつヒロインが、睡眠不足の皇太子をはじめ困っている人を助けていく話。この状況に至った理由も納得度が高くおもしろかった。続くといいな。 続きを読む…
ネタバレあり -
tomtom
14出てくる人が皆いい人で、ドス黒い宮廷の話ではなかったことにホッとした。アロマだけで医官になれたり、恵まれてるな。前髪だけで瞳の色に誰にも気づかれず生活できるのか、本当に隠せるのか疑問に思った。 続きを読む…
ネタバレあり -
nono
14図書館本。初読み作家様。異国との交流を一切禁じた萬華国を舞台に、人とは異なる瞳をひた隠し、香りで人を癒やす月英の中華風味のお話。不幸な生い立ちから諦め癖のある月英が皇太子・燕明から見込まれて不本意ながら宮中で頑張る展開は、彼女の意志がおざなりになる点は気になるものの、亡き親の遺志を受け継ぎ自分の力で新たな一歩を歩みだす熱い物語。恋模様は仄かにw情緒面では物足りないものの、夢のある展開を楽しみつつ読了。 続きを読む…
ネタバレあり -
ぐっち
122巻が出たので再読。西国との交流を禁止される国で、西国の香療術を使う月英。目の下のクマが深い皇太子・燕明をはじめ、いろいろな人と事件を解決していき…。藩季がまさかそういう立ち位置とは。続いて2巻へ。 続きを読む…
ネタバレあり -
すがはら
9アロマオイルの知識チートでのし上がる男装女子のお仕事ラノベ。アロマそんなに効果あったのか。テンポが良くて勢いがあるのは良いのだけれど、いかんせん軽い。皇帝の威光も権威も全てが軽いのは、別け隔てなくタメ口で言いたいことを言い合うのが現代風な理想の組織像だからなのでしょうか。出てくる人が揃いも揃って善人なので、大国ぶってるけど実は凄い辺境の小国なのでは?と疑っています。毒がなさすぎて今の心境には合わず、1巻で離脱します。そんなにダメな話ではないんだけど。今は受け付けないだけかな。 続きを読む…
ネタバレあり
製品情報
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レーベル
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発売日2022/11/10
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定価1430円(本体1300円+税)
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ISBN9784040747453
パートナーのおすすめレビュー(宣伝)
父親の形見である「香療術」を駆使し、月英の快進撃が始まるよ!
下民街で隠れるように暮らしていた月英は、その珍しい術に目を付けた皇太子・燕明に突然攫われちゃうんだ。着いた先は国の中心"萬華宮"。そこで医官として、燕明の安眠治療をするんだけど……医官達には歓迎されてないみたい?
それもそのはず、医官になるには難関試験の突破が必須。それなのに、皇太子の鶴の一声で任官されちゃったから……そりゃ彼らは面白くないよね。けど、彼女はそんなことはどこ吹く風。意地悪されても「食らえ! 蜜柑汁!」って目潰し攻撃をお見舞しちゃうんだ!
もちろんやり返すだけじゃないよ! 香療術を知ってもらおうと、精油の性質を活かして湿布を作ったり、部屋を涼しくしてみせるんだ。これには医官たちも興味津々♪ その技術や効能に納得して彼女の術を『治療術』って認めてくれるんだよ! そこから香療術が宮中に広まっていくから、仲間の力ってホント凄いよね♪
分かり合えなくても、互いを知れば仲良くなれる! そんな繋がりに温かい気持ちになれるはずだよ!
男装女子だと知らず恋をしてしまった皇太子の今後が楽しみですねぇ♪
香療術により安眠を得られるようになった皇太子でしたが、医官に任命した月英が気になっているご様子。というのも、彼女は下民出身。慣れない場で困ってないかと心配した彼は……仕事中に話しかけてみたり、遠くから見守ったりと……その姿はまるで変質者──いえ、保護者なのです!
しかも、皇太子は彼女と過ごすうちに"ある感情"が芽生え始めたようで……ふとした笑顔にドキッとさせられ、好物を食べる姿を可愛らしい感じてしまうとか☆ ふふ、もうお気づきですね? そう! 彼は弟のように思っていた月英に恋をしてしまったのです! ですが、皇太子は彼女が男装女子だと知りませんからねぇ……自身の感情に戸惑うのは当然の流れ。その狼狽っぷりは側近にからかわれるほどなのですよ☆
そんな中、香療術が『異国融和政策』の足がかりに! 彼女の実績を基に政策を進めることは、香療術を愛する彼女のためでもあるのです。きっと二人の出会いは運命だったのでしょうね♪