あらすじ紹介
鮮烈な氷雨の告白に再び衝撃が走る《婚約解消同盟》。最後のターゲットは、無邪気な幼馴染・北大路二愛。
二愛との婚約は幼き日の幸太自身が結んだもので、逃げずに向き合うべきだと諭すクリスと氷雨。だが、彼女たちの心中は複雑混迷を極めていた。
《婚約》から解き放たれ自由になること――それは同盟を誓った元許嫁として、逆襲を誓った元恋人として。好きな人と過ごす時間を失うこと。
《婚約》が恋を阻む“壁”であり、《婚約》こそがクリスたちを結ぶ“繋がり”と化してしまっていたのだ。この矛盾した四角関係に迫る選択の時。それでも彼女たちは前へ進む――!
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みんなからのレビュー
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佐治駿河
30今回は北大路の話が中心となっていました。まあ、北大路は3名のヒロインの中で一番ありそうな設定(背景)の人物ではあります。また、ちょっぴりヤンデレ感あるところが私的に高ポイントでした。でも最終盤に主人公がクリスに婚約を告げますが、物足りない感じが否めません。3巻完結にするために無理やり終わらせたような部分が見え隠れします。しかしながら完結しないラノベが多い中でどういった結末であれ完結させたことは高評価です。 続きを読む…
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芳樹
27【BW】幸太自身が婚約を伝えたとされる幼馴染・北大路二愛にフォーカスした今回。幼い頃の交わした幸太との約束を支えにひたすらに陶芸の道を行く二愛は、本当に幸太のことを愛しているのかが問われます。夢を実現したい子供と現実の視点に立つ親は、いつの世もすれ違うもの。夢に向かう二愛を、幸太が後押しする展開にはぐっとくるものがありました。ラブコメ面では予定調和の着地点で、しっかりタイトルを回収したエピローグの最後の一文に感無量です 続きを読む…
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まっさん
26★★★☆ 完結巻。 個人的に今巻が前2巻と比べて一番良かったです。これまではラブコメ作品として、丁度良い塩梅で恋愛要素とコメディ要素を織り交ぜていた印象でしたが、今巻ではそこに新たにシリアステイストを加える事でまた一味違う魅力を作り出していました。 ヒロインレースにもしっかりとした答えが出ましたが、個人的に誰が選ばれて誰が選ばれなかったかでの不満はないものの、主人公がそのヒロインを選んだ理由があまりにも唐突で呆気ない理由だった所には強い物足りなさを覚えましたね。また、作者があとがきでも述べていたように→ 続きを読む…
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のれん
20今回は今までとは打って変わってクリスは動かない待ちに徹している。今までの誘導やアドバイスはなりを潜め、自分を求める返答を期待している。 あの手この手の恋煩いが楽しい作品だが、この趣向により主人公の行動力は今まで以上にあったように思える。少女たちの悩みを解決し婚約をさっぱり解消した上で、本心を伝え、本命と付き合う。 最後のずれもなんてことはない。こんなにもスッキリハッキリけりをつける(しかも負けヒロインもガミガミついてくる)ラブコメも最近では珍しい。 楽しい気分で最後まで読めた。お疲れさまでした。 続きを読む…
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真白優樹
11若き陶芸作家である二愛との婚約を解消すべく動く中、クリスの想いが揺れる最終巻。―――呪いも因果も断ち切って、平等に全てを選ぶ為。 今までとは違い、受動的だった幸太が能動的に動いていく巻であり、それぞれの思いが巡る中、彼が一番の大切をちょっと締まらぬ形で選ぶ、この作品らしい面白さのある巻である。これからも騒動も混沌も続くのかもしれない。けれどそれでも。もう大切なものは選んだ。だからこそ、迷わない限りはもう大丈夫なのだろう。これからの先の彼等が賑やかに幸せになる事を願って。 うん、とても面白かった。 続きを読む…
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製品情報
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レーベル
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発売日2022/09/09
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定価748円(本体680円+税)
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ISBN9784049145816