あらすじ紹介
戦えない少年と落ちこぼれの少女、いずれ世界に羽ばたく最強タッグの伝説が幕を開ける!
第14回GA文庫大賞《銀賞》受賞の爽快学園ファンタジー!
「私、この子を守りたいの」
飛竜騎士学校に通う竜好きの少年フェリドが出会ったのは、小さな天竜と契約している少女ウィンディ。
落ちこぼれの烙印を押され、処分寸前の相棒を守りたいと願う彼女に、フェリドは自分が最強の騎士に育て上げることを約束する。 実はフェリドは戦えない最弱の竜――地竜と契約しながらも、飛竜騎士の切り札《竜撃魔法》を扱う究極の魔法技術を持っていた!
特訓を通じて騎士として成長しながらも、距離を近付けていく二人。
「あなたがいれば、私は負けない!」
戦えない地竜と落ちこぼれの天竜。
やがて世界に羽ばたく最強タッグの伝説が今、始動する!
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みんなからのレビュー
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よっち
28飛竜騎士学校に通う少年フェリドが出会った、小さな天竜と契約する少女ウィンディ。落ちこぼれの烙印を押されて処分寸前の相棒を守りたいと願う彼女に、最強の騎士に育て上げることを約束するファンタジー。かつて自分を救ってくれた竜騎士に憧れて目標としながら、戦えない最弱の地竜と契約しているフェリド。ウィンディを教えながら、学園最強のカレンと因縁の相手・ドラン姉弟との模擬戦、さらには危機的状況に直面する展開で、フェリドとウィンディの距離感も微笑ましくて、苦しい戦いでも諦めない熱い展開にはぐっと来るものがありました。 続きを読む…
ネタバレあり -
のれん
14学園×ヒロインと師弟関係×禁忌の力というラノベあるあるてんこ盛りな作品。 ドラゴンの空中戦はシンプルながら描写しており、途中から何でもありにならないように弱さの理由と結び付けた戦法には丁寧さを感じた。 敵とその思考も分かりやすく、竜と騎士のコンビさを強調する構成も綺麗だ。 シンプルで癖がなく、竜という魔獣を現実の軍馬と同じように運用するなど世界観にも納得できる。 しかし、外れの無いように人気のテンプレを組み合わせているため、衝撃は少ない。作品自体は悪くないのに既視感あふれるせいで評価しずらい。 続きを読む…
ネタバレあり -
サキイカスルメ
11騎士になる夢を諦めかけていた平民フェリド。小さな天竜と契約し、実家から勘当間近な名門貴族の少女ウィンディ。ウィンディが強くなるために尽くすことを決めたフェリドの竜と共に戦うファンタジー。無双とタイトルにはありますが、竜の種族差もあることから絡め手も使った泥臭い戦法が多かったのもワクワクしました。あとは、なによりヒロインウィンディの可愛さ!これに尽きました。幼なめで愛情表現が真っすぐな女の子と無自覚イチャイチャに弱いのよ。お互いにかけがえのない存在となった2人の今後も、もっと読んでみたいです。 続きを読む…
ネタバレあり -
真白優樹
10相棒となる竜の優劣が竜騎士のランクを決める世界で、地竜を相棒に持つ少年が、落ちこぼれの天竜と少女に出会い始まる物語。―――共に駆けて突き進む、あの日憧れたその先へ。 比翼連理な甘々ラブコメと、空を駆けてぶつかり合う手に汗握る死闘。正に熱くて甘い爽快感のある物語であり、一本きちんとした筋が通っているからこそ面白い、まさしく太鼓判を押したい物語である。始まったばかりの二人の路。果たしていつか伝説となる二人はどんな道を進むのか。今度飛ぶ空は、どんな敵と出会いが待っているのだろうか。 次巻も勿論楽しみである。 続きを読む…
ネタバレあり -
nishiyan
9かつて騎士を目指すも最弱の地竜使いだったために半ば諦めていた少年フェリドが落ちこぼれの烙印を押された天竜使いの少女ウィンディと出会ったことから始まるファンタジー。運命に引き寄せられるが如く、特訓を通じて二人は心の距離を近づけるがフェリドが朴念仁というのはご愛敬で、その分ウィンディの健気さが強調されているのも良い。無双を謳いつつも、炎竜使いのカレン・ドラン姉弟との激闘はどこか泥臭く、フェリドたちが操る竜の特徴を生かした描写はなかなか面白い。危機を乗り越え、新たな舞台に立った二人はどうなるのか。次巻が楽しみ。 続きを読む…
ネタバレあり
製品情報
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レーベル
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発売日2022/07/15
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定価726円(本体660円+税)
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ISBN9784815616267
パートナーのおすすめレビュー(宣伝)
人と竜、人と人の絆が熱すぎる…!
不遇な扱いを受ける生徒と竜がもう一組いる。それは貴族の少女・ウィンディと相棒のピスティ。ピスティは優秀な『天竜』なんだけど、小柄すぎるせいで模擬戦では負けてばかりの落ちこぼれなんだ。遂には結果を出さなければ”廃棄”されることに…。幼い頃から一緒だった彼女たちの絆を断とうとするなんて許せないよ!
そこでフェリドは彼女たちを守ることを決意する。自分の知識と技術をウィンディに叩き込み、彼女を最強の飛竜騎士へと成長させることを約束するんだ。他人のために立ち上がれるフェリドに騎士道精神を感じたな。
最弱と落ちこぼれが最強を目指す成長譚は、やがて最強の飛竜騎士タッグの英雄譚へと至る。人と竜が織りなす成り上がりに胸が熱くなるよ!
様々な年代に愛される要素が満載の王道のファンタジー作品です
この物語の一番の魅力は、やはりフェリドさんとウィンディさんの絆です。地上戦が得意で動きが鈍重な地竜と、空中戦が得意で素早い天竜の相性は悪いとされています。しかし、フェリドさんの高い技術とウィンディさんのたゆまぬ努力によって、ふたりの連携はエリートすらも凌駕してしまうんです。
最弱だと言われていたグラドも、ピスティの援護に回ることで格上の竜を圧倒するように。ピスティを助けるために始めたウィンディさんへの指導が、結果的に自分の相棒の力を周囲に知らしめることに繋がったんです! グラドまでもが報われる展開に心が救われるようでした。
「お前の道は俺が創る。だから、お前はただ全力で飛べ」
フェリドさんのセリフが表すように、彼が地に足を付けてウィンディさんを支えることで彼女は自由に天を飛ぶことができるんです。ふたりの戦闘スタイルは、この物語における彼らの関係性を示していました。互いを信頼しあう姿はまさしく比翼連理。人と竜のバディ、人と人のタッグ。いくつもの絆で紡がれた物語は美しく、爽やかな清涼感を与えてくれますよ!