あらすじ紹介
スパイ養成学校のトップ6人を集めた精鋭集団-鳳-。そのボスである《飛禽》のウィンドは、フェンド連邦で窮地に陥っていた。予期せぬ敵の襲撃、倒れゆく仲間たち。危機的状況の中、脳裏に浮かぶのは『灯』と過ごした一月の記憶だった……。
「僕を倒せ」――龍沖での任務の後、『鳳』はクラウスに歴史的惨敗を喫した。雪辱を果たすべく執念を燃やす彼らは、気付けばストーカーと化しており!? 無論、そんな状況に『灯』が黙っているわけもなく、2チーム入り交じっての大騒動に!
時にぶつかり、磨き合う、若きスパイたちの青春は確かにそこにあった。――これは、そんな彼らの蜜月の記録。
みんなからのレビュー
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なっぱaaua
56作者様があとがきに本編6巻にしても良かったかもと書かれてましたが、これを短編集に持ってきたのは「本編の勢いを削いでしまう」という事でこの選択をした作者様に感謝です。鳳にもう会えないのだと思いきや、ここでの灯との交流があのセカンドシーズン最終巻に繋がっていると思うと感慨深い。皆個性ある御仁だったなぁ。ファルマとサラの絡みが楽しい。ランとモニカは地雷踏みすぎでしょ。クノーとアネットは似た者同士なのが分かった。ビックスとグレーテは良い心理戦でした。キュール編は灯が狂ってるのがよく分かる。~続く~ 続きを読む…
ネタバレあり -
雪紫
56「頭がおかしいやつしかいねええええええええええええええええええええっ!!」うん、ごもっとも(キュールの苦労常識人ぶりに内心爆笑)。セカンドシーズンを見届けたひとすべてに贈る極上のプレゼント。あの過ぎ去りし日々をもう一度(はい、まほいくパターン!)。「おいよせ、あの時期のモニカにとってその疑問は鬼門だ!」や、アネットとクノーさんのエピソードに重く、彼の隠れた優しさが染みたりとギャグに和み、でもそれが来る。だから綺麗に、寂しく、切なく終われる一冊。最後のあの絵、そして月のなんと尊いことか。涙腺に来る。 続きを読む…
ネタバレあり -
芳樹
51【BW】本編で語られなかった『灯』と『鳳』の蜜月を描く極上の短編集第3巻。笑いも苦さもある、この2つのチームのこんなにも満ち足りた日々はもう二度と来ないのだと思うと胸が痛い。今回のエピソードでは、クノーとアネットのお話しが最も心に刺さりました。 続きを読む…
ネタバレあり -
よっち
48スパイ養成学校のトップ6人を集めた精鋭集団『鳳』。予期せぬ襲撃で仲間たちが倒れゆく中で、『飛禽』のヴィンドが忘れがたき『灯』との蜜月の記録を思い出す短編集第三弾。ファルマとサラのロリコン合コン、モニカの地雷を無自覚に踏み抜くラン、アネットとクノーが向き合った小さな命の死、グレーテとの会話に垣間見えるビックスの思いだったり、落伍者達の犯罪組織を追ったり、抜きん出て成長していたヴィンドとメンバーたちとの溝など、『灯』と対比させて描かれるからこそ浮き彫りになる彼らのありようがまた印象的な短編集になっていました。 続きを読む…
ネタバレあり -
sucre
38あぁあぁぁ〜。ハネムーン・レイカーってそういうことか。タイトル巧すぎる。こんなん涙なしじゃ読めない。本編の行間を余すことなく掬いあげる極上の短編集。もう、どのエピソードも大好き。爆笑したり、苦さを抱きしめたり、胸が熱くなったり。その一瞬一瞬がたしかな蜜月で、心を捉えて離さない。赤く刻みつけられたのは、果たして壁か。その心か。時とともに薄れゆく塗料は、決して消えない心に宿る火種へ。一つひとつ灯る炎が世界を照らしていく。燃ゆる翼、その羽ばたきをこれからも見つめていきたい。 続きを読む…
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製品情報
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レーベル
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発売日2022/10/20
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定価748円(本体680円+税)
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ISBN9784040747286
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