くたびれ中年と星詠みの少女 「加護なし」と笑われたオッサンですが、実は最強の魔導具使いでした 1
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くたびれ中年と星詠みの少女 「加護なし」と笑われたオッサンですが、実は最強の魔導具使いでした 1

無限の「加護なし」魔力と未来予知<星詠み>。2人なら、無敵です!
二八乃端月 (著者) / しあびす (イラスト)
シリーズ:くたびれ中年と星詠みの少女(ドラゴンノベルス)

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あらすじ紹介

勇者召喚に巻き込まれた岩野誠治と坂下誌乃。使い道のない「加護なし」魔力と災いを呼ぶ「星詠み」――異端の力に目覚め、命を狙われた2人は国外への脱出を目指す。
戦いの中、「加護なし」の本当の力――最高の「魔導具使い」適性を知った誠治は、世界に迫る危機を前に、勇者として詩乃を護り抜くことを誓う。これは、異端者2人の異世界戦記!

パートナーのおすすめレビュー(宣伝)

  • 世界から弾き出されたふたりが居場所を見つけていく物語です

    つむぎ
    つむぎ
    元妻の浮気に離婚、職なしと散々な状況で異世界の集団勇者召喚に巻き込まれた誠治さん。しかし、勇者なのに精霊の加護がないと嘲笑われてしまいます。肩身が狭い彼ですが、同じく召喚された詩乃さんのことを、自分のこと以上に気にかけているんですよ。 ひどく怯えていた彼女の加護は星詠み。王国の敵と目される魔王と同じ、忌まれる加護でした。

    その星詠みの加護の一つ、《感情視》を使って彼女は殺意を察知、同時に気にかけてくれる誠治さんへ助けを求めます。壮絶な状況に、彼は彼女を救おうと一念発起するんですよ! 彼女をかばい、身を挺して襲撃者を抑え込む姿からは、他人のために自分を犠牲にするのも厭わない実直な人となりが伝わってきます。

    一方、詩乃さんは義理の家族や同級生らに疎まれる日々を過ごしていました。しかし、目の前で自分を逃そうとする彼に、かつて通り魔の犠牲となった実母を重ねます。そして、彼を守るため、自分も知らない星詠みの力を引き出し、襲撃者を撃退するんです。それまでの彼女からは想像できないほどの感情の発露に、思わず手に汗握ってしまいました! この先、どんな困難に直面してもこのふたりなら乗り越えられるでしょうね!
  • 「加護なし」だけど持ち前の魔力量と頭脳で世界の危機に立ち向かう!!

    レオン
    レオン
    誠治の能力は加護なし。でも魔力がないわけじゃなくて、無属性なだけなんだ。無属性の魔力が一番生きるのは、魔道具を使うときなんだよ!

    特に彼の魔力は規格外なんだよね。本来は扉の鍵を壊して忍び込むための「爆火石」だって、彼が魔力を注ぎ込めば、20匹以上の魔物を一網打尽にできる爆弾に! その威力は、道にクレーターが開くほどなんだ。この威力の跳ね上がりには驚きだよね。他にも質の高い魔力を、もっと高性能な機関銃に込めれば、どんな群勢だって目じゃないのさ!

    彼の強みは魔力量だけじゃない。それは人の能力を最大限に生かす頭脳なんだ。詩乃と一緒に刺客に襲われたときには、彼女の強力な星詠みの力、未来を見通す『未来視』と思考を共有する『メンタルリンク』を組み合わせて、暗殺のプロと容易に渡りあってしまう。魔物の索敵だって、星詠みの『気配察知』を応用して、レーダー状に力を使うことでより遠くの敵までわかるように助言するんだよ。この応用力、なかなかあなどれないよね。

    そんな彼の最大の見せ場が、魔物の大侵攻。多くの魔物を銃で討ち落とし、防衛の切り札とまで言われる彼の活躍っぷりは、それまでの苦労もあって爽快だよ!

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みんなからのレビュー

  • 碧海いお

    ドラゴンノベルス第3回新世代ファンタジー小説コンテスト<特別賞>受賞作。 妻と離婚し、職を失った岩野誠治が異世界で勇者として召喚。そこで星詠みの少女。坂下誌乃と出会う。能力なしと笑われた誠治が異世界でパーティを組んで活躍する。 あとがきを読んだ限り、1巻で完結みたいですね。 主人公が中年で仲間になるのがおそらくは未成年者ばかり。主人公と共感できるような立場でもないので、読んだ後に不思議な感覚でした。モテるだとかそういった恋愛の描写がない。 続きを読む…

    ネタバレあり
  • 菊地

    異世界転移して有益な能力が低い(無い)と見なされた人達が追放される(逃げ出す)タイプの作品の一系統。 特別新味は無いけど、歳の差二人が支え合いながら、女の子に慕われて恋が芽生えてくる展開は「オッサンが少女に恋愛感情を抱かれる」という展開に拒否感が無ければ、まあ、悪くない。 続きを読む…

    ネタバレあり
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