あらすじ紹介
弱冠八歳にして『ステータス魔法』を開発したタクトは、特級魔導士に認定され、王国中で知られる存在になった。しかし、自分のステータスを見て愕然とする。「MPがたった『5』しかない……!?」魔導士として生きることに見切りを付け、杖職人になると決めたタクトだったが、家督を継ぐために魔導学園だけは卒業する必要があった。十五歳となり、足切りレベルの魔力量で学園に裏口入学したタクト。実力がバレて退学になれば破滅しかない状況で、タクトは強くて可愛い弟子兼メイドのマルカをはじめ個性豊かなヒロイン達と共に、偽りだらけの学園ライフに挑む!
みんなからのレビュー
-
よっち
30弱冠八歳にして『ステータス魔法』を開発したもののMP5しかない特級魔導士タクト。家督を継ぐために魔導学園だけは卒業する必要があった彼が足切りレベルの魔力量で学園に裏口入学する学園ファンタジー。実力がバレたら即退学の状況で、可愛い弟子兼メイドのマルカと通う学園で出会う生徒会長コッコ先輩、魔眼持ちカレン、図書館の主ネシャト。できることからまず限られる能力なのに、誤解ばかりが積み重ねられていって、いろいろと運良く辻褄が合って乗り越えてしまう強運には苦笑いでしたけど、ますます注目されそうな今後の展開に期待ですね。 続きを読む…
ネタバレあり -
オセロ
278歳にしてステータス魔法を開発したことで特級魔術士に認定されてしまったMPが5しかないタクト。家督を継ぐ為にMPの低さを隠したまま魔道学園に弟子兼メイドのマルカと通うことになり…天才魔道士(?)と個性的なヒロイン達の学園コメディ。 平和な学園生活を送ろうとするタクトを無自覚に妨害するマルカ、MPを上げる共同研究をすることになったネシャト、タクトを脅迫して無理矢理弟子入りしたカレン。今回はカレンの一族が抱える問題をどうにか解決したものの、事態は思わぬ方向に向かうようで。続きが楽しみな新シリーズですね。 続きを読む…
ネタバレあり -
まっさん
21★ いや〜、酷評です。この作品はとことん私に合わなくて、道中何度もフェードアウトしようか悩みました。 物語は「ステータス魔法」を開発した事で一気に特級魔導士に昇格した主人公・タクトが、自らの開発した魔法で自身のステータスがMP5しかない事を可視化してしまうという、他人にバレたら即ジ・エンドな状況下で魔導学園に入学するというものでした。 とにかく私には合わなかったですね。タクトは真の力が隠されているなんて事はなく、本当の本当に実力不足な駄目魔道士。得意の幻影魔術で何とか一芝居うつ事で周囲を誤魔化してい→ 続きを読む…
ネタバレあり -
のれん
21『エム×ゼロ』というジャンプ作品を思い出す。 実は本当に弱いけれど、天才だと崇められる魔導士が幻影魔法一本でハッタリかます魔導学園もの。 主人公はステータス技術という能力の可視化を開発した、技術方面では本当に天才なので、そういうハッタリをかます知識には詳しいという説得力はある。 ただ勘違いで主人公を認めていくヒロインたちが少々ワンパターンで印象薄かったかな。似たポジションに多いというのもあるけど。 多分絶対続けばトーナメント戦出てくると思うので、そこでのハッタリ戦は楽しみかもしれない。 続きを読む…
ネタバレあり -
アウル
18弱冠八歳にてステータス魔法を開発したタクトは特級魔導士に認定され、王国では知らない人がいない程有名になるのだが自分のステータスを見て愕然とし杖職人として生きる事を決意するのだが問題が浮上し...な話。勘違い系でよくある感じなんだけれどもマルカがおバカでいいキャラしてるのが良かったな。まあ単調になってしまいそうな感じもするがそこをどう乗り越えるのかがキモって感じかな~。 続きを読む…
ネタバレあり
製品情報
-
レーベル
-
発売日2022/10/25
-
定価726円(本体660円+税)
-
ISBN9784046818294
パートナーのおすすめレビュー(宣伝)
”天才魔導士様”のMPはたったの5!? ハラハラドキドキな学園生活!!
なぜならタクトのMP(魔力)はたったの5! その事を隠して過ごしてきたのに、タクトはおじいさんからエリート魔導学園に入学するよう命じられてしまうの!
なんとかボロが出ないように、卒業まで学園生活を乗り切れればそれでよし! そう願いたいところだけど、タクトの実力を信じて疑わないまわりは、平和な学園生活なんて許してくれないんだ! 学園長なんて、実力を示してほしいからってドラゴン退治を依頼してくるんだよ! MP5だけで、どうやってドラゴンをやっつければいいの~⁉
でも、タクトには魔法の消費魔力を軽減する自作の魔法杖と、「天才魔導士」という肩書きがあるからね! 少ないMP消費量で使える幻影魔法や音魔法といったハリボテ魔法も、あのタクトが使うからこそ、すごい魔法に見えちゃうなんてことも!
運とハッタリだけでピンチをかわしていくタクトの学園生活はハラハラドキドキ。次はどうするんだろう! って、ワクワクもしながら楽しめるよ!
主人公を師匠と慕う弟子・マルカの豊かすぎる発想力!!
タクトとは違って、マルカの魔力は膨大。初級魔法のファイアーボールが上級魔法のエクスプロージョンと見まがうほどなんス。だけどタクトの秘密を知らず、天才魔導士だと思い込んでいるマルカは、事あるごとに彼を持ち上げまくり。しかも、タクトのことが大好きすぎて、彼のいないところでも「師匠はすごい」アピールが止まらないんスよ。
タクトがMPのことを黙っている理由も、戦略的に秘匿しているからだと都合よく解釈。その勘違いをクラスメートに吹聴するから、タクトの「天才」イメージがさらに膨らむ始末ッス。身内が悪気もなく、目立ちたくないはずのタクトの足を引っ張る構図がとにかく笑えるッスね!
また、天才であるはずのタクトがわざわざ学園に入学した理由を、マルカなりに考えた結果、「嫁探しに違いない!」という結論に至るところとかもッス。ホント見ていて飽きない女の子ッス。
偽りの学園生活は、この強くて可愛すぎる弟子がキーになるといっても過言ではないッスね!