あらすじ紹介
嵐に閉ざされたアクアリオ島での不可解な殺人を解決した朔也たち。しかし、まだ事件は終わっていなかった。
まるで探偵たちをあざ笑うかのように続く殺人。そのうえ、嵐の孤島をぶち破り登場したシャルディナにより、翌朝六時までに事件を解決しなければ島にミサイルが着弾するという時間制限を突きつけられてしまう。
さらに捜査の過程で、島のかつての主である画家・エリゼオの謎の半生、さらには朔也自身の秘密までもが姿を現し──!
「ねえ朔也、何度死んでも生き返る、そんな人間を世界が放っておくと思う?」
クローズド・サークルでの連続殺人を巡る『画廊島の殺人』後篇、他二篇を収録。
みんなからのレビュー
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よっち
30嵐に閉ざされたアクアリオ島での不可解な殺人を解決した朔也たち。しかしそれでも事件は終わらず、ついに探偵の身にも危険が迫る第三弾。登場人物が多くて、ミステリによくある登場人物一覧が欲しくなりましたが、まるで探偵たちをあざ笑うかのように続く殺人、さらにシャルディナにより事件解決に時間制限を突きつけられる中、生き返ることを解決の糸口として真相に迫るこの物語のお約束展開には苦笑いでしたけど、朔也が突きつけられた思ってもみなかった真実があって、そして残る最初の六人もまたいろいろ動き出しそうで続巻の新展開に期待です。 続きを読む…
ネタバレあり -
りこ
12展開が以外すぎて、読んでてびっくりしっぱなしだった。なんかすごいことになってきた。もう誰が誰だかわからないです…… 続きを読む…
ネタバレあり -
マコト
8正直前巻までは雰囲気だけは本格ミステリなんだけどな、と思っていたけど今回は今までの評価を覆すほどしっかり本格ミステリでとても面白かった。 すっかりウルスナが犯人というミスリードと、怪しんでいた人物の謎が解けたときもうその人物が推理の埒外になるというてにをは先生の企み通りにまんまと引っかかった。 前後編を活かした構成や最先端の義足を使用したというトリック、犯行の動機や事件の結末、ウルスナの出自など最後まで面白かった。 続きを読む…
ネタバレあり -
リク@ぼっち党員
8めっちゃミステリーしてる。閉ざされた島で立て続けに起こった事件、その真相がついに明かされる。殺した顔を見てハイ解決、じゃなくてそこから推理に繋げていくので最後までドキドキさせられたし、ラストの展開は少し切なくなった。決して思い通りに行くわけじゃないのもミステリーらしさかな。今回の事件、最初の七人の絡みもあって、朔也の不死性もガッツリストーリーに絡んできそうだし、ここからの展開に期待。 続きを読む…
ネタバレあり -
真白優樹
8シャルディナにより時間制限が設けられた中で続く事件の謎に挑む中、朔也の能力にも迫る今巻。―――嵐に消えるは忌まわしき秘密と家族の愛。 事件が続き更なる不可能犯罪が続く中、死に戻りしながら事件の真実に迫る今巻。朔也の能力の不可解さにも焦点が当てられながらも苦い結末の待つ、どこか悲しく寂しくなる巻である。未熟ゆえに救えぬ、それでも彼を中心に世界は周り出す。そして機械が教えるのは、断也の生存。果たして犯罪者達と世界が動き出す中、次はどんな事件に立ち向かうのか。そして彼の秘密とは。 次巻も須らく期待であるべし。 続きを読む…
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製品情報
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レーベル
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発売日2022/05/25
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定価726円(本体660円+税)
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ISBN9784046814111
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