あらすじ紹介
バーテンダーの雫は、ある日突然店ごと異世界に飛ばされた。すぐには元の世界に戻れないと知った雫は、生活のためバーを始めることに。すると店には訳ありの住人が次々とやってきて――。力不足に悩む冒険者の少女、親友と喧嘩し荒ぶる男、田舎を捨てた獣人の娘、亡き夫の言葉を確かめにきた婦人……雫はそんな住人たちを自慢のお酒で癒していく。
みんなからのレビュー
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しぇん
19KindleUnlimitedで。店ごと異世界転移物。言葉の問題、光熱、水など全て魔法で解決は良いですが、お酒がまずい世界に転移してお酒の仕入れの手段ないまま一巻終わって数ヶ月経ってますが、常連が同じお酒よく飲んでいて何故仕入れ問題が起きない?、と、つい現実的な疑問が頭から離れませんでした。 続きを読む…
ネタバレあり -
スプリント
6どこかでみたプロット、キャラ設定感が強いですが 好みのストーリー展開だったので楽しめた。 続きを読む…
ネタバレあり -
菊地
2異世界転移の飲食(グルメ)ものの一系統。そこまで悪い訳ではないけど「異世界に店ごと転移した(すぐに行ったり来たり出来るわけではない)」「バーをやる上で必要なお酒は消耗品」という辺りのバランスが取り切れていなかった印象ですね。 続きを読む…
ネタバレあり
製品情報
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レーベル
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発売日2022/09/05
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定価1430円(本体1300円+税)
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ISBN9784040745909
パートナーのおすすめレビュー(宣伝)
お酒が持っている意味がそれぞれあって、豆知識的な楽しみ方もできるッス!
バーテンダーの腕の見せ所は、お客の好みに合わせてお酒を作る事ッスよね!それはもちろん、異世界でも同じ。身分の高い相手には貴族の愛飲していた高貴なカクテルを出し、時には「カッコイイ名前の酒」なんてヘンテコな注文にも応えるんス。しかもそのカクテル名が、必殺技の名前として大流行するから笑っちゃうんスよね。どんな注文にも難なくクリアしていく姿には、惚れ惚れするッス!
それに、異世界人達の悩みだってオリジナルカクテルで解決しちゃうんスよ。正反対な相棒と喧嘩をして落ち込んでいる人には『苦さと甘さが混ざったお酒』の力で仲直り。冒険者として失敗ばかりの少女には『薬にも使えるお酒』を提供して、別の仕事があるって事に気付かせるんスよ。それぞれの悩みを静かに吐き出させる雫は、世界を問わず理想のバーテンダーッスね!
次はどんなお客に、なんの酒を作るんスかね~。異世界バーテンダーの活躍から、目が離せないッスよ!
獣人から愛されるバーテンダーになっていく優してほっとできる物語です
そんな雫さんのお店に、スタッフ希望としてやってきた女の子・アーリアさん。彼女は「人を救いたい」という強い想いを持っていました。冒険者として伸び悩んでいた彼女でしたが、お酒で人を笑顔にする雫さんに心を動かされたそうですよ。
それからさっそく、バーテンダーの研修開始です! お酒の種類やカクテルの作り方を教えてもらったり、音を立てないようにカクテルをまぜる練習をしたり。時にはフルーツブランデーを一緒に味見したりするんですよ。目の前でお酒が作られているような、楽しい気持ちになれちゃいます。初めは失敗ばかりの彼女ですが、だんだんとバーテンダーらしく成長し、自信を取り戻していく姿は、読んでいてこちらも嬉しくなりました!
一杯のお酒が生み出す物語からは、大きな事件や冒険がないからこその優しい世界観に浸れますよ。