あらすじ紹介
『蛇』の悪夢は続く。謀略の果て、CIM内の裏切者を暴き出した『灯』。だが、その代償はあまりにも大きく、チームは半壊、モニカも一人全ての罪を被り安否不明に。絶望的状況に誰もが諦めを抱いたとき、『灯』の落ちこぼれ――サラが声を上げた。
仲間たちを救う唯一の方法は、全ての元凶である宿敵『白蜘蛛』を捕えること。無謀と知りつつもリリィ・ジビアとともに奔走するサラの元に、ある情報がもたらされる。それは、壊滅したはずのスパイチーム『鳳』が蘇ったというもので……。
『自分は、仲間を誰一人として死なせないスパイになるんです』
戦う理由は見つかった。今、最弱の少女の逆襲が始まる――。
みんなからのレビュー
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雪紫
70「うっきゃああああ!やばああああ!」(読了後の内心の叫び)。セカンドシーズン完結。弱いからこそ弱さのまま磨き上げ強さにした白蜘蛛。もどかしくも息をつかせぬ展開に読者も一から十まで手の平の上だったことを知ることになる(叫ばずにはいられない「炯眼」の名を!気付かなかったのが悔しいいいいいいい!)。そして、最後の事実に慄然するーー取り戻したすべてが瓦解するかのような。祖国や仲間を愛するスパイを裏切り者にせざるをせない時点で危険だとは思ってたけどここまでだなんて・・・。サラのあの言葉、成就する日は来るのか・・・? 続きを読む…
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芳樹
64【BW】誰が裏切り者で誰が味方なのか。今回の見所は『蛇』、と副題を飾るサラの活躍ですね。とにかく虚実が入り交じる展開で、これまでで最もハラハラした回でした。特に『蛇』成立の背景や目的が明らかになった結果、『灯』はなぜ『蛇』たちと戦うのかがよく分からなくなってしまいました。この齟齬がこれからどう解消されていくのか。第5巻から始まった『鳳』に纏わるエピソードはこれで終わり。次回は新章開幕ということで、続編が大いに気になります。 続きを読む…
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なっぱaaua
63素晴らしい。直近の7・8巻がとても良い。最後までワクワクし放しだった。鳳も炯眼もいつもの様にすっかり騙されましたよ。ここまでで前半戦終了。あとがきで作者様も書いているけどファンタジア大賞受賞作を95%改稿したとのこと。それでここ迄の壮大な話になったのかと感慨深い。あれもこれも繋がってくるのが気持ち良い。サラとリリィの成長が嬉しい。ジビアの足掻き方も良い。そして最後の武器も。これ結構強力なのでは。やっぱりアネットが凄い。そしてモニカも。後半は暁闇計画が物語の軸となることで良いかな。後半戦もアニメ化も期待大。 続きを読む…
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ナギ
57CIMの裏切者を暴き出した灯。チームは半壊、モニカも行方不明に。サラが奇策を思いつく。それは鳳を蘇らせるというものだった。というお話。登場人物が多いので作者さんはこの方が書きやすかったんじゃないですかね。実質的に動けたのはリリィ、ジビア、サラだけだったわけで、今回の任務はかなりの犠牲を伴うものでした。次巻は立て直しを計りつつ無理をしないような内容になるのかな?でも短編集以外の本編は基本的にめちゃくちゃになる方向性なので……期待してます。 続きを読む…
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cinos
57一気読みです。やはり「この遊びにはいつまでつきあえばいい」のセリフはゾクゾクします。「炯眼」の正体には驚きました。「蛇」との闘いも決着を迎え、後半戦に入るとのことでさらに続きが楽しみです。 続きを読む…
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製品情報
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レーベル
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発売日2022/07/20
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定価748円(本体680円+税)
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ISBN9784040746074
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