英雄支配のダークロード
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英雄支配のダークロード

負け組英雄たちを従えるは、 愚者と蔑まれる天才。これは愚者の魔王と、負け英雄たちの異世界改革譚。
羽田遼亮 (著者) / マシマ サキ (イラストレーター)
シリーズ:「英雄支配のダークロード」シリーズ(GA文庫)

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あらすじ紹介

負け組英雄たちを従えるは
愚者と蔑まれる天才魔王


アルカナという「タロット」になぞらえた二二人の魔王と、召喚した英雄を従え覇を競い合う騒乱の世界。
「フール様は戦争がお嫌いなのです?」
「ああ、嫌いだね」
争いのない世界を夢見て100年。敗者の烙印を押された英雄たちを従え、最弱と蔑まれてきた愚者の魔王ダークロード・フール。どんなに見下されながらも、その実力を欺き続けてきた彼は、この刻が訪れるのを待っていた。
「我らがこの混沌とした世界に新たな秩序を作り出す!」
大陸中の魔王が集う宴ヴァルプルギスの夜。フールの宣戦布告により彼らの番狂わせの快進撃が始まる――。
 これは愚者と蔑まれる稀代の天才(魔王)と、負け組英雄たちの異世界改革譚。

パートナーのおすすめレビュー(宣伝)

  • カタルシス満載な軍記モノに酔いしれるッス!

    ディアナ
    ディアナ
    22名の魔王が支配する世界で、最弱と言われている”愚者”の魔王・フール。他国から100年もの間搾取され続けてきた裏で、成り上がりの戦略を練っていたフールがついに動き始める…ってのが本作ッス!

    それぞれの魔王が現実世界から召喚した英雄を従えて覇を競い合う中、フール配下の英雄は格付けBランク以下。ジャンヌダルクや源義経といった能力は高いものの歴史上の“負け組”英雄なんスよ。それに対して、周辺国が召喚したAランクの英雄はナポレオンら、歴史に名を刻んだ大物ばかりッス!

    しかし、フールは大胆にも隣接する三国に同時に宣戦布告しちゃうんスよ。無謀に見える開戦かと思いきや、倍以上の大軍を率いた格上の英雄に対し、緻密な戦略と周到な情報戦で渡り合う。計略がハマった時のどんでん返しが爽快で、軍記モノの醍醐味を味わえるッスよ! 歴史上の有名な戦いを絶妙にアレンジした戦略は、歴史好きにもたまらないッスね。

    その他、アクションや内政でも知略光るシーンが盛りだくさんで、スカッとすること間違いなしッス! 思いっきりカタルシスを味わった後は、一緒に戦略トークで盛り上がりたいッスね!
  • つらい記憶を抱える歴史上の人物たちに思わず感情移入しちゃうかも…

    綾乃
    綾乃
    “愚者”の魔王と呼ばれている主人公のフールくんは、前の王様があまりにひどい人で国の将来を諦めちゃうの。いくらなんでも、お母さんを敵の国に売るなんてひどすぎるよ……。

    だけど国を出て冒険者になったフールくんは、”大聖女”と呼ばれた女性と出会って、争いばかりの世界を変えようと決心するの。苦しい思いをしてきたからこそ、自分を犠牲にしてみんなのために頑張る姿がすっごくかっこいいんだよ!

    彼を支える英雄のみんなも現世では運に恵まれなかったりして、つらい記憶を持ってるんだ。でも成し遂げられなかったことがあるからこそ、フールくんに思いを託して自分の後悔を克服していくの。

    明智光秀さんもそんな英雄のひとり。彼は本能寺の変で織田信長を裏切ったことで有名だよね。そのことで、他の英雄に嫌味を言われたりもするの。でも、あの裏切りには光秀さんなりの主君に対する思いがあって……。それを聞いたら、じーんとしちゃった。

    思い出したくない嫌なことって、誰にでもあるよね。そんな苦しさを前向きなエネルギーに変えていくフールくんたちに入り込めるお話だよ。あなたも読んだらきっと、元気をもらえると思うな!

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みんなからのレビュー

  • まっさん

    ★☆ 最近では珍しいスッキリとしたタイトルに表紙から感じるダークファンタジー感に惹かれて購入した作品。 内容としては22の魔王がFGOみたく過去の英雄を召喚する事で覇を競い合う世界において、最弱の魔王と周囲からさげずまれながらもひっそりと力を蓄えていた愚者の魔王・ダークロード・フールが大陸統一の一歩を踏み出していくというお話でした。全体的にやや読みにくかったなという印象を受け、特に作品に登場する英雄に関する史実を基に話が進む展開は少しマニアックすぎないかなと。私個人としては名前程度なら知っているレベ→ 続きを読む…

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  • アウル

    タロットのアルカナになぞらえられた22人の魔王。召喚された英雄を従え覇を競いあっている騒乱の世界で最弱と罵られてきた愚者の魔王・ダークロードフール。そんな彼が雌伏の時を終え争いのない世界を目指すべく立ち上がっていくお話。う~ん、なんかどこかで似たようなの読んだ感じがするんだけど...と思ったら同作者かい。悪くはなかったけどもそのイメージが強すぎて純粋に楽しんで読めなかったわ...。なんか戦いのシーンが意外とあっさりしてたのが物足りなかったな。 続きを読む…

    ネタバレあり
  • nishiyan

    アルカナになぞらえた22人の魔王が召喚した英雄を従え、覇を競い合う世界。最弱と蔑まれていた愚者の魔王フールが負け組英雄を率いて王道を歩む異世界改革譚。ジャンヌダルク、明智光秀、源義経と言わずと知れた敗者が躍動するところは面白く、敵役の英雄たちがある一人を除いて好敵手となりえなかったのが少し残念。ただある英雄の登場は意外で内政パートでは、このような起用が増えると嬉しい。かつて自身の置かれた立場に絶望したフールを救った女性とうり二つの少女スピカの存在が愛らしく、癒しなのも良かった。次巻が楽しみ。 続きを読む…

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  • 真白優樹

    アルカナの名を持つ二十二人の魔王が異世界の英雄を率い覇を競う世界で、愚者の魔王が負け組英雄を率い立ち上がる物語。―――怠慢な世界に示せ、長きにわたり研いだ牙。 怠慢なる魔王達の軍勢を戦術を用い寡兵で撃破し、併呑した領地にも目をやり民を想う。 優しさと仁義に溢れた魔王が頼れる仲間達と共に覇を唱える物語であり、真っ直ぐな爽快感に満ちた、王道的な面白さを楽しめる物語である。この世界で示す可能性、それは全て彼女の為に。 無視できぬ戦力となっていく魔王は、今度はどんな敵と戦うのか。 次巻も須らく期待であるべし。 続きを読む…

    ネタバレあり
  • リク@ぼっち党員

    異世界に英雄を呼んで22の魔王が争う。代理戦争というわけじゃなくて、魔王も直接戦闘に加わる系。無能と蔑まれていた魔王が、あまり評価されていない英雄を率いて逆襲するというコンセプトはよかった。ただ英雄の人物像あまり知らないけど、それにしたって改変されてると感じる部分があって、その英雄である必要があったか?と思った。あとちょいちょいネタを入れてくるけど、異世界で現代オタク文化のネタを入れられると微妙に冷めるな…。他のキャラには伝わらないのでさらっと流されるし。 続きを読む…

    ネタバレあり
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製品情報

  • レーベル
  • 発売日
    2022/03/15
  • 定価
    726円(本体660円+税)
  • ISBN
    9784815612047

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