あらすじ紹介
人類と魔族の戦争に終止符を打つために、人類との講和を求めながらも殺害されてしまった〈魔王〉復活のための旅に出たクレトたちは、魔族領域を馬車で進んでいた。いくつもの戦いを経て、〈魔王〉の墓まであと少し。そこで〈勇者〉メルダに変化が訪れる。すぐに塞がるはずの傷が、塞がらなくなってしまったのだ。〈勇者〉の無敵を保証していた各種法術に綻びが出たことは、彼女が人類最強の戦士でなくなることに他ならない。その理由は、彼女が恋をして、心や体に変化が訪れてしまったから。「恋」か、それとも「強さ」か。歴戦の将との戦いの中で、クレトはある決断を下すことになる。恋もバトルも最高潮の異世界ロードファンタジー第二弾!
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みんなからのレビュー
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真白優樹
7魔王の陵墓が迫る中、隠れ里で世界の真実が判明し、メルダの身体に異常が生じる最終巻。―――恋か力、己が力は木っ端が故に一つしか選べぬのならば。 駆け足で最後まで駆け抜ける中、全ての真実を解き明かし最終決戦へと突入する巻であり、メルダの不調を救うためにクレトが非情な決断を下す、容赦のなさの中に何処か温かさがある巻である。掴んだものは全部無くしても、なくならぬものが確かにある。本格的に始まる平和は無理難題だらけ。それでも進んでいくしかない、長い時間をかけてでも。皆で進むのなら、きっと。 うん、面白かった。 続きを読む…
ネタバレあり -
八岐
5★★★☆ 勇者の心の芽生え、人としての成長はタイミング悪すぎましたよね。まさに命の掛かった渦中での勇者の力の減衰。もし時間の余裕があればクレトもじっくりとメルダの心と向き合えたのでしょうけれど。2巻でうまく話自体は纏めつつ、肝心の所はちゃんと描く余裕なかったよ、という比喩も籠もってるんだろうか。魔族と人間の価値観の違いは、人意が介在してるからこそむしろ拗れそうだなあ。長年に渡って堆積した恨みや憎しみは意識の奥底にこびりついて離れないからねえ。そこが突破口になるのか、或いは地獄の釜の蓋を開いてしまったのか 続きを読む…
ネタバレあり -
ぎゃぐれー
2久しぶりの続刊。お互い思う所のある面々が旅をともにするうちに少しずつ相互理解が深まっていくのを丁寧に描写――かと思ったら、後半あれよあれよと物語が進んでなんと完結。どうも打ち切り感が否めない。勇者もあんまり描写できてなくて残念だなぁ。 続きを読む…
ネタバレあり
製品情報
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レーベル
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発売日2022/07/01
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定価880円(本体800円+税)
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ISBN9784065266335