あらすじ紹介
「――組織の再生の方法、ご存じですか?」
高校生社長、木下優多は、若くして財産を築くが、金に目がくらんだ友人や親戚に裏切られ、果ては父親に刺されてしまう。
絶望した優多を救ったのは、召喚主にして心優しき異世界の亡国の姫君、ミユの涙と純真な心から生まれた、小さな未練だった。
国を喪ったミユに残されたものは、千を超える民とただ穴を掘るだけの魔法。民を巻き込む総反撃しかないと唱える軍務卿に、優多は待ったをかける。
「戦争は不要です。ミユに街を掘り出してもらいましょう」
これは再生屋と呼ばれた少年が、少女のために国を再生する物語。
みんなからのレビュー
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碧海いお
11講談社ラノベ文庫新人賞優秀賞ということで購入。 高校生にして社長の主人公の木下優多は若くして財産を築く。しかし、金に目がくらんだ父親によって刺され死亡。いつの間にか知らない世界に。そこで組織の再生する。 この手のラノベは内容が固いという印象を受けますが、ゆるい。けど、タイトルのダンジョンの要素が薄いかも。 ヒロインである姫君のミユがトラウマになりました。ミユの存在は大きいですが、ラブコメじゃない。最初の異世界転生以外はトレンドとずれた感じでしたけど、個人的に微妙だったかもしれない。続きが出るだろうか? 続きを読む…
ネタバレあり -
真白優樹
10再生屋と呼ばれるほどに幾多の企業を再建し、周りの全てに裏切られた少年が異世界の亡国の姫君に召喚され、始まる物語。―――彼女の為に立て直せ、彼女を使い潰す駒として。 ヒロインをこれでもかと扱き使いながらも、圧倒的な成果を叩きだしていく物語であり、経済という武器で状況をコントロールしていく、経済的な面白さと、再生の温かみがあるいい意味でレベルの高い物語である。必要ならば世界を買い取る、新たな戦いに進む少年の前に未来はあるのか。心配する必要はないだろう、頼れる仲間達がいるのだから。 次巻も勿論楽しみである。 続きを読む…
ネタバレあり -
リク@ぼっち党員
7金が原因で親しかった者に裏切られ、死にかけの状態で異世界転移。かなりしんどい状況から始まったけど、全体的に緩め。この状況からでも信じられる主人公がスゴいのか、信じさせたヒロインがスゴいのか。経済発展系の話だけど、内政の段階なので派手な動きは終盤まで少なめ。異世界人の経験から一見役に立たないスキルを有効に使うのはよかった。いきなりブラック作業から開始したのは最近の動きと真逆である意味新鮮。まぁ、世の中にはブラックじゃないと回らない部分があるのもまた事実。大切なものを守るために粉骨砕身で世界を変えられるのか。 続きを読む…
ネタバレあり -
菊地
3内政チート系作品。それなりに面白いけど、根本的にヒロインさんの能力が「分かり易く、有用な、チート性能」なので、「価値が低いと思われていた能力を工夫で上手く使う」という印象はやや薄目。 ただ、こき使われるヒロインちゃんはかわいかった。 続きを読む…
ネタバレあり -
XHaugh Earl
2今作前、この類いの作品を触れた時はもう3年前だった。いつでも、主人公は崩れし寸前の国を救い、頭脳で危機を乗り越えるのはやはり僕の好みをどストライクすぎる。ちなみに、本作は、ミュの意思いより、ほかの作品と違い、殺伐沙汰の策を使った展開は少ない、それも1つかなり面白いところである。 主人公とヒロインたちのやり取りは面白すぎる。実に言うと、最初はミュを目当てで、本作を買った。1巻が読み終わったあと、第2巻は待ちきれない。 続きを読む…
ネタバレあり
製品情報
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レーベル
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発売日2022/12/28
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定価770円(本体700円+税)
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ISBN9784065291146