
あらすじ紹介
共有のルールにおけるペナルティ。それは破った方が俺と別れることだった。
だけど……。
「今すぐ、桐島君と別れてよ」
「……ごめん、できない」
これ以上はいけないと分かっていても、過熱していく感情は誰にも止められなくて。
傷つくと、傷つけると分かっていても、取れない選択こそが愛で。
もう引き返せない、泥沼の三角関係の行方は――。
100%危険で、甘美で、不健全な三角関係恋物語。高校生編・完結。
みんなからのレビュー
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ばたやん@かみがた
88《淫モラル劇場、一先ずの幕》おぉ、潤一郎先生も憑依なすっておられる。ひかりが桐島を男子高校性の皮を被った非道成人男性と見抜くところも、前巻の私の指摘通り。後書きで作者述べてる通り、どことなく古い作品の人倫や世間体無視した破滅への愛への郷愁漂っていて、そこが令和の読者には新鮮かも。まぁ、そこに焦点当たってるなら、唐突に古い洋館出てきたり、学校内で白昼セックス始めてしまうのも無理はない。これは性と愛に目覚めてしまった女子高生二人を徹底して苛む劇場であるのだから。大学生編でもそんな最低感を味わえるのだろうか? 続きを読む…
ネタバレあり
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芳樹
53桐島と一線を越えた橘さんに、ルール違反で桐島と別れるよう求める早坂さん。一方、一線を越えたことで別れるなんて考えられない橘さん。混沌の極みにある三角関係に、柳先輩の提案が追い打ちをかける4巻は「高校生編」完結編。誰も幸せになれないんじゃないかと思っていたら、やっぱり予想通りの破滅的な結末へ。次回「大学生編」へと繋がるエピローグでは、「どうしてこうなった」というまさかの展開に。大学生編がこれまでを忘れたほのぼのラブコメになるのか、引き続き愛憎渦巻く昼メロ継続になるのか。続きが楽しみでなりません。 続きを読む…
ネタバレあり
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kid
47第4巻、高校生編・完結。衝撃的なエロスと早坂さんの衝撃発言で幕をとじた前巻。共有のルールにおけるペナルティ。それは破った方が桐島司郎と別れることだった。桐島くんと一線を超えた橘さん。だけど…。橘さんはそのルールを拒否、早坂さんと修羅場に…。別れない橘さんに対し早坂さんはみんなの前で恋人宣言。世界は混沌と化す。柳先輩の提案が4人を追い詰める。予想通り幸せは遠ざかり、破滅へと…。もう引き返せない、泥沼の三角関係の行方は…。まさかの展開…!衝撃のラストに震える!次巻より大学生編、幸せとは何か?とても楽しみです! 続きを読む…
ネタバレあり
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S.T.
47想像以上の破滅で高校時代が終わった。主人公、桐島司郎は見事にやりたいことを全部やり切った(白目)。色々あったにせよ今巻が高校ラストなんだから、それなりにまとめてくるだろうなんて予想を思いっきり蹴っ飛ばす結末。そもそも“高校編ラスト”でしかないなら、「それなりにまとめる」必要なんてなかった(苦笑)。チラッと語られただけの大学編でも一行で爆弾を投げ込む作者よ。しかし、結局1巻から4巻まで強固に自分を枉げず、本質的に同じ失敗をし続けたというのが凄い。まあ、狂気の選択をするのに値する美しい少女たちではあるけども。 続きを読む…
ネタバレあり
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よっち
45破った方が司郎と別れる共有のルールにおけるペナルティ。けれど変わってしまった距離感がさらなる関係の複雑化を招いてゆく第四弾。学校では司郎の彼女として認知されている橘と、破ったのだから身を引くべきと彼女たらんとして堂々と振る舞い周囲の印象を激変させてゆく早坂。そんな状況で一縷の望みを託して起死回生の策を打つ柳先輩。序盤から全開の浜波劇場は面白かったですが、決断できない司郎の見通しの甘さがさらなるカオスを招いて、誰も幸せになれない結末は壮絶でしたが、ヒロインは報われないのに司郎はどこまでもほんとクズですね…。 続きを読む…
ネタバレあり
製品情報
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レーベル
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発売日2022/09/09
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定価726円(本体660円+税)
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ISBN9784049144017