あらすじ紹介
訪れたのは吉報と新たな試練!?
公爵令嬢エリナと婚約し、ルベリア王国の王太子となったアルヴィス。
結婚し夫婦となった二人は公務で訪れたリュングベルにて、穏やかな時間を過ごしていた。
しかしそれも束の間。
トーグによるエリナの誘拐事件が起き、アルヴィスも救出のため怪我を負ってしまう。
負った傷は深く、臥せるアルヴィス。
傍で支えるエリナは自分のせいだと責任を感じていた。
そんなエリナの様子を見たアルヴィスは原因が自分にあると、トーグとの因縁に繋がる過去の出来事を話し始める。
それはアルヴィスと一人の少女の話だった――。
一方、王宮では水面下でアルヴィスの側妃について話が動いていた。
国王をはじめとして、側妃を娶ることを望む貴族たち。
彼らを前にアルヴィスの下す決断とは……?
これはとある王国のお話。
ふたりが恋を知り、愛を育んでいく物語。
みんなのデータ
-
0評価する
-
0読みたい
みんなからのレビュー
-
尚侍
5とっても面白かった。本作の良いところは伝統的な価値観を良し悪しを抜きにしてきちんと描き出していることで、それを踏まえているからこそ、それに反する動きがあることに説得力が出てくるわけで、そのあたりの起伏のつけ方が抜群にうまいなと感じさせられました。これが普通のラノベであれば、リティを側妃候補にする際にこういう手段をとればいいという描写はまず出てこないと思うので、そうした物語の描き方ができる作者はかなりの数の文学作品を読み込んでいるなと思わされました。いずれにせよ非常に面白いシリーズなので、続きが楽しみです。 続きを読む…
ネタバレあり -
hallelujah
2WEB版既読済み/アルヴィスの過去と、エリナの懐妊、そして側室のお話。正直、WEB版でこの辺りを読んだ際、そんなトラウマになるようなエピソードかな?と思ってしまっていたのだが、アルヴィスのやさぐれ期とシュリータの交流のエピソードが追加されていることで重みが増していてよかった。側室を断る決断とお茶会あたりはエリナと培った時間を感じさせて良き〜。 続きを読む…
ネタバレあり -
蜜葉
1悪役令嬢に冤罪をきせて追放された主人公達のいなくなった後の話。珍しい男性主人公でストーリーが深くて面白い。 続きを読む…
ネタバレあり -
seri
1発売からかなり経ってしまったが、ようやく読み終えた。婚約破棄から始まる話は昨今よくあるが、その出来事が周囲の令嬢たちの価値観に与えた影響が書かれたのはこの作品ではじめて見たかも。古いものから新しい価値観への変化、なるほどと思った。 続きを読む…
ネタバレあり -
chie
0この手の作品にしては側妃問題とか丁寧に書かれている印象。国王は本当にダメ親ですね、こんな父親を持ったとはリティだけじゃなくジラルドにも同情してしまいます。 番外編でエリナと一緒に飾り紐を編もうとして出来ず落ち込むウォズが可愛い。コミカライズでもこのシーン、ちゃんと描いてくれるかな? 続きを読む…
ネタバレあり
製品情報
-
レーベル
-
発売日2022/10/25
-
定価1320円(本体1200円+税)
-
ISBN9784824003164