霊能探偵・藤咲藤花は人の惨劇を嗤わない 2
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霊能探偵・藤咲藤花は人の惨劇を嗤わない 2

藤咲の本家からの逃亡生活を続ける藤花と朔。そんな二人のもとに、未来視の「永瀬」の遣いが訪れる。匿いを対価に二人に示される、愛ゆえの地獄。それは『少女たるもの』になれなかった誰かの、在りし日の恋の残滓。
綾里けいし (著) / 生川 (イラスト)
シリーズ:霊能探偵・藤咲藤花は人の惨劇を嗤わない(ガガガ文庫)

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あらすじ紹介

未来視の先に綴られた、美しき地獄ーー。

「かみさま」を失った藤咲からの逃亡生活を続ける、藤花と朔。

自らを「不良品」と称す少女を守りながら、朔は今後の行く末に頭を悩ます。




そんな二人のもとに、未来視の異能をもつ「永瀬」の遣いーー未知留が訪れる。

永瀬の擁する「ほんもの」が視た藤花と朔にまつわる幾つかの光景。




雪の降る永瀬の邸にて繰り広げられる、未来視を巡った狂気の発露。

それは『少女たるもの』になれなかった誰かの、在りし日の恋の残滓。




これは、過去に自分を求める少女と現在に自分を認める女の、

「想い」が生んだ美しき地獄の物語。

みんなのデータ

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みんなからのレビュー

  • よっち

    「かみさま」を失った藤咲からの逃亡生活を続ける、藤花と朔。そんな二人のもとに、未来視の異能をもつ「永瀬」の遣い・未知留が訪れる第二弾。自らを「不良品」と称す藤花を守りながら、今後の行く末に頭を悩ます朔。永瀬の擁する「ほんもの」が視た藤花と朔にまつわる幾つかの光景。雪の降る永瀬の邸にて繰り広げられる未来視を巡った狂気の発露があって、明らかになってゆく『少女たるもの』になりたかった想い、もうひとつのささやかな恋の残滓は切なくて、それでも揺るぎない想いの先にあったその決着からどうなるのか、続巻に期待しています。 続きを読む…

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  • しぇん

    叙述トリックはまぁそうだろうなと。先生の作品らしい暗く美しい物語でしたが、一巻から消えていくには勿体ない人達が多すぎる気がしますが、長期シリーズにはしないつもりなのかなと。逃亡生活を続けるのも無理がありそうですしね 続きを読む…

    ネタバレあり
  • のれん

    綾里ワールド全開。 今までの作品と比べても、自由に繋げている短編形式であるがゆえに作家性が一番綺麗に出せているシリーズではないだろうか。 特に今回は詩になぞらえた子殺しや愛の代用というテーマがキッチリはまっていて面白いのなんの。 殺人を厭わず、自分の全てを捧げつくした女の情念をキッパリ振る朔は強い。 同時に籐花の心理が揺れることはなかったのも、あまりに強固な愛があるからだ。 儚げな物語なのに、曲がることのない太い芯がある。 追いつめられてるのに、死であっても離れることはないだろうこの二人が強すぎる。 続きを読む…

    ネタバレあり
  • サキイカスルメ

    藤咲から逃避行の旅に出た藤花と朔。今回は未来視の異能をもつ「永瀬」に関わることになった二人、愛と地獄の2巻。桜の次は、雪。想いの通じ合った2人のラブラブと事件の落差がすごい。積極的な朔とタジタジしつつ甘える藤花の素晴らしさよ。今回出てきた未知留は、藤花と真逆の白い少女。黒と白、絶対に相容れない存在。どうしようもなく歪んでしまった少女が抱いた強い愛に、おぞましさと美しさを感じました。人間の醜悪さ、狂気的な人物たちに振り回される辛さはありますが、やはりどこまでも美しい物語なんですよね。続きも読みたいです。 続きを読む…

    ネタバレあり
  • 虚と紅羽

    地獄への一本道すぎて笑うしかない。 地獄を生きてきたモノにとって、そんな些細な出来事ですら光になり支えになり恋になる。極々平穏な生き方をしているから理解は全く出来ないのだけど、解ってしまうから質が悪い。ああして手を差し伸べてくれれば誰でも良かったのも、またね。刻むよう罪深き『救い』。あまりにも好み。 そして藤咲の『かみさま』もまた刻んだ側なのか。 不穏なラスト。ここまで覚悟決まってるなら心中エンドも見えてくるが、さて。 続きを読む…

    ネタバレあり
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製品情報

  • レーベル
  • 発売日
    2022/06/17
  • 定価
    660円(本体600円+税)
  • ISBN
    9784094530742

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