あらすじ紹介
静かなる復讐劇は、終幕を迎える――。
リベルフィリアから一夜明け、舞踏会の日。
家族を奪った者達への復讐だけを抱えて生きてきたディアは、リベルフィリアで大好きな精霊ノインと過ごした時間を思い、確かな幸せを感じていた。
ノインも優しく寄り添い、ディアのために食事やドレスを用意してくれる。
久しぶりに暖かな時間を過ごし、お腹も心も満たされるディア。
しかし、そんな時間の中でもディアの復讐の意志は揺るがず、最後の舞踏会に向かう準備を整えていく――。
そうして会場へ歩み始めるディアを迎えにきたのは、元婚約者の第一王子リカルドだった。
彼はディアが家族の死の真相を知ったことに気付いていたようで、ディアの家族を殺す命令を下したのは自分だと告白する。
静かなる復讐劇の先でディアとノイン、そして長い夜の国が迎える結末とは――?
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みんなからのレビュー
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すがはら
14いよいよ運命の舞踏会かと盛り上がりを期待して読み始めたら、そこへ至る半日の描写が非常に長かった!繰り返しディアの心情の独白があり、ノインは手料理を振る舞い続け…。復讐の方法が明かされて舞踏会へ向かってからも、今度はリカルドとのやり取りが続いて、正直なところ待ちくたびれました。この流れで狙いどおりの復讐ができるのかと疑ってしまいましたが、描写される絵柄はなかなか美しくて良かったです。リカルドの悲しい事情も分かったので毛玉との生活の始まりにはホッとしました。 続きを読む…
ネタバレあり -
おもち
112巻読みはじめてから、あ、WEBで結末読んでたなと思い出す。けどWEBではなかった部分もあるので買って良かった。 リカルドは粛清時16歳。その直前にあった件がひどすぎるし、人外がなんとかしてくれるかもと思ってとった方法は結果間違ってしまったけど、その時できること彼はしたのだと思った。 それ故心が壊れてしまった可哀想な子で泣けた。 一番ひどいのはリカルドを追い詰めた大人と過去を改ざんした昔の王族や教会。 宰相や将軍マリエッタのその後も知りたかったな。 主人公たちよりリカルドの件が一番心に残った。 続きを読む…
ネタバレあり -
starly
7リカルド、ディルヴィエ、ジルレイドと1巻では語られる事のなかった彼らからの目線での話しもあり1巻より楽しめた。それによって彼らに対する印象も変わり、これは多数の登場人物から見た視点での話しの方がよりいっそう楽しめるかなと思う。復讐後、主人公にやっと命に危機のない幸せが訪れたようで良かった。 続きを読む…
ネタバレあり -
ちはや
6妖精味の強いヒルドさんかな?な侍従ディルヴィエ。スープと聞いたらアレクシスでしょう?(笑)弾む音で、ん?ほこり?とか思ったり。黒もふでしたね。設定集でムクモゴリスの身長?が175とあり、デカっ!と声が出てしまいました。薬のムグリスディノなんて胸元に押し込めるサイズなだけに、この大きさではちょっと夜道で会ったら悲鳴あげるかも(笑)剣の魔物リーシェックが褐色肌に淡い金髪で超好みーーー!です。薬のほうの剣の魔物はオフェトリウス。彼は女性に人気のある方でしたが、リーシェックもまた推しを集めるキャラでしょうね。 続きを読む…
ネタバレあり -
蜜葉
6普通に王子を勘違いしてて読み直した。読んでもわかりにくい表現が多かったけど、綺麗で静謐で残酷で面白かった。ヒロインが復讐を完遂するのがいい。 続きを読む…
ネタバレあり
製品情報
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レーベル
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発売日2022/02/25
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定価1320円(本体1200円+税)
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ISBN9784824001160