あらすじ紹介
★2022年9月からコミカライズ連載スタート★
★シリーズ重版続々★
「マシュー、助けて。いやだ、死にたくない……」
「俺は君の命綱だ。何があろうと、どんなに深くに沈もうと、俺が必ず救い上げる」
灰と混沌の迷宮都市。数多のモンスターと財宝を孕むダンジョンの鮮烈な灯り。その影には、必ず害虫が潜む。
姫騎士アルウィンのため、密かに手を汚し続ける元冒険者マシューも、この街に数いる害虫の一人だ。
悪徳の街を揺るがす魔物の大量発生――スタンピードの兆候。世界最後の大迷宮『千年白夜』内に取り残されてしまったアルウィンを救うため、マシューは決死の覚悟で太陽の光が届かぬ地へと潜る。立ちはだかる危機の数々、凶悪なモンスター、そして下劣な『伝道師』の魔の手が……呪いを抱えた最弱のヒモは、かつてない困難を前にどう立ち向かうのか!
一人の『ヒモ』とその飼い主の生き様を描く、衝撃の異世界ノワール第3弾!
みんなからのレビュー
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よっち
40悪徳の街を揺るがすスタンピードの兆候。大迷宮『千年白夜』内に取り残されたアルウィンを救うため、マシューは決死の覚悟で太陽の光が届かぬ地へと潜る第三弾。呪いを抱えたまま救助隊に加わり、救出に向かうマシューたちの前に立ちはだかる危機の数々、凶悪なモンスター、下劣な『伝道師』の魔の手…。彼女の危機的状況に直面して、持てる力や経験を駆使して何とか状況を打開しようとするマシューに、周囲の見る目も変わる展開でしたけど、それもまた全ては彼女のためになんですよね…いろいろと繋がりつつある今後の展開も気になるところですね。 続きを読む…
ネタバレあり -
如水
27大迷宮、『千年白夜』に取り残されたアルウィン救出とアルウィンの故郷への凱旋(?)が本巻メイン。マシューの強さの片鱗はこれ迄も垣間見えましたが、今回は全快!!此処迄強かったのか…と言うのが分かる(そりゃぁ、太陽神恨むわな💦)御話し。ただ…内容はやっぱりノワール。明るい御話しが有る訳が無く、凱旋の(?)ね、何で(?)なのかは…読んで見たら分かります。何か読んでると、こうスカッとする話は無いモンかの~!!!と正直思えてしまう位に黒い、と言うかグロイ、と言うか暗い💧しかし病み付きになりそうな気配は感じる🤔 続きを読む…
ネタバレあり -
S.T.
25魔物の大量発生で『戦女神の盾』はあっさり壊滅。ただでさえギリギリのアルウィンが耐えられるわけもなく、『迷宮病』を晒して権威は失墜。この街でそんな状態になれば当然お礼参りがくるよねということで貞操と命も失いかけるがそこはマシューの頑張りと幸運で切り抜けるものの、完全に心神喪失状態。アルウィン再起の為、一路旧マクタロード王国へ。ここでもひたすらマシューが頑張るんだけど、どう見てもただのヒーローだよ。新装備を手にドラゴンを屠ってなんとか復活したアルウィン。一大長編を読んだ気分だが、まだ事態は半分でしかないのか。 続きを読む…
ネタバレあり -
しぇん
25主人公が飄々としているお陰であっさりめに感じますが、やはりダークファンタジーですね。陰鬱とした世界が節々に滲み出てきています。前半の冒険がわりとあっさり終わったのは驚きましたが、テンポよく話が進んでいて良かったです。ただ、最後がまた不穏な引きでしたが。あと、メデューサ姉妹もいい味だしてきましたね。アルウィンとつきあうより幸せになれそう…とか物語の本質から外れた事を思ったりもします 続きを読む…
ネタバレあり -
のれん
21マシューはやっぱりアルウィンの信奉者なんだろうなぁ。 かつての仲間たちの死も彼に悲しみを与えるだけで動揺すら浮かばせない。義理や人情はあるにせよ、根本的なところで彼は他人に何も期待してないのかもしれない。 アルウィンへの愛は恋愛という意味ではなく献身愛。ただ一つ救いがあるなら殉教のような行為は、アルウィン自身と彼女の夢の両方を考えていること。 クスリからヒモへの依存先を変えるだけなど意味がない。誰かを救うために立ち上がる姫騎士こそが愛した彼女なのだから。 いつか姫様が彼を守る日が来てほしい。 続きを読む…
ネタバレあり
製品情報
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レーベル
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発売日2022/11/10
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定価770円(本体700円+税)
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ISBN9784049145847