あらすじ紹介
――光溢れる世界の夢を見る。
家族。学校。友達。電車。バス。映画。本。
『私』は光の世界で成長し……最後に白い部屋の中で、闇に包まれた。
夢から覚めると、魔界と呼ばれる世界で小さな一体の悪魔になっていた。
「――帰りたい――」
『私』の心に広がるのは、夢で見た光の世界への憧れ。
そしてある日、目の前に現れた『召喚門』に飛び込む。
再び『私』が目を覚ますと、人間の赤ん坊として生まれていた。
そこは神聖王国。「帰りたい」と願った世界とは異なる人間の世界。
悪魔でありながら、赤ん坊の力しかない『私』は恐怖する。
自分が悪魔だということは隠し通さなければ――……。
さあ、愛しき人間たちよ。
その絶望を“悪魔《わたし》”に捧げよ。
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みんなからのレビュー
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こも 零細企業営業
31作者さんの名前で選んで読んでみた。最初は何者かもわからない存在だったが、自身を魔族だと認識。そして、人の世に召喚されたら、、赤ちゃんになっていた。成長すると天使様のように愛らしく、人形のように顔の整った彼女に彼女を世話するメイド達はデレデレ。彼女が歩こうとすると全員が持ち回りに抱っこするほどの溺愛ぶり。たまに会いにくる父親はこの娘を誰にも嫁がせないと心に決める。 続きを読む…
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Liuche
26【KU】読んだら期待値以上に面白かった。悪魔として蹂躙してからの人間って展開が良いね。バレない様にビクビクしてるのかなぁと予想してたら大ハズレ。人間ウケする類まれなる容姿と能力で聖女認定が面白い。聖女と言われようと中身が悪魔なのは変わらず恐ろしい流れにワクワクが止まらない。続きが楽しみだ。 続きを読む…
ネタバレあり -
しまふくろう
24なんとなく買い。絵は可愛らしい。 物語は異世界の記憶を持つ悪魔が人間界に召喚されると赤子になっていた話。ただ生まれ変わるのではなく、悪魔になってから魂が赤ん坊に入ってしまった、から更に一ひねりしているややこしさが面白い。悪魔の本質に目覚めてからの急展開も良い。 タイトルから想像したの内容とはかなり違ったが、これはこれで面白かった。 続きが楽しみ。 続きを読む…
ネタバレあり -
アウル
22夢から覚めると魔界と呼ばれる世界で「私」は小さな一体の悪魔になっていた。夢で見た世界に帰りたいと憧れた私はある日、目の前に現れた『召喚門』に飛び込む。そして再び目が覚めると人間の赤ん坊として生まれていた。赤ん坊の力しかない「私」は自分が悪魔という事を隠し通すために奔走するのだが...な話。結構コミカルな感じに描かれているんだけどもシリアスな所はとことんシリアスでメリハリが効いてて面白い。公女として崇められ始めた彼女と世界がどうなっていくのか楽しみだわ。キレ散らかしてる暗い獣もどうなるのかな~? 続きを読む…
ネタバレあり -
のれん
18人間から悪魔となり、そこからさらに人間となる。という二度の転生なのだが、1度目はあんまり意味がなく、彼女の本質が悪魔であることがかなり重要なファクターになっている。 勘違いということではなく、人を食らう甘美な味が目的で、建前として悪人だからという理由を立てている。が、たまたま最初に食ったのが悪人だったからその理由づけとも取れる。 まさにアンチヒーローだ。こういったキャラには相棒というか枷となるキャラが欲しいが、地獄に取り残されてるし、来ても変わらん気がする。もう一手起爆剤があれば化けるかもしれない一作だ。 続きを読む…
ネタバレあり
製品情報
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レーベル
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発売日2022/06/02
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定価1540円(本体1400円+税)
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ISBN9784065280584