あらすじ紹介
大陸で最も古い歴史を持ち、“闇を知らない都”と讃えられるアステ・カイデ。世界の中心とも言うべきこの都に、運命の人ティーエはいた。滅亡の危機に瀕した大陸を救う――自らに課せられたこの宿命をいかに成し遂げるか――この都でその方法を探ろうというのである。生活の糧を得るために占い師稼業を始めたティーエは、しかし、たちまち都の権力者の関心を引いてしまう。客の一人が“ロオヌの秘薬”を使って暗殺を企てていることをティーエは言い当てた。その客というのが、次期皇帝候補とも噂される第三侯バタナルの側近だったのである。そして、この一件をきっかけにティーエは思わぬ事件へと巻き込まれてゆく。紫緑の瞳に新たなる決意を灯して、運命の人ティーエの新たなる旅が始まる。超人気の大河ロマン、堂々第十部の登場。
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みんなからのレビュー
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エンブレムT
24情報を集めるために、世界の中心といわれる太陽の都市アステ・カイデに居を構えるティーエ達一行。目的を伏せたまま、次々と訪れてくる次期皇帝候補に係わる人々。おお~♪貴族によるティーエ争奪戦が始まるのか?今んとこ有利なのは、黒髪スレンダー美形の第六侯か?・・・この作品がBLアリだったら、第六侯美形兄弟の禁断モノとか、キリ×ジッダの身分違いモノとかのフラグ立ちまくり!私、それだけでも盛り上がれるんだけどなぁ~(笑) 続きを読む…
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文庫フリーク@灯れ松明の火
21おかっぱカリスウェン。これが6ちゃん?ぱっつん侯?キリルラナーがその弟で、と。こんどは若い巫女王なんですね。レイトリン・まだ実体登場しないけど。次の巻にちょっと期待、いや、期待するのは邪道。正しく妄想の道を歩まねば。キリとジッタのカラーイラストで・・・あ、書けない。自粛。 続きを読む…
ネタバレあり -
朱音
14アドリエが都会だと思っていたらアステ・カイデはもっと大きな街っぽい。皇位が世襲じゃないっていうのは面白い設定で、逆に皇帝の息子となると「絶対に皇帝にはならない」ということになっちゃうわけで。皇位継承者候補の世代の中でその人が一番優れていたらどうするのよ?なんて考えたり。キリくん、文章からはイラストよりももっと茶髪巻き毛のやんちゃっぽい印象なんだけどな。兄君はばっちり。あと、マンレイドさんもなんか華奢になっちゃって…(イラストの感想ばかりだ) 続きを読む…
ネタバレあり -
珂音
13第9部までのわたしのぐずぐずも何処へやら、美形な兄弟の出現で一気に気分は盛り上がりました。ま、女心なんてそんなもん・・・ww 新天地でもその特異な存在で注目を集めるティーエ御一行。 続きを読む…
ネタバレあり -
p.p.
10太陽帝国編。食べ物や、食事の作法、ランプの油、灯心に使われる葦などの細かい部分の作り込みにこだわりを感じる。アドリエと違っていい人が多い。第六候やキリはもちろんだが、第七候と彼の呪い師、第三候など、権勢と関わる人びとに、マレシアーナやバルドのような矮小さ、邪悪さが感じられない。あれよあれよと話が進んで次巻へ。 続きを読む…
ネタバレあり
製品情報
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レーベル
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発売日1995/04/25
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定価528円(本体480円+税)
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ISBN9784829126219