
あらすじ紹介
戦場で交わされる想い。
そして少年が手にするものは――
家族の愛を知らぬまま死に、二つの人類――シャン人とクラ人が生存競争を繰り広げる世界に転生した少年ユーリ。
クラ人の“十字軍”による隣国キルヒナ王国への侵攻を受け、彼は騎士院の生徒からなる部隊を率いて前線へと視察に赴いた。
王鷲による上空からの視察に危険は無いはずだったが、急襲してきた竜騎士と相討つ形でユーリとキャロルは墜落。
孤立無援の戦地で負傷したキャロルを背負い、ユーリは安全圏を目指すことに。
そして追手の一団をからくも撃退した夜、キャロルはユーリに想いを告げるのだった。
墜落から十日間以上かけて、どうにか拠点に使用していた村にたどり着いた二人。
そこに残されていたミャロからのメッセージを元に、ユーリは一計を案じ……?
のちに「魔王」と呼ばれる男が、長き戦いの歴史に初めてその名を刻む。
「小説家になろう」で話題の超本格戦記譚、苦難の中で想いが交わされる第5幕!
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みんなからのレビュー
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サケ太
18面白かった!前々巻から続く危機。キャロルとの新たな関係性の構築。ようやく逃れたかと思えば強敵が迫る。危機に次ぐ、危機。緊迫の展開に燃える。 続きを読む…
ネタバレあり
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アウル
14戦争見学編も今巻で終了。孤立無援となってしまったユーリとキャロルは決死の逃避行を続けるのだが...な第五巻。たった二人きりで敵地のど真ん中に取り残され敵からも追われるという絶望の中で、生き残るために行動をするユーリの姿が良かったわ。キャロルとの関係も一歩と言わず大分と進んだな。やっとのことで帰還したユーリ達だったがそこでも問題は色々あるよね。さて次巻からはどう話が展開していくのかな? 続きを読む…
ネタバレあり
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leo18
4戦争編、ユーリとキャロルの逃避行。スリル感と2人の関係性の変化で見応えのあった逃避行に比べると、戦争パートは冗長に感じる部分も。アンジェ側も気になるし、描きたかった展開というのが何なのか気になるところ。 続きを読む…
ネタバレあり
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餅屋
2シリーズ5冊目、単なる逃避行ではない▲孤立無援の戦地で負傷した王女を背負い、安全圏を目指す。のちに「魔王」と呼ばれる男が、長き戦いの歴史に初めてその名を刻む▼キャロル視点がないのが残念至極、イラストに描かれたドッラに驚きを禁じ得ない。と言うかユーリ視点は独善的過ぎて信用できないのかもしれない?撤退戦「オルト川の戦い」がWEB版より分かりやすい描写で迫力満点!戦闘シーンはアルジェ視点の方が楽しめるのは苦労人だからか。この奇妙な世界を両陣営から読めて満喫できる幸せ♪次巻は頁数アップで早期出版希望(2022年) 続きを読む…
ネタバレあり
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Maki Neji
1ユーリの観戦隊任務の帰還編である。前半は追手との息詰まる攻防戦で、後半は避難民を抱えた状態でのユーリの初陣についてであった。タイトルになっている魔王がなかなか登場せず起伏が少ないにもかかわらずここまで読み続けられたのは、筆者の緻密な設定がなせる技であろう。異世界転生物でありながら、魔法などがなく現実よりである。地球と同じ地形を持ちアメリカ大陸が発見できないなど、転生先の世界についても数多くの伏線がなされており、魔王の活躍とその謎がどのように解き明かされるか非常に興味がある。今、一番注目している小説である。 続きを読む…
ネタバレあり
製品情報
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レーベル
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発売日2022/03/25
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定価1320円(本体1200円+税)
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ISBN9784824001313