あらすじ紹介
「ちょっと感慨に耽っていただけ……私の部屋も、随分賑やかになったな~って」
夏休み最初の日、海鳥の部屋で開催されたお好み焼きパーティー。しかしそれは、やはり奇妙奇天烈な事象の入り口に過ぎなかった。
焼きそばと白ごはんのおかげで、現状が相当ヤバいことに気づいた海鳥たちは、すぐさま対策を練り始める。それは具体的には、でたらめちゃんの動画配信と、夏祭りへの出店準備だった。
兵庫県、ご当地グルメ、里帰り、そうめんを啜るお嬢様、服をちゃんと脱がない筆記用具、海鳥と奈良のはじめての××……そして遂に現れる、『あの男』。
奇妙奇天烈青春ストーリー、いつの間にやら夏休みな、第三弾!
みんなからのレビュー
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紺色灯油
19『敵は嘘吐き、武器は本音』な物語で、言葉の暴力によってこじれた仲良しの女の子との関係を修復する手段がよりにもよって『ハグとおっぱい』なのレギュレーション違反すぎて好き。これが『でたらめ』ってことか……。今いちばんハマっている大好きなシリーズなので、作者さんには応援の気持ちしかない。 続きを読む…
ネタバレあり -
真白優樹
12夏休みとなり東月と芳乃が東月の母方の実家へ向かう中、姫路名物が加古川名物となる嘘が発生する今巻。―――歪で不器用、それは連綿と受け継がれていく血の繋がり。 嘘殺しの面白さを一旦置き、東月の家庭事情に触れると共に芳乃との絆に触れる巻であり、友達ではなく仲良しだからこその歪な絆で繋がる二人がぶつかり、普通じゃない方法で仲直りする、まさかのガルコメ要素まで入れていく巻である。関係が更に絡まる中、東月が出会ったのはあの男。果たして彼が起こそうとする祭りとはどんなものなのか。 次巻も勿論楽しみである。 続きを読む…
ネタバレあり -
碧海いお
103巻目になりますが、話の展開が全く読めないというのは相変わらずでした。表紙の通りに夏祭りですが、やっぱり複雑。奇妙過ぎて感想が書きにくい。 続きを読む…
ネタバレあり -
半熟タマゴ
10行き過ぎたご当地グルメ愛が世界を狂わせる。今回の〈嘘憑き〉もぶっとんでた…。独特な世界観を貫きつつも、今巻では海鳥と奈良の関係にしっかりスポットを当てているところがかなり良かったですね。海鳥の生い立ちや家族のことが明かされる重要な回でもあったので、今後の展開がますます楽しみになりました。 続きを読む…
ネタバレあり -
凜音
10読了 今巻は『嘘』についての事件は大きいものでは無く海鳥と奈良の2人の関係を巡った物語でした。 祖母からの電話で姫路の実家へと奈良と共に赴いた東月。おばあちゃんの東月目線とのギャップが微笑ましく又、血だなと感じさせるような言動も見られました。そして、帰省先で奈良と東月の間に起きた歪。 解決するまでの過程やお互いと主張に読み手としてはどちらも共感出来るので辛かった。 でも、この1件を通してより仲良くなって良かったです。でたらめちゃんの嘘は嘘をつけないという嘘だったり嘘つけない(嘘)→実現する→嘘を狩る? 続きを読む…
ネタバレあり
製品情報
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レーベル
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発売日2022/09/22
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定価748円(本体680円+税)
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ISBN9784046817495