あらすじ紹介
☆「小説家になろう」で話題のやりなおしファンタジーがついに書籍化!☆
紋章によって魔法の適性が決まる世界。神聖ルクシア帝国の第六皇子・アレクは七歳のとき、使えばたちまち悪魔になると言われている【闇魔法】の紋章を授かってしまう。
周囲に蔑まれ、宮殿に引き籠るようになったアレクは人生の最期、一目見たいと【闇魔法】を使うが……。
『どうしてこいつの体を奪えないのよ!?』
「俺は、悪魔にならないのか……?」
アレクの紋章は、悪魔に身体を乗っ取られずに【闇魔法】を使うことができる特別な紋章だった!
だが今更気づいてももう遅い……そう後悔しながらアレクは目を閉じ──、
目覚めると、七歳の自分に戻っていた!?
「なら、やることはひとつ……この第二の人生で、【闇魔法】を極めるんだ!」
あらゆる魔族を【闇魔法】で眷属にし、アレクはその最強の仲間とともに理想の国を作っていく──!
嫌われ皇子による人生やりなおし・辺境開拓ファンタジー!
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みんなからのレビュー
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菊地
1魔法の適性によって差別された皇子のやり直し物語。 「闇魔法」「魔族」「眷属」周りの設定が割とご都合主義的。 続きを読む…
ネタバレあり
製品情報
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レーベル
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発売日2022/10/17
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定価1430円(本体1300円+税)
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ISBN9784049145717
パートナーのおすすめレビュー(宣伝)
最強故にリスクを伴う【闇の紋章】。どうやらアレクは使いこなせるみたいッスね
闇の紋章を持つ者は、強力な闇魔法が使えるようになるッス! 遠く離れた場所でも一瞬で移動できる『転移《テレポート》』。どんな大きい物でも出し入れ自由な魔法の倉庫『黒箱《ブラックボックス》』。硬い敵でも切り裂ける『闇斬《シャドウブレード》』。魔法をかけた者の姿を消せる『隠形《ハイド》』。聞いているだけでワクワクしてくる魔法の数々ッスよね!
でも恐ろしいリスクもあるッス。闇魔法を使用した者は悪魔に取りつかれて、破壊を繰り返す魔族になるらしいッス。周囲が怯えるのも無理はないッスよね……。
誰もが闇の紋章が現れた時点で絶望してしまう世界。でもアレクの考えは前向きッス。強力な闇魔法を使いこなせば、人々を見返すことができるかもしれない。そこで彼は、強い力を持ちながら人間に虐げられている人間や魔物達を解放し、眷族にするッス。同じ痛みを持つ者たちが安心して暮らせる場所、理想の王国をつくるという野心に目覚めるんスよ! アレク達が活躍するほど、彼らを蔑んできた人間たちが焦りだす様子は見ていて気持ちがいいッスよ〜!
元ひきこもりの皇子、優秀な眷属と共に理想の国を作ります
ところがアレクさんに与えられたのは辺境の土地・ティアルス。今では帝国もろくに管理してなくて魔物だらけ。でもアレクさんには優秀な眷属がついているので、心配無用なんですよ!
彼の眷族は呪われた力や、制御できないほど強力な力を持った人間や魔物たち。自身の迫害された経験から、似たような境遇にある者は種族関係なく受け入れるところに、アレクさんの器の大きさが窺えますね。
さらには、主と呼ぶにふさわしいリーダーシップを発揮していくアレクさん。力自慢の魔物には採掘作業、掃除や鉱物の加工は人間や器用な魔物に任せます。荒れ果てていた土地も綺麗に整備されていくのですが、特に注目されたのが、ティアルスで取れる珍しい鉱石のミスリル。ミスリルを剣や鎧に加工して販売することで、他の土地からも注文がどんどん入るようになります。そんなアレクさんの国の成り立ちを、間近で見ている感覚になれてワクワクできる物語です!