あらすじ紹介
優れた魔導師でありながら無学位のアインは、孤児の少女・シャノンを引き取る。彼女を魔導師として大成させる――それはアインが進めている研究を継続するための条件だった。しかし転属により新たな上役となった男に、無学位を理由として魔法省を解雇されてしまう。
途方に暮れ、シャノンの処遇に悩むアイン。しかし彼女と暮らし、絆を育む中で閃きをつかんだアインは、ついに魔法史を揺るがす研究を完成させる。翌日の号外が街を騒がせる中、逃がした魚の大きさにようやく気付いた魔法省は、新魔法の権利を強奪しようと暗躍するが――?
『魔王学院』著者が贈る痛快魔法学ファンタジー!!
みんなのデータ
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8読みたい
みんなからのレビュー
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ひぬ
20自らの研究を継続するため、孤児の少女・シャノンを引き取った魔導師・アイン。理不尽な解雇により、シャノンをどうするか悩むアインですが、彼女と過ごす時間である閃きが生まれ…別作品がどうしてもよぎってしまい、いまいち乗り切れず。漫画版は軽く読んだ程度ですが、歯車体系はやっぱりイメージ付きの方が分かりやすかったです。アインとギーチェの関係性は良かったです。 続きを読む…
ネタバレあり -
のれん
16漫画版と同時刊行といい、某スパイ漫画を彷彿とさせる父娘の学院面接であったりと、何かと流行りを意識している作品。 魔術体系の説明は回りくどい割にスケールが豪快で、とにかく距離感と描写のイメージが難しい。 主語述語の関係も散らかって、説明も曖昧なので正直分かりにくい。 が、私は「血の繋がらない親子の愛」というシチュエーションに弱く、シャノンという娘のあざといくらいに健気な姿にホロリとしてしまった。 この巻では、まとまりのあるストーリーはなかったがキャラを印象付けることに注力していた。ラノベの極致の一つだ。 続きを読む…
ネタバレあり -
翡翠
12アインとシャノンが家族になってほのぼのとした生活を送る…というわけには行かず、魔法省が邪魔をしたりシャノンが狙われたりと色々あるもアインが全て吹き飛ばすのかっこいい。シャノンが所々可愛いところいっぱいあってシャノンに釣られるアインも可愛い。シャノンにはまだ明かされていない秘密があったり今後どう成長していくのか楽しみ。 続きを読む…
ネタバレあり -
どんぐり@京都の何処かで
11サクサクは読めましたが、私の好みとはズレがあり、最後まで修正、調整は無理でした。お話自体はかわいらしい。 続きを読む…
ネタバレあり -
桜葵
9読了。 電撃文庫レビュアーズで頂いた作品。 (多分)初めて魔法ファンタジー読みました。 主人公アインとシャノンのやりとりが面白かった。特にシャノン、めちゃ可愛い。 また、とても爽快感のある作品でした。 続きを読む…
ネタバレあり
製品情報
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レーベル
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発売日2022/08/10
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定価704円(本体640円+税)
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ISBN9784049145359
関連サイト
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公式サイト
パートナーのおすすめレビュー(宣伝)
圧巻のバトルシーン!! 凄腕魔導師が繰り出す魔法から目が離せないよ
いち研究者でもある彼は勤め先の魔法省第一魔導工房室で、新魔法の開発をしていた。でも、どれだけ実力があっても無学位のアインに立場はない。新しく赴任した所長は、無学歴を理由にアインを解雇してしまう。学歴だけで差別される状況にモヤモヤさせられたよ…… 。
それでもアインはひねくれずに研究を続けて、ついに新しい基幹魔法『歯車大系』の開発に成功するんだ! この世界では、ひとつの大系に数百種類の魔法が存在すると言われている。だからアインは今後開発される『歯車大系』の魔法の権利をすべて独占できるんだ。これが七百年間ぶりの偉業というんだから、最高にシビれる展開だよね!
しかしアインは研究成果の権利を奪おうとする者に狙われてしまう。それをアインは自ら開発した魔法で返り討ちにするんだ。魔法で時間を停止し砲弾を受け止め、敵の古代兵器は魔法光線で焼き払う! アインが扱う魔法はどれもカッコよくて、少年心をくすぐりそうだよね。ハイスピードで行われる魔法合戦は激アツ! 圧巻のバトルシーンに目が離せないよ。
ある日突然”父親”に!? 仲良し親子の微笑ましい掛け合いが楽しいお話です
そんなふたりが暮らすことになった古城には、低級ゴーストがいっぱいです。すっかり怯えてしまったシャノンちゃん。アインさんは早速ゴースト退治の浄化魔法を教えることに。最初はやる気があったシャノンちゃんですが、うまくできないためすぐ匙を投げてしまいます。気まぐれな子供への理解に苦しむアインさん。ですが、彼女の意志をちゃんと聞こうとさっそく父親らしい振る舞いを見せるんですよ!
そしてアインさんのサポートの甲斐もあり、魔法を使えるようになったシャノンちゃんは大喜び。ゴーストも”ぱぱ”がいれば怖くないと、調子のいい娘にアインさんも思わず苦笑です。仲良し新米親子にほっこりしちゃいました。
また、まだ幼い彼女はアインさんの言葉を純粋に受け取ってしまいます。時には、彼が冷めてしまったホットケーキを「残飯」と称したことを覚えていたシャノンちゃんが、よそで出された料理に同じ発言をしてしまう場面も……。ハプニングが絶えない毎日はドキドキの連続で、彼らの微笑ましい掛け合いが楽しいお話ですよ!